建築用語『スクリュー釘』

建築用語『スクリュー釘』

建築物研究家

スクリュー釘とはどのような釘ですか?

建築を知りたい

胴の部分にらせん状の溝が切ってあり、抜けにくくした釘のことです。ステンレス製の物が多いです。

建築物研究家

スクリュー釘はどのような場所に使用されますか?

建築を知りたい

強い保持力が必要な振動箇所を始めとし、様々な建築部材に使用されます。釘を打ち込んで板の反りを押さえ込む場合の他、床板や梱包箱、木造建築の骨組、フレキシブルボード、スレート板などにも使用されます。

スクリュー釘とは。

スクリュー釘とは、胴の部分にらせん状の溝が切られていて、抜けにくくした釘のことです。ステンレス製のものが多く、錆びないため、スクリューが付いていないスムース釘だと抜けやすくなります。強い保持力が必要な振動箇所を始めとし、様々な建築部材に使用されます。釘を打ち込んで板の反りを押さえ込む場合の他、床板や梱包箱、木造建築の骨組、フレキシブルボード、スレート板などにも使用されます。釘には、スクリュー釘以外にも「丸釘」「ステンレス釘」「コンクリート釘」「サカメ釘」「カクシ釘」「カリ釘」「傘釘」「2×4工法用釘」「又釘」「フロアー釘」「ボード釘」「カラートタン釘」「ケーシング釘」「レール釘」「リング釘」などの種類があります。

スクリュー釘を使用するメリット

スクリュー釘を使用するメリット

スクリュー釘を使用するメリットは、抜けにくいという点です。胴の部分にらせん状の溝が切ってあり、これが板に食い込んで抜けにくくなります。そのため、強い保持力が必要な振動箇所を始めとし、様々な建築部材に使用されます。また、スクリュー釘は、サビに強いステンレス製であるため、屋外で使用しても安心です。さらに、スクリュー釘は、木造建築の骨組、フレキシブルボード、スレート板などにも使用されます。スクリュー釘は、釘の頭が小さく、目立たないため、仕上がりが美しくなります。また、スクリュー釘は、打つだけで簡単に取り付けできるため、作業性が良好です。

スクリュー釘の種類

スクリュー釘の種類

スクリュー釘の種類
スクリュー釘には、先端の形状やらせん溝の形状などが異なるさまざまな種類がある。

まず、先端の形状は、平らな「平頭」、円錐状の「円錐頭」、頭が皿状になっている「皿頭」の3種類が一般的だ。

また、らせん溝の形状は、溝が浅い「シングル溝」、溝が深い「ダブル溝」、溝が二重構造になっている「トリプル溝」などがある。

用途に応じて適切な種類のスクリュー釘を選択することが大切だ。

スクリュー釘を使用する際の注意点

スクリュー釘を使用する際の注意点

スクリュー釘を使用する際の注意点

スクリュー釘は、その高い保持力と抜けにくさから、様々な建築部材に使用されています。しかし、使用する際にはいくつか注意点があります。

  • スクリュー釘は、一般的にスムース釘よりも太いため、下穴を開けてから打ち込む必要があります。下穴を開けずに打ち込むと、木材が割れたり、釘が曲がったりする可能性があります。
  • スクリュー釘は、木材に打ち込む際に、釘の軸を中心に回転させながら打ち込む必要があります。そうすることで、スクリュー釘のらせん状の溝が木材に食い込んで、抜けにくくなります。
  • スクリュー釘は、木材以外にも、金属やプラスチックなどの素材にも使用できます。ただし、金属やプラスチックに打ち込む際には、釘の材質やサイズを適切に選択する必要があります。

これらの注意点を守って、正しくスクリュー釘を使用することで、建築部材をしっかりと固定して、建物の強度を確保することができます。