箪笥とは?その由来や種類を解説!
建築物研究家
建築用語『箪笥』の意味について教えてください。
建築を知りたい
箪笥は、衣類や装身具などを収納するための木製の家具です。大小の引出しや戸棚が設けられています。
建築物研究家
箪笥には、和箪笥と洋箪笥の2種類があります。和箪笥は、引出しを主としたもので、英語でもTansuと呼ばれています。洋箪笥は、西洋風の収納家具で、和箪笥と区別して洋箪笥や洋服箪笥などと呼ばれています。
建築を知りたい
なるほど、箪笥には和箪笥と洋箪笥の2種類があるんですね。勉強になりました。
箪笥とは。
箪笥とは、衣類や装身具をしまう木製の家具のことです。大小の引き出しや戸棚がついています。引き出しが主のものは和箪笥と呼ばれ、英語でもそのままTansuと言います。一方で、西洋風の収納家具も箪笥と呼ばれ、和箪笥と区別するために洋箪笥や洋服箪笥などと呼ばれています。
箪笥は家庭用品品質表示法の適用対象であり、雑貨工業品表示規定に基準が定められています。箪笥の数え方は「棹(さお)」です。これは、箪笥を持ち運ぶ際に和箪笥につけられた金具に棹を通して運んだことに由来しています。
箪笥は、収納するものによって種類があり、服を収納する衣装箪笥や洋服箪笥、食器を収納する茶箪笥などがあります。また、結婚時に用意される婚礼箪笥など、特別な用途の箪笥もあります。
箪笥の由来
箪笥の由来は、鎌倉時代まで遡ります。 当時、衣服や調度品を収納する家具として、木製の箱が使用されていました。この箱は、蓋を開けると、中に棚が設けられていて、衣服や調度品を収納することができました。この箱は、次第に改良され、引出しが設けられたり、戸棚が設けられたりしました。これが、箪笥の起源です。
箪笥は、江戸時代に入ると、庶民の間にも普及するようになりました。箪笥は、衣服や調度品を収納するだけでなく、婚礼の際に嫁入り道具として贈られたり、家財道具として重用されたりしました。箪笥は、日本の伝統的な家具として、現在も多くの家庭で使用されています。
箪笥の使い方
箪笥の使い方は、洋服や食器、寝具など、さまざまなものを収納するために使用されます。箪笥は、和室や洋室どちらにも置くことができますが、和室に置く場合は、和箪笥がおすすめです。和箪笥は、木製の家具で、小ぶりで、引き出しが複数ついています。洋室に置く場合は、洋箪笥がおすすめです。洋箪笥は、金属製の家具で、大型で、扉がついています。箪笥を使用する際には、収納するものを種類別に分けることが大切です。そうすることで、必要なものをすぐに取り出すことができます。また、箪笥の中を定期的に整理整頓することも大切です。そうすることで、箪笥の中を清潔に保ち、収納するものを傷つけるのを防ぐことができます。
箪笥の選び方
箪笥の選び方は、部屋の広さや収納したいものの量、デザインなどによって異なります。まず、部屋の広さを考慮して、置く場所とサイズを決めましょう。収納したいものの量が多ければ、引出しや戸棚の多いものを選ぶことをおすすめします。
デザインについては、部屋のインテリアに合わせて選ぶとよいでしょう。和室には和箪笥、洋室には洋箪笥がおすすめです。また、婚礼箪笥など特別な用途の箪笥も人気があります。
箪笥を選ぶ際には、素材や構造にも注目しましょう。素材は、桐や杉などの無垢材を使用したものが丈夫で長持ちします。また、構造は、引出しや戸棚が開閉しやすいかどうかを確認しましょう。
最後に、箪笥の価格も重要なポイントです。箪笥の価格は、素材や構造、デザインによって異なります。予算に合わせて、自分に合った箪笥を選びましょう。
箪笥のメンテナンス
箪笥のメンテナンスは、家具の寿命を延ばし、美観を維持するために重要なことです。
箪笥のメンテナンスには、以下の手順があります。
1. 埃を払う。
箪笥には、埃がたまりやすいです。埃を払うことで、箪笥の外観をきれいに保つことができます。埃を払う際には、柔らかい布や掃除機を使用してください。
2. 汚れを落とす。
箪笥には、汚れが付くことがあります。汚れを落とすことで、箪笥の美観を維持することができます。汚れを落とす際には、中性洗剤を水で薄めて使用してください。
3. ワックスをかける。
箪笥は、ワックスをかけることで、表面の保護をすることができます。ワックスをかけることで、箪笥の寿命を延ばすことができます。ワックスをかける際には、家具専用のワックスを使用してください。
4. 湿気に注意する。
箪笥は、湿気に弱い家具です。湿気にさらされることで、箪笥が腐食したり、カビが生えたりすることがあります。箪笥を湿気にさらさないように、湿度の高い場所には置かないでください。
5. 直射日光に当てない。
箪笥は、直射日光に当たると、表面が劣化したり、色が褪せたりすることがあります。箪笥を直射日光に当てないように、直射日光の当たる場所には置かないでください。