織部床とは?〜茶室の床間の形式〜

織部床とは?〜茶室の床間の形式〜

建築を知りたい

先生、「織部床」について教えてください。

建築物研究家

織部床とは、茶人である古田織部が好んだ床の様式のことだよ。天井の廻縁の下端に化粧板を付けた形式で、幅は6〜7寸ほどの板であり、壁から3分ほど浮かして軸釘(じくくぎ)を打っただけ取り付けられた床の間のことだ。

建築を知りたい

織部床は、略式された簡素な床間であるということですか?

建築物研究家

そうだね。織部床は、入込みがないのは、他には見られない形なんだ。柱を床柱に見立てて、花釘(はなくぎ)を使って作られたものもある。江戸時代には、庶民の住宅に床間を作られることが禁じられていたが、18世紀中ごろになると多くの家で見られるようになっていった。

織部床とは。

織部床とは、茶人である古田織部が好んだ様式に因んで名付けられた床間の形式のことです。天井の廻縁(まわりぶち)の下端に化粧板を取り付けた形式で、幅は6~7寸ほどの板を壁から3分ほど浮かして取り付けたものです。この板を織部板と呼びます。

織部床は、簡素な床間であり、軸物をつるすために壁に仕込まれた床の間です。茶室には織部床以外にも様々な床間が作られますが、入込み(壁と柱の間に軸を吊るすための空間)がないのは、織部床だけです。また、柱を床柱に見立てて、花釘(はなくぎ)を使って作られた織部床もあります。

江戸時代には、庶民の住宅に床間を作ることは禁じられていましたが、18世紀中ごろになると多くの家で見られるようになっていきました。

織部床の由来と特徴

織部床の由来と特徴

織部床とは、床間の形式のこと。茶人であって古田織部が好んだ様式のために名付けられている。天井の廻縁(まわりぶち)の下端に化粧板を付けた形式で、幅は6〜7寸ほどの板であり、壁から3分ほど浮かして軸釘(じくくぎ)を打っただけで取り付けられた床の間である。この板のことを織部板と呼ぶ。

略式された簡素な床間であり、軸物をつるすために仕込まれた壁床(かべどこ)となっている。茶室でも織部床以外にも様々な床間が作られたが、入込みがまったくないのは、他には見られない形と言える。柱を床柱に見立てて、花釘(はなくぎ)を使って作られたものもある。江戸時代には、庶民の住宅に床間を作られることが禁じられていたが、18世紀中ごろになると多くの家で見られるようになっていった。

織部板の役割と取り付け方

織部板の役割と取り付け方

織部板とは、床間の形式のひとつで、茶人であって古田織部が好んだ様式のために名付けられている。天井の廻縁(まわりぶち)の下端に化粧板を付けた形式で、幅は6〜7寸ほどの板であり、壁から3分ほど浮かして軸釘(じくくぎ)を打っただけで取り付けられた床の間で、この板のことを織部板と呼ぶ。それは略式された簡素な床間であり、軸物をつるすために仕込まれた壁床(かべどこ)となっている。

織部板は、茶室でも織部床以外にも様々な床間が作られたが、入込みがまったくないのは、他には見られない形と言える。柱を床柱に見立てて、花釘(はなくぎ)を使って作られたものもある。なお、江戸時代には、庶民の住宅に床間を作られることが禁じられていたが、18世紀中ごろになると多くの家で見られるようになっていった。

織部床の他の床間との違い

織部床の他の床間との違い

織部床は、他の床間とは異なり、柱を床柱に見立て、花釘(はなくぎ)を使って作られたものが多く見られます。柱を床柱に見立てた織部床は、他の床の間よりも簡素で、茶室などの簡素な空間によく似合います。

織部床は、壁から3分ほど浮かして軸釘(じくくぎ)を打っただけで取り付けられた床の間で、茶室内に設けられた壁一面を床の間として仕立てたものになります。

この板のことを織部板と呼び、壁床(かべどこ)とも呼ばれます。織部床は江戸時代まで使われていましたが、それ以降は使われなくなりました。

柱を床柱に見立てた織部床

柱を床柱に見立てた織部床

柱を床柱に見立てた織部床は、柱を床柱に見立てて、花釘を使って作られた織部床です。江戸時代には、庶民の住宅に床間を作られることが禁じられていたため、柱を床柱に見立てた織部床が考案されました。柱を床柱に見立てることで、床間を作ることなく、床の間のような雰囲気を出すことができました。柱を床柱に見立てた織部床は、庶民の間で人気を博し、江戸時代中期になると多くの家で見られるようになりました。

江戸時代の庶民住宅における織部床

江戸時代の庶民住宅における織部床

江戸時代の庶民住宅における織部床

江戸時代には、庶民の住宅に床間を作ることは禁じられており、民衆は茶室のような床の間を持つことを許可されていませんでした。しかし、18世紀半ば以降になると、庶民の間でも、織部床が広く普及するようになりました。庶民住宅の織部床は、茶室のデザインや構造から影響を受けており、壁や柱など、部屋のさまざまな要素を利用して、独自のデザインを作り出しました。また、織部板は、壁に直接取り付けるのではなく、壁から離して設置されたり、花釘で固定されたりと、さまざまなスタイルが見られました。庶民住宅における織部床は、茶室の厳格なデザインとは異なり、より自由で創造性に富んだ表現を特徴としていました。