谷樋とは?屋根の専門用語解説

谷樋とは?屋根の専門用語解説

建築物研究家

谷樋とは何のことか分かるかな?

建築を知りたい

谷樋は、屋根の谷部分に作る通水路のことです。

建築物研究家

そうだね。谷樋は、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が入隅になる部分のことだよ。

建築を知りたい

なるほど、谷樋は雨水を流すための重要な部分なんですね。

谷樋とは。

谷樋とは、屋根の谷部分に作る通水路のことです。谷とは、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が入隅(いりすみ)になる部分のことです。鉄板葺き屋根の場合には、谷を巻はぜで作るため平面的な納まりになりますが、瓦葺き屋根の場合には、一段下げて鉄板でと以上の通水路を作ります。これが谷樋です。

谷樋は、両端の立ち上がり部分から30cm以上の幅を持たせないと、台風などの大雨時に漏水の原因になります。さらに、野地板を一段下げると良いでしょう。谷樋は銅板やトタン、ステンレス、ガルバリウム鋼板などで施工されます。

谷樋は、雨水処理の重要な部分であり、板金の腐食が起こりやすく、雨漏りの原因箇所になりやすいです。したがって、谷樋を設けないシンプルな屋根のほうが雨漏りが起こりにくいのです。

谷樋とは

谷樋とは

谷樋とは、屋根の谷部分に作る通水路のことである。谷とは、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が入隅(いりすみ)になる部分のことである。

鉄板葺き屋根の場合には、谷を巻はぜで作るため平面的な納まりになるが、瓦葺き屋根の場合には、一段下げて鉄板でと以上の通水路を作る。これが谷樋だ。

谷樋は、両端の立ち上がり部分から30cm以上の幅を持たせないと、台風などの大雨時に漏水の原因になる。さらに、野地板を一段下げると良い。

谷樋は銅板やトタン、ステンレス、ガルバリウム鋼板などで施工される。

谷樋の役割

谷樋の役割

谷樋は、屋根の谷部分(隣り合う屋根の傾斜面の交わる部分)に作られる通水路です。 その役割は、屋根に降った雨水や雪解け水を効率的に排水することです。谷樋がないと、雨水は屋根に溜まってしまい、漏水の原因になります。

谷樋は、両端の立ち上がり部分から30cm以上の幅を持たせないと、台風などの大雨時に漏水の原因になります。また、野地板を一段下げると、雨水の流れがスムーズになり、漏水の防止に効果的です。

谷樋は、銅板やトタン、ステンレス、ガルバリウム鋼板などで施工されます。これらの材料は、耐久性があり、腐食しにくいことから、谷樋に適しています。

谷樋の構造

谷樋の構造

谷樋は、屋根の谷部分に作る通水路のことである。 谷とは、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が入隅(いりすみ)になる部分のことである。鉄板葺き屋根の場合には、谷を巻はぜで作るため平面的な納まりになるが、瓦葺き屋根の場合には、一段下げて鉄板でと以上の通水路を作る。これが谷樋だ。

谷樋は、両端の立ち上がり部分から30cm以上の幅を持たせないと、台風などの大雨時に漏水の原因になる。さらに、野地板を一段下げると良い。谷樋は銅板やトタン、ステンレス、ガルバリウム鋼板などで施工される。

構造上雨水処理のかなめになっており、板金の腐食が起こりやすく、雨漏りの原因箇所になりやすい。 谷樋を設けないシンプルな屋根のほうが雨漏りが起こりにくい。

谷樋の施工

谷樋の施工

谷樋は、銅板やトタン、ステンレス、ガルバリウム鋼板などで施工されます。 施工方法は、まず野地板に防水シートを敷き、その上に谷樋を設置します。谷樋の幅は、両端の立ち上がり部分から30cm以上必要です。 その後、谷樋を固定して、防水処理を行います。谷樋は、雨水処理のかなめになっており、板金の腐食が起こりやすく、雨漏りの原因箇所になりやすいので、施工時には注意が必要です。

谷樋のメンテナンス

谷樋のメンテナンス

谷樋を設置するのは、屋根の雨漏り防止に欠かせない作業です。 しかし、谷樋は雨水処理を行う重要部位であり、腐食しやすい箇所でもあります。そのため、谷樋の定期的なメンテナンスが必要になります。

谷樋のメンテナンスで大切なことは、定期的に点検を行うことです。谷樋にゴミが溜まっていないか、腐食していないかを確認しましょう。また、谷樋の継ぎ目部分に隙間がないか、シーリング材が劣化していないかなども確認しましょう。

谷樋の点検を行う際は、安全に作業を行うことが大切です。屋根に上る際は、必ず安全帯を着用しましょう。また、屋根が滑りやすくなっている場合は、滑り止めを敷くなどして注意しましょう。

谷樋のメンテナンスは、専門の業者に依頼することもできます。業者に依頼すれば、安全に作業を行うことができますし、谷樋の劣化状況を正確に判断してもらうことができます。