
知恵や財産を象徴する装飾:カブリオールレッグ
カブリオールレッグとは、動物の足をモチーフとしてデザインされた椅子やテーブルの脚のこと。やわらかな曲線を描くように湾曲したものが多い。
カブリオールとは、フランスのダンス用語であり、弾む、飛び上がるという意味を持っている。カブリオールレッグでも、飛び上がりそうなデザインをとっているところの特徴となる。
一般的に猫の脚をもとにデザインされたものが多く、カブリオールレッグといえば猫脚と訳されることも。
女性らしいデザインになるが、龍が卵をつかんでいるような強いデザインも作られている。
こうしたデザインは、知恵や財産といった意味を込められており、アンティーク家具の中でも人気が高い。意匠的な部分は強いものの、強度も考え作られている。