膨張

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建材と資材について

シナ合板とは?特徴と用途

シナ合板とは、基材にラワン系の南洋材を使用し、表面にシナの単板を貼った普通合板のことです。シナは木材として有用な散孔材で、青シナと赤シナの二種類があります。これらは用途が異なり、青シナは見た目が美しく上質の合板の表面などに使われ、赤シナは主に裏面や内部に使われます。シナ合板に貼られるのは主に青シナです。日本国内の全域に分布しており、安価で加工し安いのが特徴で、合板の表面やアイスクリームのへらに用いられます。しかし、耐久性や保存性は低いです。シナ合板は、熱圧接着しているため含水率が低く、温度による膨張や収縮が少ないのが特徴です。押し入れの壁や天井、建具表面の仕上げ材などによく用いられます。
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アルカリ骨材反応とは?その原因と対策

建築用語である「アルカリ骨材反応」は、強アルカリ性であるコンクリートの性質に対し、骨材が反応を示すことで起こる劣化現象です。この異常膨張は、コンクリート内部に存在するアルカリ金属イオンと特定の鉱物が反応することによって引き起こされるものです。大部分のアルカリ骨材反応は、内部で生成された水ガラス層が未反応のシリカ成分と反応して膨張反応を起こすアルカリシリカ反応と呼ばれるものによって生じます。この膨張反応によって体積が膨張し、膨張圧が高まると、耐力を超えた段階でひび割れが見られます。ひび割れに方向性が見られず、大きな力になると10mm以上のクラックを生じてしまうのが特徴です。かつて海砂などが使われていた時代には多く見られる現象であるため、現在は無害骨材を使用するなどの対策が講じられています。
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練付けとは?その必要性やメリットとデメリット

練付けとは、表面の化粧用に、単板や樹脂板を接着剤で下地板などの合板に貼ることをいいます。練付けを行なった合板は、練付合板または突板と呼びます。高級樹種の表面を薄くスライスして張り、無垢材のように用いることもあります。板すべてを高級素材で製作するとコストがかかるため、この手法がよく用いられました。プリント技術が発展してからは、わざわざ練付けを行わず、プリントで木材などの表面を表現するようになったため使用頻度は減少しています。練付材は、無垢であるため、傷ついたときなどには比較的容易に補修が可能です。しかし、無垢であるために湿気に弱く、収縮と膨張をくり返すとひび割れが起きる場合もあります。これを避けるために、表面に塗装を行なうこともあります。
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海砂とは?建築用語の解説とコンクリートへの影響

海砂とは、海からとれる砂のことです。 海水の波浪によって摩耗されているため、砂自体が球形、あるいは円滑な表面を持っています。コンクリートの細骨材などとして、山砂や川砂が枯渇したことで海砂を使うようになりました。しかし、海砂は塩分を大量に含んでいます。これが問題となり、海の生態系に影響を与えただけではなく、コンクリートの塩害を発生させました。塩化物イオンの働きにより、鉄筋などの鋼材が腐食してしまい膨張し、コンクリートを著しく損傷させるため、海砂は洗浄しても使われることは少ないのです。
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