
冠瓦の特徴と種類
冠瓦は、棟瓦の一種で、棟の最上部に載せられ、雨仕舞いをする瓦のことです。別雁振瓦とも呼ばれます。棟瓦そのものを冠瓦と呼ぶ場合もありますが、棟瓦のうちの比較的平たい物を衾瓦、伏間瓦と呼び、丸形や山形になった背の高い物を特に冠瓦と区別して呼ぶ場合が多いです。
棟瓦の連なる部分は桟と呼ばれ、冠瓦の形状から、丸桟冠瓦、角桟冠瓦と呼び分ける。通常は丸い形状をしていますが、三角形や角形の物もあり、それらは特に三角冠瓦、箱冠瓦とそれぞれ呼びます。また、片流屋根専用の左右非対称な形状をした冠瓦なども商品化されています。