ラスモルタル塗りとは?特徴や種類について解説
建築物研究家
建築用語『ラスモルタル塗り』とはどのようなものか説明できるかな?
建築を知りたい
ラスモルタル塗りとは、ラス下地に左官で仕上げた壁のことです。
建築物研究家
どういう特徴があるか知ってる?
建築を知りたい
耐火性が高くてはがれにくい、ラスモルタル塗りを使用する場合の注意点は何か知っていますか?
ラスモルタル塗りとは。
ラスモルタル塗りとは、細い金属線や鉄線で網目を作り、それを壁の下地に張り、塗り壁を施した壁のことです。別名ラスモルと呼ばれることが多く、仕上げは左官による塗り壁のほか、リシン仕上げなどにも対応しています。
ラスモルタル塗りでは、金属ラスやワイヤーラスを下地材として使用しているため、塗料の剥がれを防ぐ効果があります。また、セメントを主成分としているため、耐火性にも優れています。そのため、準防火地域の外壁に多く用いられており、準耐火構造として20mm以上の塗り厚、防火構造としては15mm以上の塗り厚が求められます。この塗り厚の差5mmを考慮すると、通常は20mm以上の塗り厚にするのが一般的です。
ラスモルタル塗りの特徴
ラスモルタル塗りとは、ラス下地の上に左官で仕上げた壁のことです。ラスモルタルと呼ばれることのほうが多いです。一般的には仕上げに使うのですが、リシン仕上げにしたりすることもできます。そうした別の仕上げに対しても対応することができます。メタルラスやワイヤーラスといった物を下地に使っているため、はがれにくくなるように仕上げます。またセメントでできているため、耐火性ということを考えると仕上げとして優れた性能を示します。準防火地域などの外壁として利用されることが多く、その場合には準耐火として20mm以上の塗り厚が必要となり、防火構造としては15mm以上でなくてはなりません。差が5mmということを考えれば、20mm以上にすることが一般的です。
ラスモルタル塗りの種類
ラスモルタル塗りとは、ラス下地の上に左官で仕上げた壁のことで、ラスモルと呼ばれることのほうが多い。仕上げに使うことが基本となってくるが、リシン仕上げにしたりすることもできる。そうした別の仕上げに対しても対応することができる。メタルラスやワイヤーラスといった物を下地に使っているため、はがれにくくなるように仕上げている。セメントでできているため、耐火性ということを考えると仕上げとして優れた性能を示す。準防火地域などの外壁として利用されることが多い。
この場合、準耐火として20mm以上の塗り厚が必要となり、防火構造としては15mm以上なければならない。差が5mmということを考えれば、20mm以上にすることが一般的となる。
ラスモルタル塗りの施工方法
ラスモルタル塗りの施工方法は、最初にラス下地を施工します。これは、ラス金網を壁に固定することで行います。ラス金網は、金属製またはワイヤー製のもので、壁にぴったりと固定されるようにします。次に、ラスモルタルを塗布します。ラスモルタルは、セメント、砂、水などを混ぜたもので、ラス金網の上から塗っていきます。ラスモルタルを塗布する際には、厚さが均一になるように注意が必要です。最後に、ラスモルタルを乾燥させれば完成です。ラスモルタル塗りは、比較的安価で施工が簡単であるため、外壁の仕上げとしてよく用いられています。
ラスモルタル塗りの注意点
ラスモルタル塗りの注意点
ラスモルタル塗りは、耐火性に優れており、準防火地域の外壁としてよく利用されています。ただし、ラスモルタル塗りを施工する際には、いくつかの注意点があります。
まず、ラスモルタル塗りは、下地となるラスの強度が重要です。ラスが弱いと、モルタルが剥がれてきてしまう可能性があります。そのため、ラスはしっかりと固定されている必要があります。
また、ラスモルタル塗りは、モルタルの配合が重要です。モルタルの配合が不適切だと、モルタルがひび割れたり、剥がれてきてしまう可能性があります。そのため、モルタルの配合は、専門家に相談することが大切です。
さらに、ラスモルタル塗りは、施工の際に、十分な養生期間が必要です。モルタルが完全に乾燥するまでは、養生期間を設ける必要があります。養生期間を設けずに使用すると、モルタルが剥がれてきてしまう可能性があります。
ラスモルタル塗りは、耐火性に優れており、準防火地域の外壁としてよく利用されています。ただし、ラスモルタル塗りを施工する際には、下地となるラスの強度、モルタルの配合、施工の際の養生期間など、いくつかの注意点があります。これらの注意点を守って、ラスモルタル塗りを施工することが大切です。
ラスモルタル塗りのメリット・デメリット
ラスモルタル塗りのメリット・デメリット
ラスモルタル塗りとは、ラス下地の上に左官で仕上げた壁のことです。ラスモルと呼ばれることのほうが多いです。仕上げに使うことが基本となってくるが、リシン仕上げにしたりすることもあります。そうした別の仕上げに対しても対応することができるのです。
メタルラスやワイヤーラスといった物を下地に使っているため、はがれにくくなるように仕上げられています。セメントでできているため、耐火性ということを考えると仕上げとして優れた性能を示します。
準防火地域などの外壁として利用されることが多いです。この場合、準耐火として20mm以上の塗り厚が必要となり、防火構造としては15mm以上なければならないです。差が5mmということを考えれば、20mm以上にすることが一般的です。