丸鋼について – 建築用語を知る

丸鋼について – 建築用語を知る

建築物研究家

丸鋼とは、棒鋼の種類のひとつです。断面形状が円形で、直径6〜200mmのうち、9〜22mmの物が多用されています。いわゆる鉄筋を指します。

建築を知りたい

鉄筋コンクリートの鉄筋などに用いられることが多いんですね。

建築物研究家

そうです。また、他の用途へ転用されることもあります。

建築を知りたい

丸鋼に対応して、鉄筋のコンクリートに対する付着強度を高めるため、表面にリブや節と呼ばれる節状の突起を付けた異形鉄筋があるんですね。

丸鋼とは。

・丸鋼とは、棒鋼の一種で、断面形状が円形であり、直径6~200mmのうち、9~22mmのものが多く使われています。鉄筋とも言われます。

・丸鋼は主に鉄筋コンクリートの鉄筋として使用されますが、他の用途にも使われます。

・丸鋼には、コンクリートに対する付着強度を高めるため、表面にリブや節と呼ばれる突起を付けた異形鉄筋があります。最近は径19mm以上の丸鋼は異形鉄筋を使うことが多くなっています。

・丸鋼の規格は、日本工業規格JISで定められています。丸鋼はSRから始まる材料記号を持ち、異形鉄筋はSDから始まる記号を持ちます。

・丸鋼はいずれも熱間圧延によって製造されています。

丸鋼とは何か?

丸鋼とは何か?

丸鋼とは、断面形状が円形の棒鋼の一種です。 その直径は6〜200mmですが、9〜22mmの物が最もよく使用されています。一般に鉄筋と呼ばれ、ほとんどの場合、鉄筋コンクリートの鉄筋に使用されますが、他の用途に転用されることもあります。

丸鋼に対応して、鉄筋のコンクリートに対する付着強度を高めるため、表面にリブや節と呼ばれる節状の突起を付けた異形鉄筋があります。現在は径19mm以上の物は異形鉄筋を用いることが多くなっています。なお、鉄筋に関する規格は日本工業規格(JIS)で定められています。

丸鋼はSRから始まる材料記号を持ち、異形の物はSDから始まる記号を持ちます。いずれも熱間圧延によって製造されています。

丸鋼の種類

丸鋼の種類

丸鋼の種類

丸鋼は、表面の状態によって、光丸鋼ねじ丸鋼の2種類に大別されます。光丸鋼は、表面が滑らかな丸鋼で、主に機械部品や建築資材として使用されます。ねじ丸鋼は、表面にねじが切られた丸鋼で、主に土木資材や基礎工事のアンカーボルトとして使用されます。また、丸鋼は、使用用途に応じて、普通鋼合金鋼ステンレス鋼の3種類に分類されます。普通鋼は、鉄と炭素を主成分とする丸鋼で、最も一般的に使用されています。合金鋼は、鉄に他の金属元素を添加して強化した丸鋼で、機械部品や工具など、強度が必要な用途に使用されます。ステンレス鋼は、鉄にクロムやニッケルを添加して耐食性を高めた丸鋼で、建築資材や食器など、錆びにくいことが求められる用途に使用されます。

丸鋼の用途

丸鋼の用途

丸鋼とは、棒鋼の一種で、断面形状が円形をしています。直径6~200mmのうち、9~22mmのものが多用されています。いわゆる鉄筋を指しており、丸鋼のほとんどが鉄筋コンクリートの鉄筋などに用いられます。しかし、他の用途に転用されることもあります。
丸鋼に対応して、鉄筋のコンクリートに対する付着強度を高めるため、表面にリブや節と呼ばれる節状の突起を付けた異形鉄筋があります。現在では、径19mm以上のものは異形鉄筋を用いることが多くなっています。なお、鉄筋に関する規格は日本工業規格JISで定められています。丸鋼はSRからはじまる材料記号をもち、異形のものはSDからはじまる記号になっています。いずれも熱間圧延によって製造されています。

異形鉄筋とは何か?

異形鉄筋とは何か?

異形鉄筋とは、鉄筋のコンクリートに対する付着強度を高めるため、表面にリブや節と呼ばれる節状の突起を付けた鉄筋のことです。 丸鋼は、断面形状が円形で、直径6〜200mmのうち、9〜22mmのものが多用されている鉄筋です。そのほとんどが鉄筋コンクリートの鉄筋などに用いられますが、他の用途へ転用されることもあります。

異形鉄筋は、丸鋼に比べてコンクリートとの付着強度が高く、鉄筋コンクリートの強度を向上させることができます。そのため、現在では径19mm以上の鉄筋には異形鉄筋を用いることが多いです。異形鉄筋に関する規格は、日本工業規格JISで定められています。

異形鉄筋には、SD295、SD345、SD390などの種類があり、数字は鉄筋の降伏強度を表しています。鉄筋の降伏強度とは、鉄筋が塑性変形を起こすまでの強度のことです。

丸鋼の規格

丸鋼の規格

丸鋼の規格は、日本工業規格(JIS)によって定められています。丸鋼の材料記号は、SRから始まり、異形鉄筋はSDから始まります。どちらも熱間圧延によって製造されています。

SR245という記号の丸鋼は、引張強さ245N/mm2を有することを示しています。SD345という記号の異形鉄筋は、引張強さ345N/mm2を有することを示しています。

丸鋼の規格は、建築物の安全性を確保するために重要です。丸鋼が適切な規格を満たしていない場合、建築物が倒壊する可能性があります。