建築用語『桐』と、その特徴と用途
建築物研究家
建築用語『桐』について教えてください。
建築を知りたい
桐とは、シソ目キリ科の植物である。日本国内で採れる木材の中で最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないため、高級木材として用いられてきた。
建築物研究家
桐の組織の中にはチロース構造というミクロの小部屋が無数に広がり、これが湿度を吸収して遮り、カビの防止にも効果を発揮するとのことですね。
建築を知りたい
はい。用途は、「桐だんす」に代表されるように家具の素材として重宝されているとのことです。
桐とは。
桐とは、シソ目キリ科の植物で、日本国内で採れる木材の中では最も軽い木材です。湿気を通さず、割れや狂いが少ないため、高級木材として用いられてきました。
桐の組織には、チロース構造と呼ばれるミクロの小部屋が無数に広がっており、これが湿度を吸収して遮り、カビの防止にも効果を発揮します。
桐は家具の素材として重宝されており、「桐だんす」はその代表的な例です。かつて日本では、女の子が生まれると桐を植え、結婚するときにその桐で桐だんすをつくり、嫁入り道具にする習慣がありました。
また、桐は発火しにくいという特徴があるため、金庫の内側にも使われています。その他にも、筝、箱、おひつ、下駄などにも使用されています。桐材は多孔質で保温効果が高いため、炊いたご飯が冷めないようにおひつとして使われたり、下駄として使われたりしています。
『桐』とは何か?
『桐(「桐」とは、シソ目キリ科の植物である。)日本国内で採れる木材の中で最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないため、高級木材として用いられてきた。「桐」の組織の中にはチロース構造というミクロの小部屋が無数に広がり、これが湿度を吸収して遮り、カビの防止にも効果を発揮する。用途は、「桐だんす」に代表されるように家具の素材として重宝されている。かつて日本では、女の子が生まれると「桐」を植え、結婚するときにその「桐」で桐だんすをつくり、嫁入り道具にする習慣があった程。また、発火しにくいという特徴から、金庫の内側にも使われる。他には筝、箱や、桐材は多孔質のため保温効果が高く、炊いたご飯が冷めないようにおひつ、下駄にも使用された。
『桐』の特徴
『桐』の特徴
『桐』は、シソ目キリ科の植物で、日本国内で採れる木材の中で最も軽い木材です。湿気を通さず、割れや狂いが少ないため、高級木材として用いられてきました。『桐』の組織の中にはチロース構造というミクロの小部屋が無数に広がっており、これが湿度を吸収して遮り、カビの防止にも効果を発揮します。
用途は、「桐だんす」に代表されるように家具の素材として重宝されています。かつて日本では、女の子が生まれると『桐』を植え、結婚するときにその『桐』で桐だんすをつくり、嫁入り道具にする習慣がありました。また、『桐』は発火しにくいという特徴があるため、金庫の内側にも使われています。
『桐』の用途:金庫、楽器
日本の桐材は、調湿性、防虫性、耐火性に優れ、高級木材として珍重されてきた。
その用途は広く、金庫の内側に使用されるほか、楽器、下駄、おひつなどにも使われている。
金庫の内側には、桐材の調湿性と耐火性が求められる。桐材は湿気を吸収して遮断し、カビの発生を防ぐため、金庫の中の書類や貴重品を湿気から守るのに最適である。また、桐材は発火しにくい性質があるため、金庫が火災に遭っても、中の書類や貴重品を火から守ることができる。
楽器にも、桐材の調湿性と防虫性が求められる。桐材は、楽器の内部の湿気を調整して、楽器をカビや虫の被害から守るのに役立つ。また、桐材は、楽器の音響特性を良くする効果もあるとされている。
下駄や、おひつにも桐材の調湿性や保温性が活かされている。桐材は、湿気を吸収して遮断し、カビの発生を防ぐため、下駄や、おひつの中の食品を長持ちさせることができる。また、桐材は、多孔質のため保温効果が高く、炊いたご飯が冷めないようにおひつに、また、足元を冷やさないように下駄に用いられている。