建築用語『ヤニ筋』とは
建築物研究家
ヤニ筋とは、樹木の分泌する樹脂が固まってできたものです。脂壺やヤニ壺と呼ばれることもあります。
建築を知りたい
ヤニ筋は、樹木の種類によっては、かなりべたつくのですか?
建築物研究家
はい、特に多く出てくるのは松であり、溜まっている部分が多くある樹木です。この部分をヤニ筋と呼びます。
建築を知りたい
ヤニ筋があると、塗装したとしても押し出されてしまうのですか?
ヤニ筋とは。
ヤニ筋とは、ヤニが詰まっている部分のことです。脂壺やヤニ壺とも呼ばれます。ヤニは、高い粘度で出てくる樹脂で、樹木の種類によっては、かなりべたつきます。特に多く出て来るのは松で、溜まっている部分も多くあります。この部分をヤニ筋と呼びます。
製材後にヤニが出て来ますが、溜まっている量がすべて無くなるまで、特に夏のように気温が上がって来ると自然に流れて滴ることもあります。冬の温度が下がった時期は、乾燥してくることで白っぽく変化することもあります。
ヤニ筋がある場合には、その上から塗装しても、ヤニが押し出されてしまうことがあります。そのため、塗装する前には、ヤニ止め処理をすることが必要で、シーラーなどを塗布します。
ヤニ筋とは何か
ヤニ筋とは、ヤニが詰まっている部分を指し、脂壺やヤニ壺とも呼ばれます。ヤニは、高い粘度で出てくる樹脂であり、樹木の種類によっては、かなりべたつきます。特に多く出てくるのは松であり、溜まっている部分が多くあります。この部分をヤニ筋と呼びます。製材後にヤニが出てくることになりますが、溜まっている量がすべてなくなるまでで続けることになります。特に夏のように気温が上がってくると自然に流れて滴ることも出てきます。冬の温度が下がった時期は、乾燥してくることで白っぽく変化することもあります。ヤニ筋がある場合には、その上から塗装したとしても押し出されてしまうといったことが起きるため、塗装する前にヤニ止め処理をすることが必要で、シーラーなどを塗布します。
ヤニ筋ができる原因
ヤニ筋ができる原因は、主に樹木の種類によって異なります。特に松は、ヤニが多く含まれており、ヤニ筋ができやすい樹種です。また、樹木の生育環境もヤニ筋ができる原因のひとつです。例えば、乾燥した気候で育った木は、湿潤な気候で育った木よりもヤニ筋ができやすい傾向にあります。
ヤニ筋は、樹木の幹に傷がつくことによっても発生します。傷口からヤニが漏れ出し、ヤニ筋を形成します。また、樹木が病気にかかったり、害虫に被害を受けたりした場合にも、ヤニ筋ができることがあります。
ヤニ筋の対処法
ヤニ筋の対処法
ヤニ筋は厄介なもので、塗装をしても押し出されてしまうことがあります。そのため、塗装する前にヤニ止め処理をすることが大切です。ヤニ止め処理には、シーラーやヤニ止め塗料などの専用薬剤を使用します。シーラーはヤニの浸透を防ぎ、ヤニ止め塗料はヤニの排出を抑える効果があります。いずれも、ヤニ筋の部分に塗布して使用します。
ヤニ止め処理をしても、完全にヤニを防ぐことはできない場合があります。その場合は、ヤニが出てきたらヤニ落とし剤で除去しましょう。ヤニ落とし剤は、ヤニを溶かして除去する薬剤です。ヤニ筋の部分に塗布して、しばらく放置してから水洗いします。
ヤニは、木の種類や気温によってヤニの量や粘度が異なります。そのため、ヤニ筋の対処法もその状況によって異なる場合があります。ヤニがひどい場合は、専門業者に相談するのがおすすめです。
ヤニ筋のある木材の塗装
ヤニ筋のある木材の塗装は、ヤニが染み出したり、塗装を弾いてしまったりと、通常の木材の塗装とは異なる注意が必要になります。
ヤニ筋のある木材を塗装する前に、ヤニ止め処理をすることが大切です。ヤニ止め処理には、シーラーやヤニ止め剤などの専用の塗料を使用します。シーラーは、ヤニの染み出しを抑える効果があり、ヤニ止め剤は、ヤニを固めてしまう効果があります。ヤニ止め処理を施すことで、ヤニが染み出たり、塗装を弾いてしまったりするのを防ぐことができます。
ヤニ止め処理を施した後、通常通りに塗装を行います。塗装には、油性塗料や水性塗料など、さまざまな塗料を使用することができます。ただし、ヤニ止め処理を施した木材に塗装を行う場合は、油性塗料を使用することがおすすめです。油性塗料は、水性塗料よりもヤニに強い性質を持っています。
ヤニ筋のある木材の塗装は、通常の塗装よりも手間がかかりますが、ヤニ止め処理を施すことで、きれいに仕上げることができます。ヤニ筋のある木材を塗装する場合は、ヤニ止め処理を施すことを忘れないようにしましょう。
ヤニ筋の処理方法
ヤニ筋の処理方法
ヤニ筋は、ヤニが詰まっている部分のことで、製材後にヤニが出てくることがあります。ヤニは高い粘度で出てくる樹脂であり、樹木の種類によっては、かなりべたつきます。特に多く出てくるのは松であり、溜まっている部分が多くあります。この部分をヤニ筋と呼びます。ヤニ筋がある場合、その上から塗装しても押し出されてしまうため、塗装する前にはヤニ止め処理をする必要があります。
ヤニ止め処理には、シーラーを使用します。シーラーは、ヤニの浸透を防ぐ効果があり、ヤニ筋を固めてくれます。シーラーを塗布したら、完全に乾燥するまで待ちます。乾燥したら、ヤニ筋をサンディングして表面を滑らかにします。これで、塗装の準備が整います。
ヤニ止め処理を施していないと、塗装してもヤニが浮き出てきてしまいます。また、ヤニは紫外線に弱いため、塗装してもすぐに劣化してしまいます。そのため、ヤニ筋は必ず処理しておく必要があります。