複層ガラスで快適生活
建築物研究家
複層ガラスとは、複数枚の板ガラスを重ね、ガラスとガラスの間に乾燥空気やアルゴンガス等が封入された、または真空状態になった中間層を持つガラスのことです。ペアガラスと呼ばれることもあります。
建築を知りたい
複層ガラスは、断熱効果と防音性能に優れているそうですね。また、結露の防止効果もあると聞いたことがあります。
建築物研究家
その通りです。開口部が大きいビルや住宅では、窓ガラスによる熱の出入りが大きくなり、こうした物件では、断熱性能の高い複層ガラスを採用することで、省エネルギーの効果が期待できます。
建築を知りたい
なるほど、複層ガラスは、省エネにも貢献できるんですね。今度、家を建てる際には、複層ガラスを採用したいと思います。
複層ガラスとは。
複層ガラスとは、2枚以上のガラス板を重ね、その間に乾燥空気やアルゴンガスなどのガスを封入してあるガラスのことです。別名「ペアガラス」とも呼ばれます。断熱効果と防音性能に優れ、結露の防止にも効果的です。開口部が大きいビルや住宅では、窓ガラスによる熱の出入りが大きくなりますが、こうした物件では、断熱性能の高い複層ガラスを採用することで、省エネルギーの効果が期待できます。
複層ガラスとは?
複層ガラスとは、複数枚の板ガラスを重ね、ガラスとガラスの間に乾燥空気やアルゴンガス等が封入された、または真空状態になった中間層を持つガラスのことです。断熱性能や防音性能に優れており、結露の防止にも効果があります。開口部が大きいビルや住宅では、窓ガラスによる熱の出入りが大きくなります。こうした物件では、断熱性能の高い複層ガラスを採用することで、省エネルギーの効果が期待できます。
複層ガラスは、一般的に2枚の板ガラスで構成されています。ガラスの厚みは、3mm~6mm程度で、中間層の厚みは、6mm~12mm程度です。中間層に封入されるガスは、乾燥空気やアルゴンガス、クリプトンガスなどが用いられます。複層ガラスの断熱性能は、中間層の厚みや封入されるガスの種類によって異なります。また、複層ガラスの防音性能は、ガラスの厚みや中間層の厚みによって異なります。
複層ガラスの構造
複層ガラスは、2枚または3枚の板ガラスを重ね、ガラスとガラスの間に乾燥空気やアルゴンガスなどの不活性ガス、または真空状態になった中間層を持つガラスのことです。 中間層の厚さは、通常3mm~12mmで、ガラスの厚さは、一般的に3mm~12mmです。複層ガラスの断熱性能は、中間層の厚さと、ガラスの厚さによって決まります。
複層ガラスは、通常2枚または3枚の板ガラスを重ねて、中間層を形成しています。中間層には、乾燥空気やアルゴンガスなどの不活性ガス、または真空状態が充填されています。中間層の厚さは、通常3mm~12mmで、ガラスの厚さは、一般的に3mm~12mmです。複層ガラスの断熱性能は、中間層の厚さと、ガラスの厚さによって決まります。
複層ガラスの断熱効果
複層ガラスは、その優れた断熱効果で知られています。複層ガラスは、2枚以上のガラス板で構成されており、ガラス板の間に乾燥空気やアルゴンガスなどの断熱材を充填することで、熱の出入りを抑制することができます。一般的な単層ガラスと比較して、複層ガラスは熱貫流率が低く、断熱性能が高いのが特徴です。そのため、複層ガラスを採用することで、建物の冷暖房費を削減することができ、省エネルギーに役立ちます。
特に、開口部が大きいビルや住宅では、複層ガラスの断熱効果は顕著です。開口部が大きいと、熱の出入りが多くなるため、単層ガラスでは断熱性能が不十分になり、冷暖房費が高くなってしまいます。しかし、複層ガラスを採用することで、開口部から熱の出入りを抑制することができ、冷暖房費を削減することができます。
また、複層ガラスは、結露の防止にも効果があります。結露は、室内の湿気がガラス面に接触して水滴となって付着する現象です。結露は、建物の外観を損なうだけでなく、カビやダニの発生にもつながるため、衛生上も問題があります。しかし、複層ガラスを採用することで、ガラス面の温度を高く保つことができ、結露の発生を抑制することができます。
複層ガラスの防音性能
複層ガラスは、ガラスとガラスの間に空気層またはガス層を設けることにより、防音性能を向上させたガラスです。音は空気中を伝わるため、ガラスとガラスの間に空気層を設けることで、音の伝わりを遮断することができます。また、ガラスの種類や厚さ、空気層の幅などによって、防音性能は異なります。
複層ガラスの防音性能は、空気層の幅が大きいほど高くなります。しかし、空気層の幅が大きすぎると、ガラスの重さが増し、施工が難しくなります。そのため、一般的には、空気層の幅は12mm~16mm程度に設定されます。
複層ガラスの防音性能は、ガラスの種類によっても異なります。防音性能の高いガラスとして、合わせガラスやラミネートガラスがあります。合わせガラスは、2枚のガラスの間に中間膜を挟んだもので、ラミネートガラスは、ガラスの間に特殊なフィルムを挟んだものです。
複層ガラスの防音性能は、ガラスの厚さによっても異なります。ガラスが厚いほど、防音性能が高くなります。しかし、ガラスの厚さが増すほど、ガラスの重量も増し、施工が難しくなります。そのため、一般的には、ガラスの厚さは6mm~10mm程度に設定されます。
複層ガラスの結露防止効果
結露防止効果
開口部が大きいビルや住宅の場合、室温と外気温の差が大きいと、窓ガラスに結露が発生しやすくなります。これは、暖かい空気中の水分が、冷たい窓ガラスに触れると冷やされて水滴に変化するためです。結露は、窓ガラスを汚したり、カビの原因になったり、室内を不快にしたりします。
複層ガラスは、ガラスとガラスの間に乾燥空気やアルゴンガス等が封入されているため、ガラスの表面温度が外気温の影響を受けにくくなります。そのため、結露が発生しにくくなります。複層ガラスは、断熱効果と防音性能に優れているだけでなく、結露防止効果にも優れています。