建築用語『箱抜き』とは？

建築用語『箱抜き』とは？

箱抜きとは何か

箱抜きとは、基礎の型枠工事の際に不要なところにコンクリートが入り込まないようにすることです。角型の物は箱抜きと呼ばれますが、円筒状に空洞を空ける物はスリーブと呼ばれることもあります。床下換気口や窓、出入り口、床下から残材を搬出するための駄目穴といった開口部となるところに、箱型に組んだ木製の型枠を入れることで、その部分にコンクリートが入り込まないようにする。箱は、釘打ちなどしていない簡素な物を用いると、コンクリート打設後の解体が容易だ。逆に完璧に組んだ箱はあとで外せなくなる。開口部を作るのが箱抜きなのに対して、コンクリート面を貫通させず、部分的にへこませたり掻きとったりすることは盗むと言います。

箱抜きの目的

箱抜きの目的

箱抜きとは、基礎の型枠工事の際に不要なところにコンクリートが入り込まないようにすることです。床下換気口や窓、出入り口、床下から残材を搬出するための駄目穴といった開口部となるところに、箱型に組んだ木製の型枠を入れることで、その部分にコンクリートが入り込まないようにします。

箱抜きの目的は、構造上の安全性を確保することです。コンクリートが不要な部分に入ると、その部分の強度が弱くなり、建物が倒壊する危険性があります。また、箱抜きを行うことで、基礎が均一な厚さになり、地盤からの湿気や水分の浸入を防ぐことができます。基礎の寿命を延ばし、建物の耐久性を高めるためにも、箱抜きは重要な作業です。

箱抜きの方法

箱抜きの方法は、開口部の形状や大きさによって異なります。一般的な箱抜きの方法は、以下の通りです。

1. 開口部の位置と大きさを決める。
2. 開口部の周囲に、木材やベニヤ板で型枠を組む。
3. 型枠の内側に、コンクリートを流し込む。
4. コンクリートが固まったら、型枠を解体する。

開口部の形状が複雑な場合は、専用の型枠が必要になることもあります。また、開口部が大きい場合は、鉄筋などで補強する必要があります。

箱抜きの注意点は、以下の通りです。

* 型枠は、コンクリートの圧力に耐えられるようにしっかりと組む必要があります。
* コンクリートを流し込む前に、型枠の中に釘やゴミなどが残っていないことを確認します。
* コンクリートが固まるまでは、型枠を絶対に解体しないでください。
* 開口部の位置や大きさを変更する場合は、事前に十分に検討する必要があります。

箱抜きの種類

建築用語『箱抜き』とは、基礎の型枠工事の際に、不要なところにコンクリートが入り込まないようにすること。角型の物は箱抜きと呼ばれるが、円筒状に空洞を空ける物はスリーブと呼ばれることもある。

箱抜きの種類

1.開口部を作る箱抜き 床下換気口や窓、出入り口、床下から残材を搬出するための駄目穴といった開口部となる部分に、箱型に組んだ木製の型枠を入れて、その部分にコンクリートが入り込まないようにするもの。

2.部分的にへこませたり掻きとったりする盗む コンクリート面を貫通させず、部分的にへこませたり掻きとったりして、管や配線のためのスペースを確保する。

箱抜きの注意点

箱抜きの注意点

箱抜きを行う際には、いくつかの注意点があります。まず、箱抜き材は、コンクリート打設後の解体が容易なように、釘打ちなどしていない簡素な物を用いることです。完璧に組んだ箱は、あとで外せなくなります。また、箱抜き材は、コンクリートの荷重に耐えられる強度が必要です。コンクリートの荷重に耐えられない箱抜き材を用いると、コンクリート打設時に箱抜き材が破損し、コンクリートが入り込んでしまいます。また、箱抜き材を設置する際には、コンクリートの打設方法に合わせた設置方法をとることが重要です。コンクリート打設方法には、打設方法によって、箱抜き材の設置方法が異なります。