衣桁とは?木製鳥居型収納
建築物研究家
衣桁とは、室内で着物を掛けておく家具のことです。またの名を衣架と言い、旅館で見かけることが多いです。鳥居のような形をしていますが、吊り型や屏風型などもあります。
建築を知りたい
衣桁には、着物を掛けるだけでなく帯締めなども掛けられるものが多いですね。衣桁の上は着物を掛け、下は袴を掛けるのが一般的なようです。衣桁は場所を取らず、また安定性も高いためよく旅館などで使われています。
建築物研究家
そうです。衣桁は、省スペースで済むというメリットがあります。また、ハンガーのことを指す「衣紋掛け」は、「衣桁」と機能が似ていることから同様に呼ばれることがあります。
建築を知りたい
衣桁と衣紋掛けはよく似た言葉ですね。しかし、衣桁は着物を掛けるための家具であり、衣紋掛けはハンガーのことです。混同しないように覚えておきます。
衣桁とは。
衣桁とは、屋内で着物を掛けておく家具です。別名は「衣架(いか)」と呼ばれています。木を鳥居のように組んだ型が一般的ですが、吊り型や屏風型のものもあります。旅館などで見かける衣桁は、L字型に置くことができる屏風型である場合が多いです。これは、部屋の隅に設置できることから、場所を取らず安定性が高いためです。衣桁は2段になっていることが多く、その場合は上に着物を、下には袴を掛けることができます。また、帯締めなども同時に掛けることができ、省スペースで済みます。ハンガーのことを指す「衣紋掛け」は、衣桁と機能が似ていることから同様に呼ばれることがあります。
衣桁(いか)とは?
建築用語『衣桁(「衣桁」とは、室内で着物を掛けておく家具のこと。別名「衣架(いか)」とも呼ばれている。木を鳥居のような形に組んだ型が一般的だが、他に吊り型や屏風型もある。旅館などで「衣桁」を見掛けることがあるが、L字型に置くことができる屏風型である場合が多い。これは、部屋の隅に設置できることから、場所を取らず安定性が高いため。)』」の下に作られた小見出しの「衣桁(いか)とは?」
「衣桁」とは、室内で着物を掛けておく家具のこと。別名「衣架(いか)」とも呼ばれている。木を鳥居のような形に組んだ型が一般的だが、他に吊り型や屏風型もある。旅館などで「衣桁」を見掛けることがあるが、L字型に置くことができる屏風型である場合が多い。これは、部屋の隅に設置できることから、場所を取らず安定性が高いため。
「衣桁」は2段になっていることが多く、その場合は上に着物を、下には袴を掛ける。また、帯締めなども同時に掛けることができ、省スペースで済む。ハンガーのことを指す「衣紋掛け」は、「衣桁」と機能が似ていることから同様に呼ばれることがある。
衣桁(いか)の歴史と由来
衣桁(いか)の歴史と由来
衣桁は、室町時代後期に仏教の僧侶である一休宗純が考案したとされています。一休宗純は、僧侶でありながら茶道や和歌、書画にも通じた文化人で、衣桁も彼の茶室で使用するために作られたと考えられています。当時、着物は非常に高価であり、また、湿気や虫害から守るためにも、衣桁が使用されていました。衣桁は、着物を掛けるだけでなく、帯締めや帯揚げなどの小物も一緒に掛けることができるため、省スペースで収納することができます。また、衣桁は持ち運びが容易なため、旅行先などにも使用することができました。江戸時代には、衣桁は庶民の間でも広く使用されるようになり、現在でも日本の家庭に欠かせない家具の一つとなっています。
衣桁(いか)の種類と特徴
衣桁(いか)にはさまざまな種類と特徴があります。
最も一般的なのは、木を鳥居のような形に組んだ型です。
このタイプは安定性が高く、着物や袴をたくさん掛けることができます。
また、吊り型や屏風型など、さまざまな形状の衣桁もあります。
吊り型は、壁や天井から吊り下げて使用するタイプです。
このタイプは省スペースで済むため、狭い部屋に適しています。
屏風型は、L字型に置くことができるタイプです。
このタイプは、部屋の隅に設置できるため、場所を取らずに済みます。
また、衣桁には、2段になっているものと1段になっているものがあります。
2段になっているものは、上に着物を、下には袴を掛けることができます。
また、帯締めなども同時に掛けることができ、省スペースで済むことができます。
衣桁(いか)の選び方と設置場所
衣桁(いか)は、主に室内で着物を掛けておく家具として用いられます。木を鳥居のような形に組んだ型が一般的ですが、吊り戸や屏風型もあります。旅館などで見かけることが多い衣桁は、L字型に置くことができる屏風型であることが多く、省スペースで済みます。
衣桁を選ぶ際には、着物の重さに耐えられる強度があるかどうかを確認することが大切です。また、着物の丈に合わせて高さを調整できるものを選ぶと良いでしょう。設置場所としては、直射日光や湿気の少ない場所が適しています。また、着物を掛けたときに、十分なスペースがあるかどうかも考慮する必要があります。
衣桁(いか)と衣紋掛けとの違い
衣桁(いか)と衣紋掛けは、どちらも衣類を掛けるための家具ですが、用途や形状が異なります。 衣桁は、主に和服を掛けるために使用され、鳥居のような形をした木製のフレームに、着物や羽織、帯などを掛けることができます。 衣紋掛けは、洋服を掛けるために使用され、ハンガーに衣類を掛けて使用します。 衣桁は、和室に設置されることが多いのに対し、衣紋掛けは、洋室や玄関などに設置されることが多いです。