建築用語『心々』について
建築物研究家
建築用語『心心・心々』について説明します。”心々”とは、部材の中心線から他の部材の中心線まで、あるいは距離を指します。柱と柱、鴨居と敷居のように、相対する二つの部材の中心から中心までの寸法を表しています。
建築を知りたい
「真々(しんしん)」や「心々寸法」、「心々距離」とも呼ぶのですね。
建築物研究家
そうなんです。各部材の中心(心)からの距離を示しているため、心々と呼ばれています。
建築を知りたい
基準尺の格子に柱心を合わせることを「心々制」や「真々制」と呼んだりもするんですね。似た言葉に「内々(うちうち)」、もしくは「内法」というものもあるとうかがいました。こちらは、二つの部材の内側から内側までの距離のことですか。
心心・心々とは。
「心心」とは、部材の中心線から他の部材の中心線までの距離のことです。「真々(しんしん)」、「心々寸法」、「心々距離」とも呼ばれます。各部材の中心(心)からの距離を示しているため、心々と呼ばれています。
「心々制」や「真々制」とは、基準尺の格子に柱心を合わせる方法のことです。「内々(うちうち)」もしくは「内法」とは、二つの部材の内側から内側までの距離のことです。「外々(そとそと)」もしくは「外法」とは、二つの部材の外側から外側までの距離のことです。
心々とは
心々とは、部材の中心線から他の部材の中心線まで、あるいは距離を指す。柱と柱、鴨居と敷居のように、相対する二つの部材の中心から中心までの寸法を表している。「真々(しんしん)」「心々寸法」「心々距離」とも呼ぶ。各部材の中心(心)からの距離を示しているため、心々と呼ばれている。基準尺の格子に柱心を合わせることを「心々制」や「真々制」と呼んだりもする。似た言葉に「内々(うちうち)」、もしくは「内法」というものもあるが、これは、二つの部材の内側から内側までの距離のことだ。また「外々(そとそと)」「外法」というものもあり、これは二つの部材の外側から外側までの距離のことである。
心々の種類
心々には、以下のような種類があります。
真々(しんしん)心々の中心線から中心線までの寸法のことです。最も基本的な心々です。
内々(うちうち)心々の内側から内側までの寸法のことです。真々よりも小さい寸法になります。
外々(そとそと)心々の外側から外側までの寸法のことです。真々よりも大きい寸法になります。
心々の測り方
心々とは、部材の中心線から他の部材の中心線までの寸法を指します。二つの部材が並んでいる場合、心々とは、その二つの部材の中心線同士の間隔のことです。例えば、柱と柱の間の心々とは、その二つの柱の中心線同士の間隔のことです。
心々を測る方法は、二つの部材の中心線を定めることです。中心線は、その部材の幅の半分を測って決めることができます。例えば、幅10cmの柱の場合、その中心線は、その柱の幅の半分、つまり5cmのところにあります。二つの部材の中心線を決めたら、その二つの中心線の間隔を測ります。その間隔が、その二つの部材の心々です。
心々寸法は、建築において重要な寸法です。心々寸法が正確でないと、部材が正しく組み合わされず、建物の強度が低下する可能性があります。
心々の基準
心々の基準は、心々寸法を求めるための基準となる寸法のことです。一般的には、基準尺の格子に柱心を合わせることで求められます。基準尺とは、一定の寸法を持った格子状の測定器具のことです。柱心とは、柱の中心のことです。基準尺の格子に柱心を合わせることで、心々寸法を正確に求めることができます。また、心々基準は、柱と柱の間隔、鴨居と敷居の間隔、軒先と軒先の距離など、様々な建築物の寸法を決定するために使用されます。