建築用語『法』って意外と奥が深い

建築用語『法』って意外と奥が深い

建築物研究家

建築用語で「法」とは、切土や盛り土の斜面のことだよ。のり面、法肩、法尻、法足という部分に分かれるよ。

建築を知りたい

のり面、法肩、法尻、法足って、それぞれどういう意味ですか?

建築物研究家

のり面は斜面のことで、法肩は斜面の頂点の肩の部分、法尻は斜面の一番下の部分、法足は法肩から法尻までの長さだよ。

建築を知りたい

なるほど、わかりました。ありがとうございます。

法とは。

「法面とは、土を掘削して斜面を作った部分のことを言う。斜面の頂点の端までを「法肩」と呼び、最も底の部分を「法尻」と呼ぶ。法肩から法尻までの斜面の延長を「法足」という。法面の傾斜角が30度以下の場合は、「安定角」と呼ばれ、擁壁工事は必要ない。しかし、30度を超える場合は、何かしらの対応が必要になる。盛り土をするときだけでなく、切土をするときも、法面を30度以下にしておけば擁壁工事が不要になる。また、法面は寸法を表す場合もある。例えば、「内法」とは、部材と部材の間の有効寸法のことをいう。建物の有孔面積を計算する際、壁の厚みなどは考慮せず、内法寸法で計算する。内法に対して、壁や柱の中心から中心までの寸法を「壁芯」という。」

切土と盛り土の斜面

切土と盛り土の斜面

建築用語における「法」とは、切土や盛り土の斜面のことを指す。この斜面部分をのり面、頂点の肩部分を法肩、一番下の部分を法尻と言う。また、法肩から法尻までののり面の長さを法足と呼ぶ。傾斜の角度30度を安定角と呼び、30度以下の傾斜であれば擁壁工事は不要である。しかし、30度を超える場合には、何かしらの対応をしなければならない。盛り土をする場合だけでなく、切土をする場合にも法面を30度以下にしておけば擁壁工事が不要となる

のり面、法肩、法尻

のり面、法肩、法尻

のり面、法肩、法尻とは、建築用語で、切土や盛り土の斜面のことを指します。のり面は、斜面の全体を指し、法肩は、のり面の頂点の肩の部分、法尻は、のり面の一番下の部分を指します。また、法肩から法尻までののり面の長さを法足と呼びます。

法面の傾斜の角度が30度以下の場合には、擁壁工事は不要となります。これは、30度以下の傾斜であれば、自然な地盤が安定して崩れないためです。しかし、30度を超える場合には、何かしらの対応をしなければなりません。盛り土をする場合だけでなく、切土をする場合にも法面を30度以下にしておけば擁壁工事が不要となります。

また、法は寸法を表す場合もあります。例えば、内法といった場合には、部材と部材の間の有効寸法のことをさします。建物の有孔面積を算出する際には、壁の厚み等を考慮せず内法寸法で計算します。内法に対して壁や柱の中心から中心までの寸法を壁芯と呼びます。

安定角と擁壁工事

安定角と擁壁工事

安定角とは、のり面の斜面が崩落することなく安定を保てる角度のことで、一般的に30度以下と言われています。30度以下の傾斜であれば、擁壁工事は不要ですが、30度を超える場合には、擁壁工事が必要となります。擁壁工事とは、のり面の斜面を安定させるために、コンクリートやブロックなどで壁を築く工事のことです。擁壁工事を行うことで、のり面の斜面が崩落するのを防ぎ、安全性を確保することができます。

盛り土をする場合だけでなく、切土をする場合にも、法面を30度以下にしておけば、擁壁工事が不要となります。切土とは、地面を掘削して低くすることです。切土を行う場合にも、のり面の斜面が崩落しないように、法面を30度以下にしておく必要があります。

法は、寸法を表す場合もあります。例えば、内法とは、部材と部材の間の有効寸法のことをさします。建物の有孔面積を算出する際には、壁の厚み等を考慮せず、内法寸法で計算します。内法に対して、壁や柱の中心から中心までの寸法を壁芯と呼びます。