建築用語『主筋』
建築物研究家
主筋とは、鉄筋コンクリート造の建築物において、主に曲げ応力によって生じる引張力を負担する鉄筋のことです。
建築を知りたい
曲げ応力とは、梁や柱などの構造部材に曲がる力が加わるときの応力のことを指しますか?
建築物研究家
そうです。曲げ応力は、鉄筋コンクリート造の建築物では梁や柱に生じる最も重要な応力の一つです。
建築を知りたい
主筋は、曲げ応力に抵抗するために、梁や柱の上部と下部に水平に流れる太い鉄筋のことですね。
主筋とは。
・主筋とは、鉄筋コンクリート造の建物において、曲げ応力によって生じる引っ張る力を負担する鉄筋のことです。
・柱の主筋は、上から下まで通っている太い鉄筋であり、梁の主筋は、上部と下部に水平に流れている太い鉄筋です。
・主筋がバラバラにならないように、またせん断応力に耐えられるように、柱には帯筋を、梁には肋筋をそれぞれ巻き付けます。
・構造の負荷を負担するのに必要な主筋の太さや本数は、構造計算によって決まります。
・主筋に対して直角に配置される鉄筋のことを配力筋と言います。
・スラブや壁のような平面構造の場合、力の加わる方向によって主筋と配力筋の関係が入れ替わります。
・一般的に、柱や梁の主筋径は13〜25ミリメートル、スラブでは9〜13ミリメートルのものが使われます。
主筋とは何か?
主筋とは、鉄筋コンクリート造の建築物において、主に曲げ応力によって生じる引張力を負担する鉄筋のことです。 柱の主筋は上下に貫通する太い鉄筋であり、梁の主筋は上部と下部に水平に流れる太い鉄筋です。主筋がバラバラにならないように、またせん断応力に抗するために、柱には帯筋を、梁には肋筋をそれぞれ巻き付ける。構造の負荷を負担するのに必要な主筋の太さや本数は、構造計算によって決定されます。
鉄筋の種類
鉄筋の種類
鉄筋コンクリート造の建築物には、様々な種類の鉄筋が使用されています。鉄筋の種類は、その用途や形状によって分類されます。鉄筋の用途別には、主筋、配力筋、帯筋、肋筋の4種類があります。主筋は、コンクリートの引張力を負担する役割があり、柱や梁に使用されます。配力筋は、主筋に対して直交する方向に配置され、コンクリートのせん断力を負担する役割があります。帯筋は、柱の主筋がバラバラにならないように巻き付ける鉄筋です。肋筋は、梁の主筋に巻き付ける鉄筋で、梁のせん断力を負担する役割があります。鉄筋の形状別には、異形棒鋼鉄筋、丸棒鉄筋、平鋼鉄筋の3種類があります。異形棒鋼鉄筋は、表面に突起がある鉄筋で、コンクリートとの付着力が大きいため、主に主筋に使用されます。丸棒鉄筋は、表面が滑らかな鉄筋で、主に配力筋に使用されます。平鋼鉄筋は、断面が平らな鉄筋で、主に帯筋や肋筋に使用されます。
鉄筋の配置
鉄筋の配置は、鉄筋コンクリート構造物の強度と耐久性を確保するために重要な要素です。鉄筋は、主に曲げ応力によって生じる引張力を負担する主筋と、主筋に対して直交する配力筋の2種類に分類されます。
主筋は、柱や梁の主要な引張力を負担する鉄筋です。柱の主筋は上下に貫通する太い鉄筋であり、梁の主筋は上部と下部に水平に流れる太い鉄筋です。主筋がバラバラにならないように、またせん断応力に抗するために、柱には帯筋を、梁には肋筋をそれぞれ巻き付ける必要があります。
配力筋は、主筋に対して直交する鉄筋で、主筋の引張力を補強する役割を果たします。スラブや壁のような平面状の構造の場合には、力のかかる方向によって主筋と配力筋の関係が入れ替わります。一般に柱や梁の主筋径は13〜25mm、スラブでは9〜13mmの物が用いられます。
鉄筋の配置は、構造計算によって決定されます。構造計算では、鉄筋の太さや本数、鉄筋の配置位置などを検討して、構造物の強度と耐久性を確保するための最適な鉄筋配置を決定します。
鉄筋の太さ
鉄筋の太さは、構造計算によって決定されます。鉄筋の太さは、構造物の大きさや荷重によって異なります。一般的に、柱や梁の主筋径は13〜25mm、スラブでは9〜13mmのものが用いられます。
鉄筋の太さを決定する際には、以下の点を考慮する必要があります。
* 構造物の大きさ
* 荷重
* 鉄筋の種類
* 鉄筋の配置
* 鉄筋の継ぎ手
鉄筋の太さを正しく決定しないと、構造物が安全性を確保できなくなります。鉄筋の太さを決定する際には、必ず専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
鉄筋の曲げ加工
鉄筋の曲げ加工とは、鉄筋を曲げることです。鉄筋を曲げる目的は、鉄筋をコンクリートに埋め込んだときに、鉄筋がコンクリートに密着して、コンクリートと鉄筋が一体となって構造物として働くようにするためです。鉄筋の曲げ加工は、鉄筋を曲げ加工機で曲げます。鉄筋を曲げ加工機で曲げる手順は以下の通りです。
1. 鉄筋を曲げ加工機にセットします。
2. 鉄筋を曲げ加工機の曲げ角に合わせて曲げます。
3. 鉄筋を曲げ加工機から取り出します。
鉄筋の曲げ加工は、鉄筋をコンクリートに埋め込んだときに、鉄筋がコンクリートに密着して、コンクリートと鉄筋が一体となって構造物として働くようにするために行われます。鉄筋の曲げ加工は、鉄筋を曲げ加工機で曲げます。