木口の基本知識と活用法
建築物研究家
木口とは、製材された木材を繊維と直行する方向に切り取った木材の端面のことだよ。
建築を知りたい
木口には年輪の一部が見えるって聞いたんですけど、それってどういうことですか?
建築物研究家
そうだね。木口には、木が成長するにつれて形成された年輪の一部が見えるんだ。年輪は、木が春と夏に成長する時期に形成される濃い色の部分と、秋と冬に成長する時期に形成される薄い色の部分の層状になっているんだよ。
建築を知りたい
なるほど!木口には年輪が見えるんですね。木口の端面の形状って、元口と末口で違うんですか?
木口とは。
* 木口とは、木材を繊維と直角に切った木材の端面のことです。木口には年輪の一部が見えます。
* 木口には、根元に近い方を元口、梢に近い方を末口と言います。末口は元口より細く、円形をしています。
* 丸太材の場合、木口は元口を指すことが多いです。長さ6メートル以下の丸太を使用する場合、材積の計算には末口の直径を使用します。
* 木口は乾燥して木口割れを起こしやすいため、未乾燥材には木工ボンドなどを薄めて塗っておくと乾燥を抑えることができます。
* 針葉樹の木口は固いため、木口を上向きに並べて土足用の床材として使用することもあります。
* 家具における「木口」とは、大きな面に対して垂直に接している細い面の部分を指します。
木口とは何か
木口とは、製材された木材を繊維と直行する方向に切り取った木材の端面のことです。木口には年輪の一部が表れて見えるのが特徴です。木口は、根元に近いほうを元口、梢(こずえ)に近いほうを末口といい、末口は元口と比較して細く、そして円形となっています。丸太材では、木口は元口を指すことが多いです。長さ6メートル以下の丸太を使用する際、材積の計算には、末口の直径を利用します。木口は乾燥して木口割れを起こしやすいため、未乾燥材には木工ボンドなどを薄めて塗っておくと、乾燥を抑えることができます。材質がやわらかい針葉樹でも木口は固く、木口を上向きに並べて、土足用の床材とすることもあります。また、家具における「木口」とは、大きな面に対して垂直に接している細い面の部分を指します。
木口の種類
木口の種類
木口には、製材方法によって、木口の種類がいくつかあります。製材方法の1つである、製材機で製材した木口は、「機械口」と呼ばれます。その他の製材方法では、「手口」などがあります。
木口の種類は、木をどのように切り分けるかによって異なります。木を縦に切り分けた木口は「縦木口」、横に切り分けた木口は「横木口」と呼ばれます。また、木を斜めに切り分けた木口は「斜め木口」と呼ばれます。
木口の種類は、その用途によって使い分けられます。縦木口は、強度が高く、柱や梁などの構造材に使用されます。横木口は、表面が滑らかで、家具やフローリングなどの内装材に使用されます。斜め木口は、木目の流れが美しく、化粧合板に使用されます。
木口の活用法
木口の活用法としては、大きく分けて2つあります。
1つ目は、土足用の床材として使う方法です。木口は材質がやわらかい針葉樹でも固いため、木口を上向きに並べて、土足用の床材とすることもあります。この方法は、店舗や工場など、人が多く行き交う場所におすすめです。
2つ目は、家具の細い面の部分を指す方法です。家具における「木口」とは、大きな面に対して垂直に接している細い面の部分を指します。木口は、家具の全体のデザインを左右する重要な部分です。木口のデザインを工夫することで、家具をよりおしゃれに仕上げることができます。
木口のメンテナンス
木口のメンテナンス
木口は木が呼吸する部分のひとつであり、乾燥や湿気の影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
木口のメンテナンスには、主に以下の方法があります。
1. ワックスやオイルを塗る
木口の乾燥を防ぎ、美しい光沢を保つために、ワックスやオイルを塗ることができます。ワックスやオイルは、木口に浸透し、木を保護する役割を果たします。ワックスやオイルを塗る際には、木口の汚れや埃を落としてから、薄く塗り広げます。
2. 木口テープを貼る
木口テープは、木口の乾燥を防ぎ、割れを防止する効果があります。木口テープは、木口に貼るだけで簡単につけることができます。木口テープは、ホームセンターなどで販売されています。
3. 木口を塗装する
木口を塗装することで、木口の乾燥を防ぎ、美しい色合いを保つことができます。木口を塗装する際には、木口の汚れや埃を落としてから、塗装します。木口を塗装する際には、木工用塗料を使用します。