座敷飾り〜邸宅を彩る唐物の美〜

座敷飾り〜邸宅を彩る唐物の美〜

建築物研究家

“座敷飾り”とは何でしょうか?

建築を知りたい

唐物を飾るためのもので、押板から始まり、棚やつけ書院を設けることで、座敷飾りというかたちができあがっていったものです。

建築物研究家

座敷飾りはどうなっていったのでしょうか?

建築を知りたい

床が作られるようになってからは、座敷飾りは床の上に移るようになり、客を迎え入れる様式となっていきました。書院造の成立とともに、座敷飾りも伴って変化していき、日常的な生活様式として取り入れられるようになっていきました。

座敷飾りとは。

座敷飾りは、書院造りの中心的な部屋に唐物を飾るために作られたものです。室町時代になると、室内空間が快適な環境になってきたことで、中国から伝わった唐物と呼ばれる美術工芸品の収集が流行しました。唐物を収集するにつれて、それらを飾る場所が必要になり、作られたのが座敷飾りです。

座敷飾りは、最初は三具足(花瓶、香炉、燭台)を置くための押板から始まり、その後、棚やつけ書院が設けられるようになりました。床が作られるようになってからは、座敷飾りは床の上に移り、客を迎え入れるための装飾となりました。

座敷飾りは、書院造とともに発展し、日常生活の一部として取り入れられるようになりました。

座敷飾りの歴史と由来

座敷飾りの歴史と由来

書院造作りの主室に設けられる唐物を飾るための物である座敷飾り。その歴史と由来は、室町時代に遡ります。室町時代に入ると、室内空間が快適な環境になってくるとともに、中国からわたってきた唐物と呼ばれる美術工芸品を収集することが流行していきました。

収集を進めるとともに、飾り付ける場所が必要となり、作られるようになったのが座敷飾りです。当初は、三具足を置くための押板から始まり、棚やつけ書院を設けることで、座敷飾りというかたちができあがっていきました。

床が作られるようになってからは、座敷飾りは床の上に移るようになり、客を迎え入れる様式となっていきました。これが書院造の成立とともに、座敷飾りも伴って変化していき、日常的な生活様式として取り入れられるようになっていったのです。

座敷飾りの種類と配置

座敷飾りの種類と配置

座敷飾りの種類と配置

座敷飾りには、大きく分けて三種類ある。押板飾りと棚飾り、つけ書院飾りである。

押板飾りは、座敷飾りの基本形とも言えるもので、床の間の正面に押板を取り付け、その上に唐物を飾る。棚飾りは、押板飾りの下に棚を設けて、唐物を飾る。つけ書院飾りは、座敷飾りの最も豪華な形式で、床の間の正面に書院を設けて、唐物を飾る。

座敷飾りの配置は、室内の空間によって異なるが、一般的には床の間の正面に飾られる。また、唐物の種類や大きさによって、飾る位置も異なる。例えば、大型の唐物は床の間の正面に、小型の唐物は棚やつけ書院に飾られる。

座敷飾りによく用いられる唐物

座敷飾りによく用いられる唐物

座敷飾りによく用いられる唐物は、中国から輸入された美術工芸品です。唐物は、室町時代に収集ブームが起こり、その飾り付け場所として座敷飾りが作られるようになりました。

唐物には、陶磁器、青銅器、漆器、金工品など、さまざまな種類があります。陶磁器では、宋代の青磁や白磁、明代の景徳鎮窯の染付などが人気がありました。青銅器では、殷や周の時代の鼎や簋などが珍重され、漆器では、宋代の螺鈿や蒔絵の器物などが好まれました。金工品では、明代の銅製の香炉や花瓶などが人気がありました。

これらの唐物は、座敷飾りの押板付け書院などに飾り付けられました。唐物は、座敷飾りの重要な要素であり、その美しさや希少性を楽しむことが、当時の流行でした。

現代の座敷飾り〜伝統の継承と革新〜

現代の座敷飾り〜伝統の継承と革新〜

座敷飾りは、書院造作りの主室に設けられる唐物を飾るための物のことです。室町時代に室内空間が快適な環境になってくるとともに、中国からわたってきた唐物と呼ばれる美術工芸品を収集することが流行していきます。収集を進めるとともに、飾り付ける場所が必要となり、作られるようになったのが座敷飾りです。三具足を置くための押板から始まり、棚やつけ書院を設けることで、座敷飾りというかたちができあがっていきました。

床が作られるようになってからは、座敷飾りは床の上に移るようになり、客を迎え入れる様式となっていきます。これが書院造の成立とともに、座敷飾りも伴って変化していき、日常的な生活様式として取り入れられるようになっていきました。

現代の座敷飾り〜伝統の継承と革新〜

現代では、座敷飾りは伝統的な様式に則りながら、新しい解釈を加えたものも数多く見られます。例えば、伝統的な唐物に現代美術の作品を組み合わせたり、座敷飾りの配置やレイアウトを現代風にアレンジしたりしたものなどがあります。また、座敷飾りを単なる装飾品としてではなく、空間を演出するためのツールとして捉え、空間全体のデザインと調和させながら構成するケースも増えています。

座敷飾りは、伝統と革新が融合した新しい芸術として、日本の文化シーンで注目を集めています。