葺き土とは?そのメリットとデメリット

建築物研究家
「葺き土」とは、瓦を葺く際に、野地になじませるために使われている土のことです。瓦桟を用いない場合に使われます。粘土に川砂や藁すさを混ぜて使用していました。質の高い物の場合、何バンドと呼ばれる粘土に石灰などを混ぜた物が用いられることがあります。葺き土は、昭和初期まではよく使われていたが、大量の土を使うということが、重量の増加を招くことと、熟練の職人にしかできなかったことで衰退していきました。断熱効果も高く、強風にも強くすることができるが、当然それを支える構造体を作らなければならない。さらに、重心が上昇することによって、地震が起きたときに建物が揺れやすくなってしまうことから、できるだけ屋根を軽くする設計と相反してしまうんです。

建築を知りたい
葺き土は、昭和初期まではよく使われていたんですね。でも、大量の土を使うので、重量の増加を招くことと、熟練の職人にしかできなかったことで衰退していったんですね。

建築物研究家
そうです。葺き土は、断熱効果も高く、強風にも強くすることができるのですが、それを支える構造体を作らなければならないことや、重心が上昇することによって、地震が起きたときに建物が揺れやすくなってしまうことから、できるだけ屋根を軽くする設計と相反してしまうんです。そのため、現在は、あまり使われなくなりました。

建築を知りたい
なるほど。葺き土は、利点も多いのですが、デメリットもあるんですね。現在では、あまり使われなくなっている理由は、納得です。
葺き土とは。
葺き土とは、瓦をのせる下地になる地土のことです。瓦桟(瓦を固定する桟の形状をした長い板)を使わない場合に使用されます。一般的には粘土と川砂、藁すさを混ぜたものが使われていましたが、品質の高いものだと、何バンドと呼ばれる粘土に石灰などを混ぜたものを使用するケースもあります。葺き土は昭和初期まではよく使われていましたが、土が重量級で、熟練の職人でないとできない作業だったため、廃れていきました。葺き土は断熱効果が高く、強風にも強いことが特徴でしたが、地震が起きたときに建物が揺れやすくなるという欠点もあります。
葺き土とは何か?

葺き土とは、瓦を葺く際に、野地になじませるために使われている土のことです。瓦桟を用いない場合に使われ、粘土に川砂や藁すさを混ぜて使用されていました。質の高いものの場合、何バンドと呼ばれる粘土に石灰などを混ぜたものが用いられることもあります。葺き土は、昭和初期まではよく使われていましたが、大量の土を使うということが、重量の増加を招くことと、熟練の職人にしかできなかったことで衰退していきました。
葺き土のメリット

葺き土にはさまざまなメリットがあります。何よりも断熱効果が高いという点でしょう。瓦は熱を蓄熱しやすい素材ですが、葺き土を挟むことで瓦と野地の間に空間ができ、熱が逃げにくくなります。そのため、夏涼しく冬暖かい家を実現することができます。
また、葺き土は強風にも強い性質を持っています。瓦は強風によってずれてしまうことがありますが、葺き土を挟むことで瓦がずれにくくなります。そのため、台風などの強風が吹いても屋根が吹き飛ばされる心配がありません。
さらに、葺き土は遮音性にも優れています。瓦は雨音や風の音を伝えやすい素材ですが、葺き土を挟むことで音を遮ることができます。そのため、静かな環境を作り出すことができます。
葺き土のデメリット

葺き土のデメリットとしては、重量の増加、熟練の職人しかできなかったことで衰退していったことが挙げられる。大量の土を使うことで、重量が増加し、構造体の負担が大きくなる。また、葺き土は熟練の職人しかできなかったため、施工が難しく、コストも高かった。さらに、重心が上昇することによって、地震が起きたときに建物が揺れやすくなってしまう。そのため、できるだけ屋根を軽くする設計と相反してしまう。近年では、軽量で施工が容易な新しい屋根材が開発されたことから、葺き土はほとんど使用されなくなった。
葺き土の施工方法

葺き土の施工方法
葺き土の施工方法は、まず野地に土を塗り付けることから始まります。野地とは、屋根の下地のことです。土は、粘土に川砂や藁すさを混ぜたものがよく使われます。土を塗り付けたら、瓦を葺いていきます。瓦は、粘土を焼いて作られたものです。瓦を葺くときは、瓦桟を使わないのが特徴です。瓦桟とは、瓦を葺くときに使う木製の棒のことです。葺き土は、昭和初期まではよく使われていましたが、大量の土を使うということが、重量の増加を招くことと、熟練の職人にしかできなかったことで衰退していきました。
