その他 大和絵の秘密 – 歴史と美しさ
大和絵とは、日本絵画の概念のひとつで、中国の唐絵に対して使われるようになった言葉のことである。平安時代に発達していき、源氏物語絵巻などが代表的な作品である。諸派ができあがるものの、近代の日本画にも影響を与え続けてきた。大和絵は、伝統技法でありながらも、中国の水墨画などを積極的に取り入れることで、狩野派を代表とする大和絵は隆盛を極めることとなった。こうしたことから、大和絵を定義するためには、時代背景を知ることが必要であり、用法も技法も時代によって異なる。特に平安時代から始まった時期は題材ということでの概念が強く、技法としての関連性はほとんどない。様式として完成していくのは、14世紀以降のことであり、この時代以降は伝統的な絵画様式として定着していくことになる。
