建築用語『ばり』とは?
建築物研究家
「ばり」という建築用語について説明して下さい。
建築を知りたい
「ばり」とは、コンクリートや鉄製品などの角に飛び出してしまう板状の物のことです。本来必要としていない部分であり、仕上がりということを考えると邪魔な物になってしまうため、除去しなければならないと思います。
建築物研究家
その通りです。では、「ばり」が発生する原因を教えて下さい。
建築を知りたい
金属の場合には、プレスなどで発生することがあるが、切断した場合に切り残しのように残ることもあります。コンクリートのばりは、型枠が大きな原因となってくると思います。
ばりとは。
「ばり」とは、コンクリートや鉄製品などの角に飛び出して板状になった部分のことです。本来不要な部分であり、仕上がりの妨げになるので、取り除かなければなりません。取り付けの際にも、ばりがあると上手くいかなくなる原因になります。金属の場合は、プレス加工などで発生することがあり、切断した際にも切り残しとして残る場合があります。コンクリートの場合は、型枠が大きな原因となります。本来は水漏れを防ぐために密閉されているべきですが、完全に密閉することは不可能です。わずかな隙間からセメントが流れてきて、脱型するときにばりとなって残ってしまうことがあります。このばりはきれいに取り除かなければなりません。
ばりの定義
ばりは、建設用語で、コンクリートや鉄製品などの角に飛び出してしまう板状の物のことです。本来必要としていない部分であり、仕上がりということを考えると邪魔な物になってしまうため、除去しなければならない。取り付けのときにもうまくいかなくなる原因になってしまう。ばりは、金属の場合とコンクリートの場合とで発生の原因が異なります。
金属の場合には、プレスなどで発生することがあります。また、切断した場合に切り残しのように残ることもあります。コンクリートのばりの場合は、型枠が大きな原因となってくる。本来は水密性を上げてまったく漏れてこないことが望ましいが、完全な物を作り上げることは不可能だ。少しでも大きな隙間ができていくと、この部分にセメントが流れ込み、脱型したときにばりとなって残ってしまうことがあり、きれいに取り除かなければならない。
ばりが発生する原因
ばりが発生する原因はいくつかあります。
コンクリートの場合、型枠が大きな原因となります。型枠とは、コンクリートを流し込むための枠組みのことです。本来は水密性を上げてまったく漏れてこないことが望ましいのですが、完全なものを作り上げることは不可能です。少しでも大きな隙間ができてしまうと、この部分にセメントが流れ込み、脱型したときにばりとなって残ってしまうことがあります。また、コンクリートを流し込む際に、振動を与えてコンクリートを密着させるのですが、この振動が強すぎると、コンクリートが型枠に押し付けられてばりが発生することがあります。
金属の場合、プレスや切断によってばりが発生することがあります。プレスとは、金属板を型に押し付けて成形する加工方法です。このとき、型から金属板が外れる際に、ばりが発生することがあります。また、金属を切断する際にも、切り残しのようにばりが残ることがあります。
ばりを取り除く方法
ばりを取り除く方法
ばりを取り除く方法は、その素材や形状、程度に合わせて適切に行う必要があります。
コンクリートの場合、ばりは通常、ハンマーやノミなどの工具を使用して手作業で除去されます。ばりが小さい場合は、ヤスリやサンダーを使用して除去することもできます。
金属の場合、ばりは通常、グラインダーやサンダーを使用して除去されます。ばりが大きい場合は、切断機を使用して除去することもできます。
ばりを除去するときは、周囲の素材を傷つけないように注意することが重要です。また、ばりを完全に除去する必要があるので、丁寧に作業することが大切です。
ばりを防ぐ方法
ばりを防ぐ方法
ばりを防ぐ方法は、いくつかの方法があります。まず、コンクリートのばりについては、型枠の隙間をできるだけ小さくすることが重要です。また、型枠の材木をしっかりと固定して、コンクリートが漏れないようにすることが大切です。金属のばりについては、プレスや切断の際に、できるだけ切り残しが発生しないように注意することが必要です。また、金属の表面を滑らかに仕上げておくことで、ばりが発生しにくくなります。
ばりが発生したときの対処法
ばりが発生したときの対処法は、主に研磨や切断による除去が一般的です。研磨は、電動サンダーやグラインダーなどの工具を使用して、ばりを削り落とす方法です。切断は、のこぎりやディスクカッターなどの工具を使用して、ばりを切り落とす方法です。研磨や切断を行う際には、ばりの形状や大きさ、素材に合わせて適切な工具を選択することが大切です。
また、ばりが発生しないように予防することも重要です。コンクリートの場合は、型枠の隙間をしっかりと埋めて、セメントが漏れないようにすることが大切です。金属の場合は、プレスや切断を行う際に、ばりが発生しないように注意することが大切です。
ばりは、仕上がりを悪くしたり、取り付けの際に支障をきたしたりするだけでなく、安全性にも影響を及ぼす可能性があります。そのため、ばりが発生した場合は、適切に対処して除去することが大切です。