打継ぎ目地とは？基礎知識と適切な施工方法
建築物研究家
打継ぎ目地とは、コンクリートの打設作業に対して中断したときに生じる打継に作る目地のことです。計画的に中断させることで、打継ぎ目地の効果を発揮させることができます。打継ぎ目地は、コンクリートの場合、前に打ち込んだ部分とあとに打ち込んだ部分で接合境界面が生じやすいです。これが防水上のコールドジョイントとなり弱点となってしまうこともあります。そのため、あらかじめ打継ぎ目地を作り、プライマーを塗布して接着力を高めシーリングで処理することで防水性を高めます。計画的に打継ぎ目地を作ることも重要ですが、コールドジョイントを防ぐために、目荒らしをして次のコンクリートの付着面積を増大させる一方、接着剤を使い一体性を高めることも重要です。
建築を知りたい
打継ぎ目地は、コンクリートの打設作業を中断したときに生じる打継に作る目地のことですね。計画的に中断させることで、打継ぎ目地の効果を発揮させることができるということですね。
建築物研究家
はい、その通りです。打継ぎ目地は、コンクリート構造物の耐久性を高めるために重要な役割を果たしています。
建築を知りたい
なるほど、打継ぎ目地はコンクリート構造物の耐久性を高めるために重要な役割を果たしているのですね。勉強になりました。
打継ぎ目地とは。
「打継ぎ目地」とは、コンクリートの打ち込み作業で一時中断した際にできる境界面のことです。これを計画的に生かすことで、コンクリートの防水性を高めることができます。コンクリートは、一度に一気に打ち込むのではなく、数回に分けて打ちます。その際、打ち込みを中断したところにできる境界面を「打継ぎ目地」といいます。この打継ぎ目地を計画的に作ることで、防水上の弱点であるコールドジョイントを防ぎ、コンクリートの耐久性を向上させることができます。
コールドジョイントとは、コンクリートの打ち込みを中断した際にできる境界面のことです。このコールドジョイントは、前のコンクリートと後のコンクリートがうまく接着していないため、水や湿気が浸入しやすくなります。これがコンクリートの防水上の弱点となるのです。
打継ぎ目地を作るときは、まず目荒らしをしてコンクリートの表面を粗くします。これにより、次のコンクリートとの接着面積を増大させることができます。また、接着剤を使ってコンクリート同士の一体性を高めることも重要です。
打継ぎ目地を作ったら、プライマーを塗布して接着力を高め、シーリングで処理して防水性を高めます。こうすることで、コンクリートの防水性を高め、耐久性を向上させることができます。
打継ぎ目地とは何か？
打継ぎ目地とは、コンクリートの打設作業を中断するときに生じる打継目地に作る目地のことであり、計画的に中断させることでその効果を発揮させることができます。コンクリートの場合、前に打ち込んだ部分とあとに打ち込んだ部分で接合境界面が生じて、防水上のコールドジョイントになり、弱点となってしまうことがあります。そこで、あらかじめ打継ぎ目地を作って、プライマーを塗布し、接着力を高め、シーリングで処理することで防水性を高めます。計画的に打継ぎ目地を作ることも重要ですが、コールドジョイントを防ぐため、目荒らしをして次のコンクリートの付着面積を増大させる一方、接着剤を使い一体性を高めることも重要です。
打継ぎ目地の目的と効果
打継ぎ目地の目的と効果
打継ぎ目地の最大の目的は、コンクリートのひび割れや漏水の発生を防ぐことです。コンクリートは、打設後時間をかけて収縮しひび割れが生じる性質があります。このひび割れから漏水が発生するのを防ぐために、打継ぎ目地を作り、そこにシーリング材を充填することで、水の浸入を防いでいます。
また、打継ぎ目地は、コンクリートの強度を高める効果もあります。コンクリートは、打設後約28日間で硬化しますが、その間の強度はまだ十分ではありません。そこで、計画的に打継ぎ目地を作り、コンクリートが硬化するまで待つことで、コンクリートの強度を高めることができます。
打継ぎ目地の計画的な施工方法
打継ぎ目地の計画的な施工方法
打継ぎ目地を作成する方法は、打設間隔を決めて計画的に中断させる方法、打設後に目地を切る方法、打設前に埋め込み型の目地材を設置する方法などがある。打設間隔を決めて計画的に中断させる方法は、コンクリートの打設作業中に途中で中断させることで、打継ぎ目地を作成する方法である。この方法のメリットは、コンクリートの打設作業を中断させるタイミングを計画的に決めることができるため、打継ぎ目地の位置を正確に決めることができることである。しかし、デメリットとしては、コンクリートの打設作業を中断させるため、工期が長くなることや、中断させた部分の表面に亀裂が生じやすくなることなどが挙げられる。
コールドジョイントを防ぐための注意点
コールドジョイントを防ぐためには、まず目荒らしをして次のコンクリートの付着面積を増大させることが重要です。これは、前のコンクリートの表面を粗くすることで、新しいコンクリートとしっかりと接着するようにするためです。また、接着剤を使うことで、コンクリート同士の一体性を高めることも効果的です。接着剤は、コンクリートの表面に塗布することで、新しいコンクリートと古いコンクリートをしっかりと接着させます。これにより、コールドジョイントを防ぎ、防水性を高めることができます。
打継ぎ目地の防水処理方法
打継ぎ目地の防水処理方法
打継ぎ目地に防水処理を施すことで、コンクリートの接合部分の防水性を高めることができます。具体的には、まず打継ぎ目地の表面を目荒らしして、次のコンクリートの付着面積を増大させます。次に、接着剤を使って両側のコンクリートを一体化させます。最後に、プライマーを塗布して接着力を高め、シーリング材で処理します。シーリング材は、コンクリートの伸縮やひび割れに追従して変形することができ、防水性を維持することができます。