壁率比とは?計算式と基準値を解説

壁率比とは?計算式と基準値を解説

建築を知りたい

壁率比について教えてください。

建築物研究家

壁率比とは、耐力壁のバランスをチェックする方法のことです。簡易にチェックできるため使われています。

建築を知りたい

計算式を教えてください。

建築物研究家

壁量充足率=側端部分の存在壁量÷側端部分の必要壁量>1.0で計算します。ただし、長さの単位はセンチです。1.0を超えていないような部分は、壁量充足率の小さいほう÷壁量充足率の大きいほうで計算し、出た答えを壁率比として、これが0.5以上になっていればバランスがとれていると判断できるため、0.5以上に設計しなおす必要があります。

壁率比とは。

壁率比とは、耐力壁のバランスをチェックする方法です。簡易にチェックできるため、よく使われています。

4分割法において、各階の縦横両方向を1/4ごとに区切ります。両端となる四つの部分に必要な耐力壁のバランスを見ることで確認することが可能です。

2階建て以上か、延べ床面積が50平方メートル以上で、小規模の木造住宅に対して適用します。

計算式としては、壁量充足率=側端部分の存在壁量÷側端部分の必要壁量>1.0で計算しますが、長さの単位はセンチです。

1.0を超えていないような部分は、壁量充足率の小さいほう÷壁量充足率の大きいほうで計算し、出た答えを壁率比とします。この壁率比が0.5以上になっていればバランスが取れていると判断できるため、0.5以上に設計し直す必要があります。

壁率比とは何か

壁率比とは何か

壁率比とは、耐力壁のバランスをチェックする方法のことです。簡易にチェックできるため使われています。4分割法において、各界の縦横両方向を1/4ごとに区切ることで、両端となる四つの部分に必要な耐力壁のバランスを見ることによって確認することが可能です。2階建て以上か、延べ床面積が50平方メートル以上の小規模木造住宅に対して適用します。計算式としては、壁量充足率=側端部分の存在壁量÷側端部分の必要壁量>1.0で計算しますが、長さの単位はセンチです。1.0を超えていないような部分は、壁量充足率の小さいほう÷壁量充足率の大きいほうで計算し、出た答えを壁率比として、これが0.5以上になっていればバランスがとれていると判断できるため、0.5以上に設計しなおす必要があります。

壁率比の基準値

壁率比の基準値

壁率比の基準値は、0.5以上です。壁率比は、各階の両端の四分の一の部分の壁量充足率を比較した値で、壁量充足率とは、その部分に必要な耐力壁の量と、実際に存在する耐力壁の量の割合のことです。壁率比が0.5以上であれば、耐力壁のバランスがとれていると判断できます。

壁率比の基準値が0.5以上である理由は、耐力壁は地震や台風などの外力に対して建物を支える重要な役割を果たすからです。壁率比が0.5以上であれば、耐力壁がバランスよく配置されており、建物が外力に耐えることができるようになります。

壁率比は、簡易にチェックできるため、木造住宅の設計において広く使用されています。壁率比が0.5未満の場合は、壁量充足率の小さいほう÷壁量充足率の大きいほうで計算し、出た答えを壁率比として、これが0.5以上になるように設計しなおす必要があります。

壁率比が小さい場合の対策

壁率比が小さい場合の対策

壁率比が設計当初のチェックで0.5未満の場合には、設計の段階で壁量を増やすことで対策を行います。壁量は、耐力壁の面積に厚みを掛けた値であるため、耐力壁の面積を増やすか、耐力壁の厚みを増やすことで壁量は増加します。

耐力壁の面積を増やす方法は、壁の位置や間取りを変更することです。耐力壁の厚みを増やす方法は、柱や梁の断面を大きくすることや、鉄筋コンクリート造の壁を使用することです。

壁率比が小さい場合でも、耐力壁のバランスがとれていれば構造上問題はありません。ただし、壁率比が0.5未満の場合には、耐震等級3を取得することが難しくなります。

壁率比を上げる方法

壁率比を上げる方法

壁率比を上げる方法

壁率比を上げる方法はいくつかあります。壁量を大きくすることで壁率比は上昇します。壁量を大きくするには、耐力壁を厚くしたり、耐力壁の面積を大きくしたりする方法があります。南側は窓を大きく取り光を入れたいと思う人が多いですが、耐力壁の量を確保できなくなります。耐力壁には柱や梁、筋交いがあります。筋交いを多く入れることで壁率比が高くなりますので、バランスよく配置しましょう。