建築用語『吸音ボード』とは？用途や種類を解説

建築用語『吸音ボード』とは？用途や種類を解説

吸音ボードとは？

吸音ボードとは、ボードの表面が多孔質状になっていて、音のエネルギーを熱エネルギーに変え、音を吸収するものです。 代表例はロックウールやグラスウールです。ロックウールとは、鉄鉱石から生まれた繊維で作られた綿のような物で、ボード状に固めて、白いガラス製の布で包んだのがMGボードとして、もっぱら天井に使用されています。グラスウールはガラス繊維でできた綿のような物です。ロックウール同様に吸音材、断熱材として広く利用されています。グラスウールをボード状に固め、白いガラス繊維製の布で包んだ物はGCボードと言い、MGボードと比較すると価格が割安なのが特徴です。ただし、遮音性能はMGボードの方が上回ります。

吸音ボードの種類

吸音ボードの種類

吸音ボードには、ロックウールとグラスウールの2種類があります。ロックウールは、鉄鉱石から生まれた繊維で作られた綿のような物で、ボード状に固めて、白いガラス製の布で包んだのがMGボード(ロックウールボード)として、もっぱら天井に使用されています。グラスウールはガラス繊維でできた綿のような物で、ロックウール同様に吸音材、断熱材として広く利用されています。グラスウールをボード状に固め、白いガラス繊維製の布で包んだ物はGCボード(グラスウールボード)と言い、MGボードと比較すると価格が割安なのが特徴です。ただし、遮音性能はMGボードの方が上回ります。

吸音ボードの用途

吸音ボードの種類
吸音ボードの用途は、大きく分けて二つあります。一つは、音の反射を抑えることです。これは、音のエネルギーを熱エネルギーに変換することによって行われます。もう一つは、音の透過を抑えることです。これは、音のエネルギーがボードを透過することを防ぐことによって行われます。

吸音ボードの代表的な用途
吸音ボードは、主に、音楽ホール、映画館、会議室、学校、病院、ホテル、レストランなどの公共施設や商業施設に使用されています。また、一般住宅にも使用されています。住宅においてはそのリビングやトイレ等に用いられます。

吸音ボードの選び方

吸音ボードを選ぶ際のポイントは、設置する場所や用途、遮音性や断熱性など、さまざまな要素を考慮することです。

設置する場所によっては、耐水性や耐火性などの特性も重要になります。

また、吸音材の性能は、厚みによって異なるため、必要な吸音性能に合わせて適切な厚みの吸音ボードを選択することが大切です。

用途によっては、遮音性や断熱性も重要になります。

遮音性が高い吸音ボードは、隣の部屋や階下の騒音を軽減する効果があります。

断熱性が高い吸音ボードは、室内の温度を一定に保ち、冷暖房費を節約する効果があります。

吸音ボードの価格は、素材や厚み、性能によって異なります。

安価な吸音ボードは、ロックウールやグラスウールで作られたものが多いです。

高価な吸音ボードは、特殊な素材で作られたもので、遮音性や断熱性に優れたものが多いです。

吸音ボードの施工方法

吸音ボードの施工方法は、吸音ボードの種類によって異なる。ロックウールやグラスウール製の吸音ボードは、ボードの表面に接着剤を塗布し、壁や天井に直接貼り付けて施工する。また、MGボードやGCボードは、ボードの表面にビニールクロスを貼り付けてから、壁や天井に施工する。吸音ボードの施工は、ボードの種類に適した方法で行うことが重要である。

吸音ボードの施工を行う際には、以下の点に注意する必要がある。

最初に、施工する壁や天井の表面を平らにしておくこと。壁や天井の表面が凹凸していると、吸音ボードがしっかりと接着せず、剥がれ落ちてしまう可能性がある。

次に、吸音ボードの接着剤を均等に塗布すること。 接着剤が薄すぎると、吸音ボードが剥がれ落ちてしまう可能性がある。また、接着剤が多すぎると、吸音ボードの表面が汚れてしまう可能性がある。

最後に、吸音ボードをしっかりと貼り付けること。吸音ボードを貼り付けた後は、吸音ボードの表面を手で押さえて、しっかりと貼り付いていることを確認する。

これらに注意して施工をすれば、吸音ボードをしっかりと施工することができる。