建築用語『床組』の種類と構成

建築用語『床組』の種類と構成

建築物研究家

床組とは、木造建築物の床面を支え、その荷重を下部の基礎や柱に伝える骨組みのことです。

建築を知りたい

床組は、4種類あると聞いています。具体的に教えてください。

建築物研究家

床組の種類は、束立て床、根太床、梁床、組床の4種類です。

建築を知りたい

わかりました。ありがとうございます。

床組とは。

床組とは、木造建築の床を支えて、その重さを土台や柱に伝える骨組みのことをいいます。床組は、床の重さを受ける根太、その重さを受ける大引や梁、さらにその重さを土台や柱に伝える床束や胴差しで構成されています。在来工法の木造住宅では、一般的に「束立て床」、「根太床」、「梁床」、「組床」の4種類の床組が使われています。

束立て床は、根太、大引、床束、土台で構成される、1階部分の床組のことです。根太床は根太と胴差しで構成される床組で、廊下などに使用されます。梁床は根太、床梁、胴差し等で構成される、2階部分の床組のことです。また、組床は根太、小梁、梁、胴差し等で構成される、2階以上の部分の床組を指し、床面積が広い場合、下階の柱が少ない場合や、3階建て住宅の場合などに使用されます。

床組とは

床組とは

床組とは、木造建築物の床面を支え、その荷重を下部の基礎や柱に伝える骨組みのことである。 床組は、床面の荷重を受ける根太、その根太からの荷重を受け取る大引や梁、さらにその荷重を土台や柱に伝える床束や胴差しなどで構成されている。

在来工法の木造住宅の場合、一般的に「束立て床」、「根太床」、「梁床」、「組床」と、4種類の床組が使われている。 束立て床は、根太・大引・床束・土台から構成される、1階部分の床組のことである。 根太床は根太・胴差しから構成される床組で、廊下などに用いられる。 梁床は根太・床梁・胴差しなどから構成される、2階部分の床組のことである。

また、組床は根太・小梁・梁・胴差しなどから構成される、2階以上の部分の床組を指し、床面積が大きい場合、下階の柱が少ない場合や、3階建て住宅の場合などに用いられる。

床組の構成

床組の構成

床組は、木造建築物の床面を支え、その荷重を下部の基礎や柱に伝える骨組みのことである。床組は、床面の荷重を受ける根太、その根太からの荷重を受け取る大引や梁、さらにその荷重を土台や柱に伝える床束や胴差しなどで構成されている。在来工法の木造住宅の場合、一般的に「束立て床」、「根太床」、「梁床」、「組床」と、4種類の床組が使われている。

根太床

根太床

根太床とは、根太と胴差しで構成される床組のことです。根太は床板を支える横方向の部材、胴差しは根太を支える縦方向の部材です。根太床は、廊下や階段など、荷重がそれほど大きくない場所に使用されることが多いです。また、根太床は、在来工法の木造住宅で最もよく使用される床組でもあります。根太床のメリットは、比較的安価で施工が簡単なことです。また、根太床は、床下の点検やメンテナンスがしやすいというメリットもあります。