長押とは?
建築物研究家
「長押」という建築用語について説明できるかな?
建築を知りたい
はい、柱と柱の上部などを水平方向につないで補強する部材のことです。
建築物研究家
そうだね。当初は上級層の住宅のみで用いられていたが、中世になると庶民の住宅でも用いられるようになったんだ。
建築を知りたい
中世以降は装飾的な部材となったということですね。材質はたいてい柱と同材の物が用いられ、杉の糸柾などが良材と言われています。
長押とは。
長押とは、柱と柱の上部を水平方向につないで補強するために、柱の外側に打ち付けるものです。主に和室で使用され、最初は高級な住宅でのみ使用されていましたが、中世になると庶民の住宅でも使用されるようになりました。
中世以降は部材が薄くなり、構造的な役割はなくなりましたが、装飾的な要素として使用されるようになりました。材質は一般的に柱と同じ木材が使用され、杉の糸柾などが良質とされています。
長押にはさまざまな種類があり、和室にあるものは「内法長押(うちのりなげし)」と呼ばれます。また、取り付けられている場所によって名前が異なり、柱の最も下にあるものは「地覆長押(じふくかげし)」、蟻壁の下にある柱の頂部を抑えるために天井と柱の切れ目に付けられるものは「蟻壁長押(ありかべなげし)」と呼ばれます。
その他にも、「本長押(ほんかげし)」、「半長押(はんかげし)」、「腰長押(こしなげし)」、「地長押(じなげし)」、「天井長押(てんじょうなげし)」、「廻縁長押(かいえんかげし)」などがあります。長押は、洋服を吊るしたり、額を設置したりするために使用されることが多く、和室を美しく飾る重要なアイテムとなっています。
長押とは?
長押とは、柱同士の上部などを水平方向につないで補強するために柱の外側から打ち付けられる物のことです。 基本的に和室に用いられ、当初は上級層の住宅のみで用いられていましたが、中世になると庶民の住宅でも用いられるようになりました。中世以降は部材が薄くなり、構造的な必要はなくなり、装飾的な部材となりました。材質はたいてい柱と同材の物が用いられ、杉の糸柾などが良材と言われています。その他、杉や檜のシボ丸太や面皮付き磨き丸太が使用されています。現代では洋服をつるす、または額などを設置するために使われることが多くあります。
長押の種類
長押には、いくつかの種類があります。一般的に和室にある長押のことを「内法長押」と呼びます。取り付けられている場所によって名前が異なり、柱の最も下にある長押は「地覆長押」、蟻壁の下にある柱の頂を抑えるために天井と柱の切れ目に付けられる物は「蟻壁長押」と呼ばれます。その他にも、本長押、半長押、腰長押、地長押、天井長押、廻縁長押などがあります。
長押の取り付け位置
一般的に、内法長押と呼ばれる長押は、和室に設置され、柱同士の上部などを水平方向につないで補強する役割を持っています。長押は、柱の外側から打ち付けられ、その取り付け位置によって、地覆長押、蟻壁長押、本長押、半長押、腰長押、地長押、天井長押、廻縁長押など、さまざまな種類があります。
地覆長押は、柱の最も下の位置に取り付けられており、蟻壁長押は、蟻壁の下にある柱の頂を抑えるために、天井と柱の切れ目に取り付けられています。その他にも、本長押は、柱の中央付近に取り付けられることが多く、半長押は、本長押よりも短い長押で、柱の中央付近に取り付けられることがあります。腰長押は、腰壁の上に取り付けられ、地長押は、床に近い位置に取り付けられます。天井長押は、天井の際に取り付けられ、廻縁長押は、壁と天井の境目に取り付けられます。
長押の使い方
長押とは、和室の柱同士の上部などを水平方向につなぎ、補強する部材のことです。当初は、上級層の住宅のみで使用されていましたが、中世になると庶民の住宅でも用いられるようになりました。
中世以降は、部材が薄くなり、構造的な必要はなくなり、装飾的な部材となりました。材質は、たいてい柱と同材のものが使われ、杉の糸柾などが良材と言われています。その他、杉や檜のシボ丸太や面皮付き磨き丸太が使用されることもあります。
長押には、いくつかの種類があり、一般的に和室にある長押は「内法長押」と呼ばれます。取り付けられている場所によって名前が異なり、柱の最も下にある長押は「地覆長押」、蟻壁の下にある柱の頂を抑えるために天井と柱の切れ目に付けられる物は「蟻壁長押」と呼ばれます。その他にも、本長押、半長押、腰長押、地長押、天井長押、廻縁長押などがあります。
長押は、洋服をつるしたり、額などを設置したりするために使われることが多いです。