押出成形セメント板とは?特徴と種類

押出成形セメント板とは?特徴と種類

建築物研究家

押出成形セメント板とはどのようなものですか?

建築を知りたい

無機質繊維、混和剤を混錬し、中空を有する形に押し出して成形した、高温高圧蒸気養生下板のことです。

建築物研究家

押出成形セメント板の用途を教えてください。

建築を知りたい

主に中高層の鉄骨建築物における外壁及び間仕切り壁に用いる材料です。

押出成形セメント板とは。

押出成形セメント板とは、セメント、ケイ酸原料、繊維質原料を主原料とし、無機質繊維や混和剤を混ぜて中空の形に押し出して成形し、高温高圧蒸気で養生した板状の建築材料のことです。代表的な製品として、ノザワのアスロックがあります。押出成形セメント板は、英語のExtruded Cement Panelの頭文字をとってECPと呼ばれることもあります。

押出成形セメント板は、主に中高層の鉄骨建築物において、外壁や間仕切り壁の材料として使用されます。表面の形状は、平滑にしたフラットパネル、リブやエンボスを施したデザインパネル、タイル貼り付け用の溝を施したタイルベースパネルの3種類があります。

押出成形セメント板の定義

押出成形セメント板の定義

押出成形セメント板とは、無機質繊維と混和剤を混錬し、中空を持ち形状に押し出して成形し、高温高圧蒸気養生処理を行った板状の建材です。代表的な製品としては、ノザワのアスロックなどが挙げられます。英語名の頭文字をとってECPとも呼ばれます。押出成形セメント板はセメント、ケイ酸原料、繊維質原料を主原料とし、主に中高層の鉄骨建築物に使用されます。外壁や間仕切り壁の部材として採用され、防耐火性能や耐震性能に優れています。

押出成形セメント板の特徴

押出成形セメント板の特徴

押出成形セメント板の特徴

押出成形セメント板は、セメント、ケイ酸原料及び繊維質原料を主原料としているため、耐火性、耐水性、耐久性に優れている、と同時に軽量で施工性に優れているという特徴を持っています。また、表面を平滑にしたフラットパネル、表面にリブやエンボスを施したデザインパネル、表面にタイル貼りつけ用の溝を施したタイルベースパネルなど、さまざまな形状のものがあります。

押出成形セメント板の種類

押出成形セメント板の種類

押出成形セメント板の種類

押出成形セメント板は、形状によって3つの種類に分類されます。

フラットパネル

表面を平滑にした押出成形セメント板です。シンプルなデザインで、さまざまな用途に使用できます。

デザインパネル

表面にリブやエンボスを施した押出成形セメント板です。リブやエンボスによって、デザイン性と強度を高めています。

タイルベースパネル

表面にタイル貼りつけ用の溝を施した押出成形セメント板です。タイルを貼り付けることで、さまざまなデザインを楽しむことができます。

押出成形セメント板の施工方法

押出成形セメント板の施工方法

押出成形セメント板の施工方法

押出成形セメント板の施工は、一般的に次の手順で行われます。

1. 下地材の設置 押出成形セメント板を設置する前に、下地材を設置する必要があります。下地材は、金属製の軽量下地材や、木製のベニヤ板などを使用することができます。
2. 押出成形セメント板の切断 押出成形セメント板は、必要なサイズに切断することができます。切断には、専用のノコギリやカッターを使用します。
3. 押出成形セメント板の固定 押出成形セメント板は、下地材に固定します。固定には、専用の釘やビスを使用します。
4. 目地の処理 押出成形セメント板の目地は、シーリング材で処理します。シーリング材は、押出成形セメント板の目地に塗布し、ヘラで均します。
5. 塗装 押出成形セメント板は、塗装することができます。塗装には、水性塗料や油性塗料を使用することができます。