胴差しとは?木造軸組工法の構造材をわかりやすく解説

胴差しとは?木造軸組工法の構造材をわかりやすく解説

建築物研究家

胴差しとは、木造軸組工法の構造材のひとつで、1階と2階の間にある水平部材のことです。1階の管柱と2階の管柱の間にある。管柱とは、その階のみに存在する柱のことで、2階の管柱は力を胴差しに伝える。1階の管柱は、胴差しに掛かった力を土台に伝えることに。管柱を受けるということになるため、胴差しは建物外周部分の床梁材とも言える。

建築を知りたい

胴差しは、寸法が管材と同じ幅を持っているのですね。でも、1階に開口を設ける場合には、その分2階の管柱の力を受け止め逃がすところがなくなるため、大きな物になるか、2丁重ねで使われることがあるとありますね。

建築物研究家

その通りです。胴差しは、管柱を受けるために重要な構造材であるため、開口部がある場合は、その分大きくしたり、2丁重ねにして強度を確保する必要があります。

建築を知りたい

なるほど、胴差しは開口部の有無によって、大きさが変わったり、2丁重ねになったりするんですね。よくわかりました。

胴差しとは。

「胴差し」とは、日本の木造軸組工法の構造材のひとつです。1階と2階の間にある、水平の部材のことを指します。胴差しは、1階の土台の上に置かれ、2階の柱を支えています。

胴差しの寸法は、1階の柱と同じ幅をしています。ただし、1階に開口部(窓やドア)を設ける場合、そこには2階から来る力がかかるため、胴差しを大きくしたり、2本重ねて使用する必要があります。

胴差しは、柱や梁、間柱など、他の構造材と緊結して、建物の強度を保ちます。民家の場合は、「刺し鴨居形式」として使用されることもあります。

胴差しは、日本の伝統的な木造建築には欠かせない構造材です。

胴差しの役割と特徴

胴差しの役割と特徴

胴差しは、木造軸組工法の構造材のひとつで、1階と2階の間にある水平部材のこと。主に水平方向の力を負担し、建物が倒壊するのを防ぐ役割を果たします。

胴差しの特徴は、管柱(その階のみに存在する柱)の間にあることです。1階の管柱は、胴差しに掛かった力を土台に伝えます。2階の管柱は、胴差しに力を伝えます。胴差しは、建物外周部分の床梁材とも言えます。

胴差しは、管材と同じ幅を持っていますが、1階に開口を設ける場合には、その分2階の管柱の力を受け止め逃がすところがなくなるため、大きな物になるか、2丁重ねで使われることがあります。管材とはほぞ差しにした上で、金物で補強され、間柱も取り付けされていきます。民家では、刺し鴨居形式として用いられることもあります。

胴差しの種類と形状

胴差しの種類と形状

胴差しの種類と形状

胴差しはその形や使用する場所によって、胴差の種類は数多くあります。1階と2階の管柱の間にはめ込まれる胴差しが「通り胴差し」、階段部分のみはめ込まれる胴差しが「段差胴差し」、垂壁や出窓の頭部はめ込まれる胴差しが「腰胴差し」、梁成を調節するために梁受けの支えとして取り付ける胴差しを「付け胴差し」、妻面部分に取付される胴差しが「妻胴差し」と呼ばれます。また、胴差しは形状により分類すると「片側面取り」胴差しと「両側面取り」胴差しの2種類に分類されます。

胴差しと管柱の関係

胴差しと管柱の関係

胴差しは、1階と2階の間にある水平部材で、1階の管柱と2階の管柱の間にある。管柱とは、その階のみに存在する柱のことで、2階の管柱は力を胴差しに伝える。1階の管柱は、胴差しに掛かった力を土台に伝えることになるため、胴差しは建物外周部分の床梁材とも言える。

胴差しは、管柱の力を受けるため、大きな物になるか、2丁重ねで使われることがある。管材とはほぞ差しにした上で、金物で補強され、間柱も取り付けされていく。民家では、刺し鴨居形式として用いられることもある。

胴差しと間柱の関係

胴差しと間柱の関係

胴差しは、木造軸組工法の構造材のひとつで、1階と2階の間にある水平部材のことです。1階の管柱と2階の管柱の間にある。管柱とは、その階のみにある柱のことで、2階の管柱は力を胴差しに伝えます。1階の管柱は、胴差しにかかった力を土台に伝えることに。管柱を受けるということになるため、胴差しは建物外周部分の床梁材とも言えるのです。

寸法は管材と同じ幅を持っているが、1階に開口を設ける場合には、その分2階の管柱の力を受け止め逃がすところがなくなるため、大きな物になるか、2丁重ねで使われることがある。管材とはほぞ差しにした上で、金物で補強され、間柱も取り付けされていく。民家では、刺し鴨居形式として用いられることもある。

間柱は、胴差しと平行に設置される縦方向の部材です。胴差しを支え、壁や天井を支える役割を果たします。間柱の寸法は、胴差しと同じか、少し細いのが一般的です。間柱は、胴差しにほぞ差しで取り付けられます。ほぞ差しとは、木材同士を接合する伝統的な工法で、木材に穴を開け、そこにほぞと呼ばれる突起を差し込むことで接合します。

胴差しと間柱は、木造軸組工法の基本的な構造部材です。この2つの部材が組み合わさることで、家が強固な構造となり、地震や台風などの災害に耐えることができるのです。

胴差しと床梁の関係

胴差しと床梁の関係

胴差しは、建物外周部分の床梁材と言えるが、1階に開口を設ける場合には、その分2階の管柱の力を受け止め逃がすところがなくなるため、大きな物になるか、2丁重ねで使われることがある。1階の管柱は、胴差しに掛かった力を土台に伝えることに。管柱を受けるということになるため、胴差しは建物の外周部分の床梁材とも言える。寸法は管材と同じ幅を持っているが、1階に開口を設ける場合には、その分2階の管柱の力を受け止め逃がすところがなくなるため、大きな物になるか、2丁重ねで使われることがある。

また、管材とはほぞ差しにした上で、金物で補強され、間柱も取り付けされていく。民家では、刺し鴨居形式として用いられることもある。