床板とは?その種類や特徴を徹底解説
建築物研究家
床板とは、床に張る板状の物として、下地がなくても使用できる材料のことです。
建築を知りたい
下地がなくても使用できるということですか?
建築物研究家
はい、その通りです。床板は、畳や絨毯式の下地を指し、縁甲板、フローリングブロック張り、合板床などがあります。
建築を知りたい
なるほど、分かりました。
床板とは。
床板とは、床に張る板状の材料のことです。一般的には仕上げ材で、畳の下地や絨毯の下地などの役割があります。縁甲板やフローリングブロック張り、合板床などの種類があります。ナラやブナ、ヒノキ、チーク、サクラ、マツなどの木材が床板に使用されます。フローリングには単層フローリングと複合フローリングの2種類があり、根太張用と直張用の用途があります。また、簡易的な外部階段に使用される鋼板性のチェッカープレートも床板として利用されます。椅子をひきずったりしたときに発生する軽量床衝撃音は、床板が大きく影響しており、騒音トラブルにつながりやすいので注意が必要です。特に集合住宅では、カーペットからフローリングへのリフォームを行う場合は騒音対策が必要です。
床板とは?その役割と種類
床板とは、床に張る板状の材料であり、下地がなくても使用できるのが特徴です。一般的には仕上げ材として用いられ、畳や絨毯式の下地を指します。縁甲板、フローリングブロック張り、合板床などが代表的です。床板に使用される樹種としては、ナラ、ブナ、ヒノキ、チーク、サクラ、マツなどがあります。
フローリングは、単層フローリングと複合フローリングに大別されます。単層フローリングは、一枚の板材で構成されており、複合フローリングは、複数の層で構成されています。用途としては、根太張用と直張用に区別できます。根太張用は、根太と呼ばれる木材の上に張るもので、直張用は、コンクリートや合板などの下地に直接張るものです。
また、簡易的な外部階段に使用される鋼板性のチェッカープレートなども利用されます。チェッカープレートは、滑り止め効果があり、安全性が高いのが特徴です。
床板は、椅子をひきずったりしたときに発生する軽量床衝撃音に大きく関係しており、騒音トラブルにつながりやすいです。そのため、カーペットからフローリングへのリフォームは、集合住宅などでは特に注意が必要です。
床板の素材と特徴
床板の素材と特徴
床板の素材は、ナラ、ブナ、ヒノキ、チーク、サクラ、マツなどが一般的です。それぞれの特徴は以下の通りです。
・ナラ硬く強靭で、耐久性が高い。変色しにくく、経年変化を楽しめる。
・ブナナラよりも柔らかく、加工しやすい。衝撃に強く、傷がつきにくい。
・ヒノキ抗菌・防虫効果があり、腐りにくい。香りも良く、リラックス効果がある。
・チーク硬く耐久性が高い。水に強く、腐りにくい。
・サクラ硬く強靭で、耐久性が高い。木目が美しく、高級感がある。
・マツ柔らかく、加工しやすい。価格が安い。
フローリングの種類と特徴
フローリングの種類と特徴
フローリングには、単層フローリングと複合フローリングの2種類があります。単層フローリングは、厚さ12mm程度の無垢材をそのまま使用したもの。耐久性に優れ、傷が付きにくいのが特徴です。複合フローリングは、表面に突板を貼った合板を基材に使用したもの。価格が比較的安価で、施工が簡単です。
フローリングの用途は、根太張用と直張用に区別できます。根太張用は、根太の上にフローリングを張る方法です。直張用は、コンクリートやモルタルの上に直接フローリングを張る方法です。
また、軽量床衝撃音対策として簡易的な外部階段に使用される鋼板性のチェッカープレートというものも利用されます。
床板の施工方法
床板の施工方法は、下地の種類や床板の種類によって異なります。一般的に、下地がコンクリートの場合は、根太を敷いてから床板を張る根太張り工法が採用されます。根太は、床板を支えるための木材で、通常は45mm×45mmの角材が使用されます。根太は、コンクリートに直接固定するか、束柱を立てて束柱に固定します。根太間隔は、床板の種類や厚さによって異なりますが、一般的には300mm~450mm程度です。根太を張ったら、床板を根太に釘打ちしていきます。
床板の施工方法のもう1つは、直張工法です。直張工法は、下地が木製の床の場合は、床板を直接下地に固定する方法です。直張工法の場合、根太を敷く必要がないため、施工が簡単です。また、床板と下地の間が空洞にならないため、防音効果を高めることができます。
床板の施工方法を選ぶ際には、下地の種類や床板の種類、予算などを考慮することが大切です。また、床板の施工は、専門的な知識と技術が必要なため、施工業者に依頼することがおすすめです。
床板のメンテナンス方法
床板のメンテナンス方法
床板を長持ちさせるためには、日々のメンテナンスが重要です。普段の掃除は、ほうきや掃除機で埃や汚れを取り除きましょう。水拭きは、汚れがひどい場合のみ行い、その後は乾拭きをして水気を残さないようにしましょう。また、床板に傷をつけないためにも、家具の足にはフェルトやカーペットを敷くなどして保護しましょう。床板の種類によっては、専用のワックスやコーティング剤を使用すると、汚れや傷を防ぐことができます。定期的なメンテナンスを行うことで、床板を美しく保ち、寿命を延ばすことができます。