ケースロックとは？：特徴と仕組みを解説

ケースロックとは？：特徴と仕組みを解説

ケースロックの定義と構造

ケースロックとは、鍵ケースが箱型になっているタイプの鍵のことです。ノブとシリンダーは別になっており、箱錠と呼ばれることもあります。本締め用のかんぬきとなるデッドボルトと、空締めのボルトであるラッチボルトが一緒に収められており開閉機構を持っています。すべてを金属製の一体構造にすることによって、破壊に対する強度を高めることができます。

耐久性ということだけではなく防犯性も高いことから、玄関錠として一般的なものとなりました。レバータンブラー方式とシリンダー方式があり、設置方法として面付け型と埋め込む彫り込み型があります。ケースロックと呼ぶ場合には、彫り込み型を指すことが多いです。バールなどを差し込まれることに弱点があったことから、ガードプレートにより防犯性を高めた鎌デッド錠もあります。

ケースロックの種類と設置方法

ケースロックの種類と設置方法

ケースロックには、レバータンブラー方式とシリンダー方式の2種類があります。レバータンブラー方式は、鍵穴に鍵を差し込んで回すと、内部のレバーが持ち上がって鍵が開く仕組みです。シリンダー方式は、鍵穴に鍵を差し込んで回すと、内部のシリンダーが回転して鍵が開く仕組みです。

設置方法としては、面付け型と埋め込む彫り込み型の2種類があります。面付け型は、ドアの表面に直接取り付けるタイプです。彫り込み型は、ドアに穴を開けて、その中にケースロックを埋め込むタイプです。ケースロックと呼ぶ場合には、彫りこみ型を指すことが多いです。

ケースロックの取り付け方

ケースロックの取り付け方は、大きく分けて2通りあります。1つは、ドアの表面に直接取り付ける面付け型。もう1つは、ドアに穴を開けて埋め込む彫り込み型です。面付け型は、手軽に取り付けられるのがメリットですが、防犯性は彫り込み型に劣ります。彫り込み型は、ドアに穴を開けて埋め込むため、面付け型よりも防犯性が高いのが特徴です。

面付け型のケースロックを取り付ける方法は、以下の通りです。

1. ドアの表面に、ケースロックを取り付ける位置を決めます。
2. ケースロックの取り付け位置に、ドリルで穴を開けます。
3. 穴に、ケースロックの取り付けネジを差し込みます。
4. ケースロックをドアに取り付け、ネジを締め付けます。

彫り込み型のケースロックを取り付ける方法は、以下の通りです。

1. ドアに、ケースロックの埋め込み位置を決めます。
2. ケースロックの埋め込み位置に、ノミで穴を開けます。
3. 穴に、ケースロックを差し込みます。
4. ケースロックをドアに取り付け、ネジを締め付けます。

ケースロックのメンテナンス方法

ケースロックのメンテナンス方法

ケースロックは、玄関のドアに設置されている鍵のことで、耐久性と防犯性が高いことが特徴です。しかし、経年劣化や使用頻度によって、故障する可能性があります。そこで、ケースロックのメンテナンスを定期的に行うことが大切です。

ケースロックのメンテナンス方法は、以下の通りです。

1. 定期的に鍵穴に潤滑油をさす。
2. 鍵穴にゴミやホコリがたまらないように掃除する。
3. 鍵がスムーズに回るかをチェックする。
4. 鍵がスムーズに回らない場合は、鍵穴を清掃するか、鍵を交換する。
5. ケースロックの周辺に異常がないかを確認する。

これらのメンテナンスを行うことで、ケースロックの寿命を延ばし、防犯性を維持することができます。