鋼製束とは?その特徴や種類、施工方法

鋼製束とは?その特徴や種類、施工方法

建築物研究家

「鋼製束」とは、どういったところに使われる資材なの?

建築を知りたい

一階の床組みで大引を受ける床束の一種です。

建築物研究家

「鋼製束」の材質は何?

建築を知りたい

鋼製束は鋼製です。

鋼製束とは。

鋼製束とは、1階床組みで大引を受ける床束の一種で、鋼製の既製品床束のことです。床束の既製品としてはプラスチック製のものもあり、昔は90ミリ角程度の木材が使われていましたが、乾燥や収縮による床鳴りやシロアリ被害を防ぐため、高さを簡単に調整できる鋼製束やプラ束が広く使用されるようになりました。鋼製束の一種である鋼製六角束は、鋼製束を大引に釘やビスで固定し、束石やコンクリート基礎に接着剤で圧着した後、釘打ちして施工します。セラミックコーティングされているため、腐食や塩害に強く、防錆性に優れています。

鋼製束の特徴

鋼製束の特徴

鋼製束の特徴

鋼製束は、従来の木製床束に代わる、鋼製の既製品の床束です。高さ調整が容易で、床鳴りを防ぐ効果があります。また、シロアリや腐食に強く、防錆性に優れています。鋼製束にはさまざまな種類がありますが、その中でも鋼製六角束は、大引に釘やビスで固定し、束石やコンクリート基礎に接着剤で圧着して施工するタイプです。セラミックコーティングが施されており、腐食や塩害にも強く、防錆性に優れています。

鋼製束の種類

鋼製束の種類

鋼製束の種類

鋼製束には、その形状や用途によってさまざまな種類があります。代表的な鋼製束の種類をいくつかご紹介します。

鋼製束最も基本的な鋼製束です。角パイプやアングルを組み合わせて作られたもので、大引を支える役割を果たします。
鋼製束鋼製束の一種で、六角形の形状をしています。大引に釘やビスで固定し、束石やコンクリート基礎に接着剤で圧着して施工します。鋼製束よりも強度が高く、耐震性に優れています。
鋼製束鋼製束の一種で、大引に直接取り付けることができます。大引を固定する部分がアジャスター式になっているため、大引の高さを微調整することができます。
鋼製束鋼製束の一種で、コンクリート床に埋め込まれるようにして施工します。コンクリート床に穴を開けて鋼製束を差し込み、接着剤で固定します。コンクリート床の強度を高める効果があります。

鋼製束の施工方法

鋼製束の施工方法

鋼製束の施工方法は、次の手順で行われます。

1. まず、束を設置する位置に墨出しを行います。
2. 次に、束石またはコンクリート基礎に接着剤を塗布します。
3. 接着剤が乾く前に、鋼製束を束石またはコンクリート基礎に圧着します。
4. 最後に、釘打ちで鋼製束を固定します。

鋼製束は、木製の束よりも施工が簡単で、高さ調整も容易です。また、木製束よりも耐久性に優れているため、近年では多く使用されています。

鋼製束のメリット

鋼製束のメリット

鋼製束のメリット

鋼製束は、従来の木材製の束に代わるものとして、近年多く使用されるようになってきています。鋼製束には、次のようなメリットがあります。

  • 高さ調整が容易鋼製束は、既製品のため、高さ調整が容易です。これにより、床鳴りを防ぐことができます。
  • シロアリに強い鋼製束は、シロアリに強いという特徴があります。
  • 腐食に強い鋼製束は、セラミックコーティングが施されているため、腐食に強いという特徴があります。
  • 塩害に強い鋼製束は、セラミックコーティングが施されているため、塩害に強いという特徴があります。
  • 防錆性に優れている鋼製束は、セラミックコーティングが施されているため、防錆性に優れています。

鋼製束は、これらのメリットから、近年多く使用されるようになってきています。