建築用語『RC造』とは?
建築物研究家
『RC造(鉄筋コンクリート造の略称で、単にRCと呼ぶこともある。鉄筋は引張に、コンクリートは圧縮に抵抗するよう組み合わせ、両者の付着によって強度の高い構造体をつくり、壁で力を支える壁式構造と、柱とはりで力を支えるラーメン構造とがある。)』について説明できる?
建築を知りたい
RC造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせて作られた構造体で、ラーメン構造と壁式構造の2種類があることを理解しています。鉄筋は引張に、コンクリートは圧縮に抵抗するよう組み合わせられており、両者の付着によって強度の高い構造体が作られます。
建築物研究家
そうだね。ラーメン構造は、柱とはりで力を支える構造で、壁式構造は、壁で力を支える構造だ。RC造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせることで、強度の高い構造体をつくることができるので、高層ビルやマンションなどの大型の建物によく使われているんだ。
建築を知りたい
ラーメン構造と壁式構造の違いがよくわかりました。RC造は、強度の高い構造体をつくることができるので、高層ビルやマンションなどの大型の建物によく使われているのですね。ありがとうございました。
RC造とは。
RC造とは、鉄筋コンクリート造の略称で、単にRCとも呼ばれます。RC造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせることによって、鉄筋の引張に対する強さとコンクリートの圧縮に対する強さを発揮させ、強度の高い構造体をつくる工法です。RC造には、壁で力を支える壁式構造と、柱とはりで力を支えるラーメン構造があります。
RC造の定義
建築用語の「RC造」とは、鉄筋コンクリート造の略称で、単に「RC」と呼ばれることもあります。鉄筋は引張に、コンクリートは圧縮に抵抗するよう組み合わされ、両者の付着によって強度の高い構造体をつくります。RC造には、壁で力を支える壁式構造と、柱とはりで力を支えるラーメン構造があります。
壁式構造は、コンクリートの壁を建物の主要な耐力壁として利用する構造です。壁が建物の荷重を支えるため、柱や梁が少なくて済み、広い空間を確保しやすいというメリットがあります。一方、 ラーメン構造は、鉄筋コンクリートの柱と梁で建物の荷重を支える構造です。壁式構造よりも柱や梁が多くなりますが、開口部を自由に設けることができるというメリットがあります。
RC造の構造
RC造の構造
RC造の構造は、壁式構造とラーメン構造の2つがあります。壁式構造は、壁で力を支える構造で、コンクリートの壁を配置して、その壁の強度によって建物を支えます。ラーメン構造は、柱とはりで力を支える構造で、鉄筋コンクリートの柱と梁で建物を支えます。
壁式構造は、耐震性と遮音性に優れていますが、開口部を大きく取ることができないというデメリットがあります。ラーメン構造は、開口部を大きく取ることができ、自由な間取りにすることができますが、壁式構造に比べて耐震性が劣ります。
RC造は、鉄筋コンクリートが耐火性と耐久性に優れているため、火災や地震に強い構造です。また、コンクリートは熱容量が大きいので、夏涼しく冬暖かいという特徴があります。
RC造は、マンションやオフィスビル、学校や病院など、さまざまな公共施設に利用されています。
RC造のメリット
RC造(鉄筋コンクリート造の略称で、単にRCと呼ぶこともある。鉄筋は引張に、コンクリートは圧縮に抵抗するよう組み合わせ、両者の付着によって強度の高い構造体をつくり、壁で力を支える壁式構造と、柱とはりで力を支えるラーメン構造とがある。)は、鉄筋を配したコンクリートを使用し、柱と梁、壁と床などの各部材を一体化させることで、建物の強度を高めた工法です。
RC造のメリットとして挙げられるポイントは、まずその耐久性の高さです。鉄筋コンクリートは耐火性や防水性に優れており、火災や地震、台風などの災害にも強い構造体となります。また、鉄筋コンクリートは強度に優れているため、大規模な建物であっても安定した構造を保つことができます。
さらに、RC造は自由な設計が可能な点もメリットとされます。鉄筋コンクリートは、型枠を組み、そこにコンクリートを流し込むという工法で作られるため、さまざまな形状の建物を作ることができます。
RC造は、高い耐久性と強度、自由な設計が可能な点がメリットとされ、マンションやオフィスビル、商業施設などのさまざまな建築物に使用されています。
RC造のデメリット
RC造のデメリットは、鉄筋とコンクリートの両方の重量がかさむため、重量のある構造になることです。また、鉄筋とコンクリートの熱膨張率が異なるため、温度変化によってひび割れが生じやすいというデメリットもあります。さらに、鉄筋コンクリートは、火災時に高温にさらされると、鉄筋が軟化して強度が低下し、倒壊する危険性が高くなります。
RC造の施工例
RC造とは、鉄筋コンクリート造の略称で、単にRCとも呼ばれる鉄筋は引張に、コンクリートは圧縮に抵抗するよう組み合わせ、両者の付着によって強度の高い構造体をつくり、壁で力を支える壁式構造と、柱とはりで力を支えるラーメン構造とがある。
RC造の施工例としては、マンションやアパートなどの集合住宅、ビルや商業施設、工場や倉庫などの産業施設など、さまざまな用途で利用されているRC造は、鉄筋コンクリートの強度を活かして、大規模な構造物を建築することが可能であり、耐火性や耐久性にも優れている。また、RC造は、鉄筋やコンクリートを加工して組み合わせることで、さまざまな形状の構造物を建築することができるため、自由度の高い設計が可能である。