建築用語『べた』とは?基礎や張り付け方について解説
「べた」とは、隙間なく施工すること。面全体をさす意味で使われることもある。べた張りといったときには、全面に糊を付けることや、モルタルを付けて部材を張り付けることをさす。一面に広げるということでは、基礎などでも使われる。コンクリートスラブを敷き詰め広げる直接基礎をベタ基礎と呼ぶ。地盤が弱いところであっても、面で力を受け止めるため、沈下しにくくなる。凸凹などを作らないという意味もあり、鉋などで単純に平らに仕上げていくこともべたと呼ぶことがある。建築だけではなく、一般的にも変化のない物や状態を表すときにも使われることが多い。べた凪などと言えば、波も風もなくひたすら平穏な状態が続いていることをさしている。