建築用語『高欄』について

建築用語『高欄』について

建築物研究家

高欄の横材は、上から架木、平桁、地覆と名が付けられており、地覆から、平桁を通して架木を支える物を何束と呼ぶか答えてください。

建築を知りたい

地覆から、平桁を通して架木を支える物を?束と呼ぶとどこかのテキストで見た気がしますが、思い出せません。

建築物研究家

?束は、平桁だけを支える物を指す言葉です。

建築を知りたい

なるほど、平桁だけを支える物を?束と呼ぶのですね。わかりました。

高欄とは。

高欄とは、廊下や橋などの転落防止などに取り付けられる柵のことです。宮殿や神殿の周りにも設置されることが多く、意匠的な目的で取り付けられることもあります。端部に取り付けられ、進行方向に対して伸ばされます。また、日本建築では、勾欄の横材のことを上から架木、平桁、地覆と呼び、地覆から平桁を通して架木を支える物を斗束と呼びますが、平桁だけを支える物は?束と呼び区別します。隅の部分は、3本が組み合わさっているものや、親柱を建てるものがあります。3本とも組み合わせるものは跳高欄、親柱を建てるものは擬宝珠高欄と呼ばれます。他にも、平桁と地覆の先端がわずかに出る組高欄などもあります。

高欄とは?

高欄とは?

高欄とは、廊下や橋などの転落防止などに取り付けられる柵のことです。 宮殿や神殿の周りにも高欄は取り付けられており、建物や門の装飾的な部分で取り付けられることもあります。高欄は、端部に取り付けられ、進行方向に対して伸ばすのが一般的です。また、高欄は勾欄とも書かれることがあります。

日本建築では、勾欄の横材のことを上から架木(ほこぎ)、平桁(ひらげた)、地覆(じふく)と呼んでいます。 地覆から、平桁を通して架木を支える物は斗束と呼ばれ、平桁だけを支える物は枘束(たたらづか)と呼ばれて区別されています。隅の部分は、3本が組み合わさっている物の他、親柱を建てる物もあります。3本とも組み合わせる物は跳高欄、親柱を建てる物を擬宝珠高欄と呼びます。他にも平桁と地覆の先端がわずかに出る組高欄などもあります。

高欄の種類

高欄の種類

高欄の種類

高欄には、さまざまな種類があります。その中でも、日本建築で使用される高欄の種類を紹介します。

跳高欄は約3本の部材を組み合わせた高欄です。この横材には、上部から架木(ほこぎ)、平桁(ひらげた)、地覆(じふく)と、名が付けられています。地覆から、平桁を通して架木を支える物を斗束と呼ぶが、平桁だけを支える物は?束(たたらづか)と呼び区別します。

擬宝珠高欄は、隅の部分に親柱を立てた高欄です。親柱は、円柱状の柱で、その頭部に擬宝珠(ぎぼし)と呼ばれる宝珠状の装飾が施されています。擬宝珠高欄は、神社や仏閣、庭園などによく使用されます。

高欄の役割

高欄の役割

高欄の役割とは、その歴史的な背景から解説していきます。橋や廊下などの転落防止として使用されるだけでなく、宮殿や神殿の周りにも取り付けられており、意匠的な部分から設置されることもあります。高欄の端部に 取り付けられる物が多く、進行方向に対して伸ばすことが特徴です。

日本では、高欄の横材は上から架木(ほこぎ)、平桁(ひらげた)、地覆(じふく)と名付けられています。地覆から、平桁を通して架木を支える物を斗束と呼びます。平桁だけを支える物は?束(たたらづか)と呼び、区別しています。隅の部分は、3本が組み合わさっている物の他、親柱を建てる物もあります。3本とも組み合わせるものは跳高欄、親柱を建てるものは擬宝珠高欄と呼ばれています。他にも平桁と地覆の先端がわずかに出る組高欄などもあります。

高欄の歴史

高欄の歴史

高欄の歴史は古く、古代ギリシャや古代ローマの時代から存在していたと言われています。当初は安全性を確保するための実用的な目的で設置されていましたが、次第に装飾的な要素も加わり、建築物の外観を美しく彩る重要な要素となりました。日本では、平安時代以降に高欄が建築物に取り入れられるようになり、神社仏閣や宮殿、城郭などに設置されました。江戸時代には、高欄の種類や様式がさらに多様化し、意匠性の高い高欄が数多く制作されました。現代でも、高欄は建築物や公共施設、公園などに広く設置されており、安全性と美観を兼ね備えた重要な要素となっています。

高欄と手すりの違い

高欄と手すりの違い

高欄とは、廊下や橋などの転落防止などに取り付けられる柵のことです。宮殿や神殿の周りにも高欄は取り付けられており、意匠的な要素から取り付けられることもあるでしょう。端部に取り付けられるもので、進行方向に対して伸ばされていることを特徴としています。場合によっては「勾欄」と表記されることもあります。

日本建築では、高欄の横材のことを上から架木(ほこぎ)、平桁(ひらげた)、地覆(じふく)と名付けており、地覆から、平桁を通して架木を支える物を斗束と呼びます。平桁だけを支える物は、?束(たたらづか)と呼び区別しています。高欄の隅の部分は、3本が組み合わさっているものの他、親柱を立てるものもあります。3本とも組み合わせるものは跳高欄、親柱を立てるものは擬宝珠高欄と呼びます。他にも平桁と地覆の先端がわずかに出る組高欄などもあります。

一方、手すりとは、転落防止などのために階段やバルコニーなどに取り付けられる手すりのことです。高欄と比べ、手すりはより小型で、人間の身長に合わせて設置されています。また、高欄は建物や橋の構造の一部と考えられていますが、手すりは後付けされることが多いという違いがあります。