建築用語『和瓦』の特徴と種類

建築用語『和瓦』の特徴と種類

和瓦とは何か？

和瓦とは洋瓦に対して、日本の伝統的な屋根瓦の総称で、通常粘土を主原料とする和形粘土瓦を指します。これらは重厚感があり耐久性にも優れています。 また、産地によって製法や形状、色に特徴があり、愛知の三州瓦、兵庫の淡路瓦、島根の石州瓦などが有名です。日本瓦、和形瓦とも呼ばれています。和瓦には、熨斗瓦、素丸瓦、桟瓦、袖瓦、巴瓦、丸瓦、平瓦、万十軒瓦、万十掛瓦などがあります。もっとも代表的で一般住宅によく使われるのは釉薬瓦といぶし瓦です。

和瓦の種類

和瓦の種類は、その製法や形状、色などによってさまざまです。中でももっとも代表的で一般住宅によく使われるのが釉薬瓦といぶし瓦です。釉薬瓦は、瓦の表面に釉薬を塗って焼いたもので、光沢があり耐久性に優れています。いぶし瓦は、瓦を焼成した後に煤で燻して表面を黒くしたもので、落ち着きのある色合いが特徴です。

釉薬瓦と素丸瓦は、どちらも釉薬を塗って焼いた瓦ですが、素丸瓦は釉薬が透明なので瓦の素地の色そのままの色合いになります。桟瓦は、屋根の棟の部分に使われる瓦で、断面が三角形をしています。袖瓦は、屋根の軒先部分に使われる瓦で、断面が半円形をしています。巴瓦は、屋根の隅の部分に使われる瓦で、断面が巴の形をしています。丸瓦と平瓦は、どちらも屋根の表面に使われる瓦で、丸瓦は断面が円形、平瓦は断面が平らになっています。万十軒瓦と万十掛瓦はどちらも軒先瓦の一つですが、万十軒瓦は軒先瓦全体を葺いたもので、万十掛瓦は軒先瓦を一部だけ葺いたものです。

和瓦の特徴

和瓦の特徴は、重厚感があり耐久性にも優れていることです。また、産地によって製法や形状、色などに特徴があり、愛知の三州瓦、兵庫の淡路瓦、島根の石州瓦などが有名です。日本瓦、和形瓦とも呼ばれます。熨斗瓦、素丸瓦、桟瓦、袖瓦、巴瓦、丸瓦、平瓦、万十軒瓦、万十掛瓦などがあります。もっとも代表的で一般住宅によく使われるのは釉薬瓦といぶし瓦です。建築基準法では瓦の種類によって最低勾配が定められていますが、和瓦は4／10以上と傾斜角度がきついです。そのため、雨漏り等はしにくくなりますが、施工費用が高くなります。ただし、耐久年数は100年以上と言われるほど高く、和瓦自体のメンテナンスは不要です。

和瓦の施工費用

和瓦の施工費用は、洋瓦と比べて高くなる傾向にあります。 その理由は、和瓦は洋瓦よりも施工が難しく、熟練した職人を必要とするためです。 また、和瓦は洋瓦よりも重量があるため、屋根の構造を強化する必要がある場合もあります。

和瓦の施工費用の内訳としては、材料費、施工費、足場代、諸経費などがあります。 材料費は、瓦の種類や数量によって異なります。 施工費は、屋根の形状や大きさ、施工の難易度によって異なります。 足場代は、屋根の高さや形状によって異なります。 諸経費には、運搬費、廃材処理費、保険料などがあります。

和瓦の施工費用を安く抑えるためには、以下のようなことに注意しましょう。

シンプルな屋根の形状にする。

瓦の種類はできるだけ安いものを選ぶ。

施工業者を比較して、見積もりを安く出してくれる業者を選ぶ。

足場代を安く抑えるために、屋根の高さや形状を工夫する。

和瓦の耐久年数

和瓦の耐久年数は100年以上と言われるほど高く、和瓦自体のメンテナンスは不要です。これは、和瓦が粘土を主原料とする和形粘土瓦であり、重厚感があり耐久性に優れているためです。また、和瓦は産地によって製法や形状、色などに特徴があり、愛知の三州瓦、兵庫の淡路瓦、島根の石州瓦などが有名です。

建築基準法では瓦の種類によって最低勾配が定められており、和瓦は4／10以上と傾斜角度がきつくなっています。そのため、雨漏りなどはしにくくなりますが、施工費用が高くなります。しかし、耐久年数は100年以上と言われるほど高く、和瓦自体のメンテナンスは不要であるため、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れていると言えます。