露地とはそもそも何なの?

露地とはそもそも何なの?

建築物研究家

「露地」は茶室に付属する庭のことですが、腰掛侍合やつくばい、灯籠など、どのようなものが配置されることが多いでしょうか?

建築を知りたい

「露地」とは茶室に付属する庭のことであり、腰掛侍合や灯籠、井泉、飛石などが配置されることが多いです。

建築物研究家

おっしゃる通りです。露地はもともと狭い通路上に設けられた庭を指しますが、茶室が発達したことで、茶室に付随する庭園として発展していったと考えられています。

建築を知りたい

ありがとうございました。茶室の発展によって露地が生み出されたことを初めて知りました。

露地とは。

露地とは茶室に隣接した庭園のことで、腰掛侍合、雪隠(トイレ)中門などの建物や、つくばい(水鉢)、灯籠、井戸、飛び石などが配置されいます。また、屋根のない地面や家と家の間の細い道、敷地内に設けられた細い通路という意味で使われることもあります。本来は「路地」と表記されていましたが、江戸時代の茶書などにおいて「露地」の名称が登場しています。

露地は敷地の限られた都市部の町屋において発達したと考えられており、もとは「通り庭」と呼ばれる細長い庭園が発達していましたが、さらに茶室へとつながる通路である「路地」が別に作られるようになりました。千利休の時代には茶室の建築が盛んになり、いわゆる利休風の茶室もこうした状況で熟成されていきました。

露地の意味

露地の意味

露地とは、茶室に付属する庭のことであり、腰掛侍合、雪隠、中門などの施設や、つくばい、灯籠、井泉、飛石などが配置される。また、屋根に覆いのない地面及び、家と家との間の狭い道、敷地内に設けられた狭い通路という別の意味で使われることもある。本来は「路地」と表記されていたが、江戸時代の茶書などにおいて、「露地」の名称が登場している。敷地の限られた都市部の町屋において発達したと考えられ、もとは「通り庭」と呼ばれる細長い庭園が発達していたが、さらに茶室へとつながる通路である「路地」が別に作られるようになったとされる。

露地の役割

露地の役割

露地の役割は、茶室に付属する庭として、茶会における客をもてなす空間を演出することである。露地は、茶室へのアプローチ空間として、客の心を落ち着かせ、茶室へと導く役割を果たす。また、露地には、つくばい、灯籠、井泉、飛石などの施設が配置されており、それらは、茶室の雰囲気を演出する役割を果たす。露地は、茶室建築において重要な要素であり、茶室の美しさを引き立てる役割を果たしている。

露地の歴史

露地の歴史

露地の歴史は敷地の限られた都市部の町屋において発達したと考えられており、もとは「通り庭」と呼ばれる細長い庭園が発達していましたが、さらに茶室へとつながる通路である「路地」が別に作られるようになりました。

千利休の時代になると茶室の建築が盛んとなり、いわゆる利休風の茶室もこうした状況で熟成されていきました。茶室に露地が付くようになったのは桃山時代とされており、茶室本体と露地が一体となって設計されるようになり、露地は茶室への序章としての役割を果たすようになりました。

露地の構成要素

露地の構成要素

露地の構成要素は、主に蹲踞(蹲踞とは、茶室に入る前に手を洗い口をすすぐための設備のこと。)・灯籠・坪庭・飛石・手水鉢・雪隠・中門・腰掛待合いなどからなります。蹲踞は、茶室に入る前に手を洗い口をすすぐための設備で、茶室の入り口付近に設置されることが多いです。灯籠は、夜間の明かりとして、また、装飾として設置されるもので、様々な形やデザインのものがあります。坪庭は、露地の限られたスペースに作られる小さな庭で、砂や石、植物などで構成されます。飛石は、露地を歩くための石で、石の間には砂や苔などが敷き詰められています。手水鉢は、蹲踞で手を洗うための水を入れておく容器で、石や陶器で作られたものがあります。雪隠は、茶室の利用者が排泄するための施設で、露地の奥の方に設置されることが多いです。中門は、露地と茶室を結ぶ門で、躙口と呼ばれる小さな出入り口があります。腰掛待合いは、茶室の前にある腰を掛ける場所です。

露地の美学

露地の美学

露地の美学は、茶室に付属する庭の美しさのことです。露地は、腰掛侍合(こしかけざむらいあい)、雪隠(せっちん)、中門(ちゅうもん)などの施設や、つくばい、灯籠(とうろう)、井泉(せいせん)、飛石(とびいし)などが配置されています。

露地の美しさは、その自然な美しさにあります。露地は、自然の素材を使用し、自然の風景をそのまま生かした造りになっています。樹木や草花、石や水などの自然の素材が、絶妙なバランスで配置され、四季折々の美しさを楽しむことができます。

露地の美しさは、その奥ゆかしさにもあります。露地は、決して派手ではありません。むしろ、ひっそりとした静かな空間になっています。そのひっそりとした静かな空間だからこそ、自然の美しさや奥ゆかしさをより深く感じることができます。