樋端とは?知っておきたい和室の建具用語
建築物研究家
「樋端」とは、敷居や鴨居に対して溝を作るために彫られた凸部のことですが、どこにその溝があるのでしょうか?
建築を知りたい
溝の両端にある部分が高くなっている部分のことだと思います。
建築物研究家
正解です。その高くなっている部分を「樋端」と言います。樋端には、外樋端と中樋端、畦の3種類があります。それぞれ、どのような場所にあるのか説明できますか?
建築を知りたい
外樋端は外側にある部分、中樋端は溝同士の境目になっている中央部分、畦は和室側にある部分だと思います。
樋端とは。
「樋端」とは、敷居や鴨居の上部や下部に彫られた溝を作るための凸部のことです。溝が中央にある場合は、溝の両端の部分になります。外側の部分は「外樋端」と呼ばれ、中央部の溝同士の境目は「中樋端」あるいは「畦」と呼ばれます。また、和室側から区別するために「内樋端」と呼ぶこともあります。
溝を作ることによって、建具が外れたりせず正確に滑らせることができるようになるため、重要な役割を果たします。かつては木製の埋め樫を用いていましたが、現在では貼るだけで高い性能を発揮させることができる「敷居スベリ」が販売されており、より手軽に取り付けられるようになりました。
畳に接する場合、外樋端を糸面とするのが一般的です。また、廊下側の踏み下げを一分面にすることも決まりとなっています。
樋端の意味と役割
樋端とは、敷居や鴨居に対して溝を作るために彫られた凸部のことです。溝の両端にある部分で、高くなっているところが樋端となります。外側の部分は外樋端であり、中央部分で溝同士の境目になっている部分が中樋端や畦と呼ぶ。和室側を区別するために内樋端と呼び区別することもあります。
溝を作り出せば、外れたりすることもなく、正確に建具を滑らせることができるようになるため、重要な意味を持ちます。かつては、埋め樫しておいたが、これがもっと手軽にできるように敷居スベリが販売されており、貼るだけで高い性能を発揮させることが可能です。畳に接する場合には外樋端を糸面とするのが定法であり、廊下側の踏み下げを一分面にするのが決まりです。
樋端のメンテナンス
樋端とは、敷居や鴨居に対して溝を作るために彫られた凸部のこと。 溝の両端は高くなっている部分が樋端となる。外側の部分は外樋端であり、中央部分で溝同士の境目になっている部分を中樋端または畦と呼ぶ。和室側を区別するために内樋端と呼び区別することもある。樋端は、正確に建具を滑らせるために正確な溝を作ることの重要な役割を担っている。溝を作り出せば、外れたりすることもなく、正確に建具を滑らせることができるようになる。かつては、樋端を埋め樫しておいたが、最近は敷居スベリが販売されており、貼るだけで高い性能を発揮させることが可能だ。畳に接する場合には外樋端を糸面とする。これが定法であり、廊下側の踏み下げを一分面にする。
樋端は、建具の滑りを良くするだけでなく、建具のガタつきを防ぐ役割も果たしている。 樋端が摩耗したり、損傷していると、建具がガタついたり、スムーズに開閉できなくなってしまう。樋端は、建具の寿命を延ばすためにも、定期的にメンテナンスすることが重要だ。
樋端のメンテナンスには、樋端の掃除と、樋端の補修の2つがある。 樋端の掃除は、柔らかい布で汚れを拭き取ればよい。樋端の補修は、樋端が摩耗していたり、損傷している場合は、樋端材を交換したり、樋端を埋め木する必要がある。樋端のメンテナンスは、専門の業者に依頼することもできる。
樋端の歴史と文化
樋端とは、敷居や鴨居に対して溝を作るために彫られた凸部のことです。溝の両端にある部分で、高くなっているところが樋端となります。外側の部分は外樋端であり、中央部分で溝同士の境目になっている部分が中樋端や畦と呼びます。和室側を区別するために内樋端と呼び区別することもあります。
溝を作り出せば、外れたりすることもなく、正確に建具を滑らせることができるようになるため、重要な意味を持ちます。かつては、埋め樫しておいたのですが、これがもっと手軽にできるように敷居スベリが販売されており、貼るだけで高い性能を発揮させることが可能となりました。畳に接する場合には外樋端を糸面とします。これが定法であり、廊下側の踏み下げを一分面にするのです。
樋端の歴史は古く、平安時代にはすでに存在していました。当時は、おもに寺院や神社などの建物に使用されていました。江戸時代になると、庶民の住宅にも樋端が使われるようになり、一般に普及しました。樋端は、日本の伝統的な建築様式である数寄屋造りでよく見られます。数寄屋造りは、茶室や書院など、茶道や華道などの伝統芸能を楽しむために建てられた建物です。樋端は、数寄屋造りの建物に、風情や趣を加える役割を果たしています。