妻入りとは? その意味と種類

妻入りとは? その意味と種類

建築物研究家

「妻入り」とは、切妻屋根、入母屋屋根の建物で、建物の入り口を棟木と直角の面である妻側に設けている場合を言う。妻入り型の町家は、西日本においては芽葺き屋根の形式が残った物で、東日本においては積雪の処理のためだったと考えられている。

建築を知りたい

妻入りは、豪雪地帯でよく見られますよね。屋根の雪が出入り口に落ちないようにするためですね。

建築物研究家

その通りです。妻入りは、豪雪地帯の民家や神社建築によく見られます。神社建築では、住吉造、大社造、春日造が妻入りとなっています。

建築を知りたい

妻入りは、雪の多い地域に適した伝統的な建築様式ですね。

妻入りとは。

「妻入り」とは、切妻屋根や入母屋屋根の建物において、建物の入り口を棟木と直角の面である妻側に設けている場合のことを指します。切妻屋根や入母屋屋根では、その妻側に入り口があるのが特徴です。棟が街路を直角に通されているため、街路側に三角の破風が見える形になります。また、豪雪地帯などでは、屋根の雪が出入り口に落ちないようにする屋根形式を指すこともあります。

妻入り型の町家は、西日本では芽葺き屋根の形式で残っているものがあり、東日本では積雪の処理のためだったのではないかという説があります。

棟木と平行の面を「平(ひら)」と言い、平の入り口のある平入りに相対する言葉です。一般的には、平入りが多く、妻入りは少ない傾向にあります。

神社建築では、住吉造、大社造、春日造は妻入りとなっています。民家でも妻入りのものがあります。

妻入りの種類

妻入りの種類

妻入りの種類

妻入りには、切妻妻入りと入母屋妻入りの2種類があります。切妻妻入りは、切妻屋根の妻側に玄関がある形式で、入母屋妻入りは、入母屋屋根の妻側に玄関がある形式です。切妻妻入りは、日本古来の伝統的な形式で、入母屋妻入りは、寺院や神社などの宗教建築で多く見られます。また、妻入りの形式は、地域によっても異なります。雪の多い地域では、雪が玄関に落ちないようにする妻入りが好まれ、温暖な地域では、平入りが好まれます。

妻入りと平入りの違い

妻入りと平入りの違い

妻入り平入りは、建物の入り口の配置によって区別される建築用語です。

妻入りとは、切妻屋根や入母屋屋根の建物で、建物の入り口を棟木と直角の面である妻側に設けている場合を言います。棟が街路を直角に通されているため、街路側に三角の破風が見える形になります。また、豪雪地帯などでは、屋根の雪が出入り口に落ちないようにする屋根形式を指します。

平入りとは、棟木と平行の面である平側に建物の入り口がある場合です。妻入りに比べて、開口部や窓を配置しやすく、採光や通風を確保しやすいのが特徴です。そのため、平入りの建物は、妻入りの建物よりも多く見られます。

妻入りのメリットとデメリット

妻入りのメリットとデメリット

妻入りのメリットとデメリット

妻入りの住宅は、建物の正面に三角形の破風が見えるのが特徴です。この破風は、雨や雪などの悪天候から建物を守る役割があります。また、妻入りの住宅は、平入りの住宅よりも断熱性が高いと言われています。これは、妻壁が建物の外壁の面積を小さくする効果があるためです。

しかし、妻入りの住宅にはデメリットもあります。その1つは、平入りの住宅よりも採光性が悪いことです。これは、妻壁が建物の光を遮るためです。また、妻入りの住宅は、平入りの住宅よりも建築コストがかかります。これは、妻壁を建設するには、平入りの住宅よりも多くの材料が必要になるためです。

妻入りの事例

妻入りの事例

妻入りとは、切妻屋根、入母屋屋根の建物で、建物の入り口を棟木と直角の面である妻側に設けている場合を言います。 一般的に、平入りが多く、妻入りは少ないですが、神社建築では、住吉造、大社造、春日造は妻入りとなっています。民家でも妻入りの物もあります。

妻入り型の町家は、西日本においては芽葺き屋根の形式が残った物で、東日本においては積雪の処理のためだったと考えられています。 豪雪地帯などでは、屋根の雪が出入り口に落ちないようにする屋根形式を指します。棟木と平行の面を「平(ひら)」と言い、平の入り口のある平入りに相対する言葉です。