火山性ガラス質複層板とは?特徴や使用例を解説
建築物研究家
『火山性ガラス質複層板』とは、どのような素材ですか?
建築を知りたい
火山性ガラス質複層板は、建築で使われる非木質ボードのことです。木造建築物の外壁下地によく使われています。
建築物研究家
火山性ガラス質複層板の特徴を教えてください。
建築を知りたい
耐震性があり、耐力壁を作ることによって、耐火性や耐風性も高められます。気密や防音性といったことは、副次的な効果ではあるが、構造用合板の代わりにも用いられることが増えました。
火山性ガラス質複層板とは。
火山性ガラス質複層板とは、建築物で使用される非木質ボードのことです。通称VSボードとして知られています。鉱物質繊維と火山性ガラス質の材料を組み合わせた複層板であり、耐震性・耐火性・耐風性に優れています。また、気密性や防音性も効果的です。構造用合板の代替品としても使用されていますが、価格が高く、曲げや引っ張りには構造用合板のほうが向いています。また、釘の保持力が弱いという欠点もあります。
火山性ガラス質複層板の特徴
火山性ガラス質複層板の特徴火山性ガラス質複層板は、その名の通り、火山性ガラス質材料を主原料とした複層板です。軽量で耐火性・耐風性に優れた建材です。また、気密性や防音性も高く、構造用合板の代わりにも使用されることが多くなりました。しかし、耐震性が高い反面、曲げや引っ張りに関しては構造用合板の方が優れています。そのため、曲げ荷重が働きやすい地下では、特性的にも適していません。また、釘の保持力が弱いという欠点もあります。
火山性ガラス質複層板の使用例
火山性ガラス質複層板は、木造建築物の外壁下地によく使われている。JIS規格にも定められており、一般的にVSボードと呼ばれることが多い。耐震性を持っており、耐力壁を作ることによって、耐火性や耐風性も高められる。気密や防音性といったことは、副次的な効果ではあるが、構造用合板の代わりにも用いられることが増えた。
火山性ガラス質複層板の使用例として、以下のようなものがある。
* 住宅の外壁下地
* 店舗やオフィスの外壁下地
* 学校や病院の外壁下地
* 工場や倉庫の外壁下地
* 体育館やアリーナの外壁下地
火山性ガラス質複層板は、耐震性や耐火性、耐風性などの性能が高く、幅広い用途に使用されている。
火山性ガラス質複層板のメリット・デメリット
火山性ガラス質複層板のメリットは、耐震性、耐火性、耐風性が高いことです。耐力壁を作ることによって、これらの性能を高めることができます。また、気密や防音性という副次的な効果もあります。さらに、構造用合板の代わりにも用いられることが増えてきました。
しかし、火山性ガラス質複層板のデメリットは、価格が高いことです。また、曲げや引っ張りに関しては構造用合板の方が高いため、曲げ荷重が働きやすい地下では、特性的にも適していません。さらに、釘の保持力が弱いという欠点もあります。
火山性ガラス質複層板の施工方法
火山性ガラス質複層板の施工方法
火山性ガラス質複層板の施工方法は、構造用合板とほぼ同じです。しかし、釘の保持力が弱いため、釘の本数を多くする必要があります。また、火山性ガラス質複層板は、構造用合板よりも重いので、施工の際には注意が必要です。
火山性ガラス質複層板の施工手順は以下の通りです。
1. 下地となる柱や梁に、火打ち梁を取り付けます。
2. 火打ち梁に、火山性ガラス質複層板を張っていきます。
3. 火打ち梁と火山性ガラス質複層板の間に、釘を打ちます。
4. 火打ち梁と火山性ガラス質複層板の間に、気密テープを貼ります。
5. 火打ち梁と火山性ガラス質複層板の間に、防水テープを貼ります。
以上が、火山性ガラス質複層板の施工手順です。