セパレートタイプエアコンとは?構造や特徴を解説
建築物研究家
「セパレートタイプエアコン」とはどんなエアコンのことでしょう?
建築を知りたい
「セパレートタイプエアコン」は、エアコンの種別のひとつで、1台の室外機で室内機も1台つなげるところが特徴です。
建築物研究家
「セパレートタイプエアコン」の英語での呼び方はわかりますか?
建築を知りたい
「セパレートタイプエアコン」の英語での呼び方は、スプリットタイプエアコンです。
セパレートタイプエアコンとは。
セパレートタイプエアコンとは、家庭やビルで使われるエアコンのひとつです。1つの室外機と1つの室内機がセットになっており、「スプリットタイプエアコン」とも呼ばれます。ウインドエアコンのように、室内機と室外機が一体化しているわけではありません。
家庭用機器の場合、セパレートタイプエアコンは室内機と室外機はセットで販売されることが多いことから、パッケージエアコンとも呼ばれます。
セパレートタイプエアコンは、1台の大型室外機に対して複数の室内機を接続して使うマルチパッケージエアコンやビルで使うことが多いため、ビルマルチと呼ばれることもあります。
室外機が1台になる代わりに個別で対応ができなくなるため、室内機に電子膨張弁を搭載して、個々で調節できるようにしてあります。
セパレートタイプエアコンの特徴
セパレートタイプエアコンの特徴は、主に以下の3点です。
1. 室内機と室外機が別々になっているため、設置場所の自由度が高い。
2. 室内機と室外機を別々に制御できるため、省エネ性能が高い。
3. 室外機を屋上に設置できるため、騒音を軽減できる。
セパレートタイプエアコンは、室外機が室内機の室外側に設置されているので、室外機の動作音が室内に響かないという特徴があります。また、室内機と室外機を別々に制御することができるので、省エネ性能が高いという特徴もあります。さらに、室外機を屋上に設置できるため、騒音を軽減できるという特徴もあります。
セパレートタイプエアコンとウインドエアコンの違い
セパレートタイプエアコンとウインドエアコンは、どちらもエアコンの一種ですが、その構造や設置方法が異なります。セパレートタイプエアコンは、室外機と室内機が別々になっており、室外機は屋外の壁やベランダなどに設置され、室内機は室内の壁に取り付けられます。ウインドエアコンは、室外機と室内機が一体型になっており、窓に取り付けて使用します。
セパレートタイプエアコンは、ウインドエアコンと比較して、以下のメリットがあります。
* 室外機を屋外の壁やベランダに設置するため、室内のスペースを占領しません。
* 室外機と室内機が別々になっているため、室内機を好きな場所に設置することができます。
* 室外機と室内機の間に配管を接続する必要がありますが、配管は壁の中に隠すことができるため、見た目がすっきりします。
ウインドエアコンは、セパレートタイプエアコンと比較して、以下のメリットがあります。
* ウインドエアコンは、セパレートタイプエアコンよりも安価です。
* ウインドエアコンは、セパレートタイプエアコンよりも設置が簡単です。
* ウインドエアコンは、セパレートタイプエアコンよりもコンパクトです。
セパレートタイプエアコンとウインドエアコンのどちらを選ぶかは、設置場所や予算、設置方法などによって異なります。
マルチパッケージエアコンとの違い
セパレートタイプエアコンとマルチパッケージエアコンの違いは、接続台数の違いにあります。セパレートタイプエアコンは、1台の室外機に1台の室内機を接続する方式です。一方、マルチパッケージエアコンは、1台の室外機に複数の室内機を接続する方式です。そのため、マルチパッケージエアコンは、1台の室外機で複数の部屋を冷暖房することができます。また、セパレートタイプエアコンは、室内機と室外機が分離しているため、設置場所の自由度が高くなります。一方、マルチパッケージエアコンは、室内機と室外機が一体化しているため、設置場所の自由度は低くなります。
ビルマルチと呼ばれる理由
ビルマルチと呼ばれる理由
セパレートタイプは室外機が1台のみとなり、室内機は複数台使うことができます。このため、主にビルやマンションなどの大型施設で使用されることが多く、ビルマルチと呼ばれています。
ビルマルチは、大型の室外機を使って、複数の室内機を接続するシステムです。1つの室外機で最大16台の室内機まで接続することができるため、大型の施設でも効率的に冷暖房を行うことができます。また、室内機ごとに温度や風量を個別に設定することができるため、ユーザーの快適性を高めることができます。
セパレートタイプエアコンのメリット・デメリット
セパレートタイプエアコンのメリット・デメリット
セパレートタイプエアコンは、室内機と室外機が別々に設置されているため、ウインドエアコンのように一体化しているエアコンよりも設置場所の自由度が高いというメリットがあります。室外機は室外に設置することが多いですが、室内機は室内に設置することができるので、窓がない部屋や狭い部屋にも設置することができます。また、セパレートタイプエアコンは、個別の部屋ごとに温度調節をすることができるため、部屋ごとに最適な温度を保つことができます。さらに、セパレートタイプエアコンは、ウインドエアコンよりも省エネ性能が高い傾向にあります。
一方で、セパレートタイプエアコンは、ウインドエアコンよりも設置費用が高いというデメリットがあります。セパレートタイプエアコンを設置するためには、室外機と室内機を別々に設置する必要があり、その分、設置費用がかかってしまいます。また、セパレートタイプエアコンは、ウインドエアコンよりも音が大きいというデメリットもあります。セパレートタイプエアコンは、室外機が室外に設置されているため、ウインドエアコンよりも音が大きくなってしまいます。