建設費ってなに？建築用語をわかりやすく解説

建設費ってなに？建築用語をわかりやすく解説

建設費とは

建設費とは、工事費ともいわれ、建築工事や土木工事など建設工事に要する費用の総称です。建設費(工事費)は、直接工事費と間接工事費に分けられます。

直接工事費は、その名前の通り工事に直接的に必要な費用のことです。材料費や人件費、水道光熱関係の直接経費が含まれます。

一方間接工事費には、工事事務所の建設など、実際に建築する建物に直接関係はしないが、工事に際して必要となる仮設物の工事費用や、外注業者との事前打ち合わせ経費などの業者が、計上する諸経費である現場管理費などがあります。

なお、建設費と似た言葉である「建築費」は、必要最低限で構成された工事費のことで、どのような敷地でも必ず同じ費用がかかる項目と言えるでしょう。

建設費に含まれるもの

建設費とは、工事費とも呼ばれ、建築工事や土木工事など建設工事に要する費用の総称です。建設費は、直接工事費と間接工事費に分けられます。直接工事費は、工事費のなかでも、材料費や人件費、水道光熱関係の直接経費など、工事に直接的に必要な費用です。材料費は、工事で使用する資材や設備の購入費用です。人件費は、工事現場で実際に作業する職人の賃金や手当です。水道光熱関係の直接経費は、工事現場で使用する水道代、電気代、ガス代などの費用です。一方で間接工事費は、工事事務所の建設など、実際に建築する建物に直接関係はありませんが、工事に際して必要となる仮設物の工事費用、外注業者との事前打ち合わせ経費などの業者が計上する諸経費や、現場管理費などです。

建設費と建築費の違い

建設費と建築費の違いとは、建設費は、工事費ともいわれ、建築工事や土木工事など建設工事に要する費用の総称であることを説明してきました。建設費には、直接工事費と間接工事費の2つがあり、直接工事費は、材料費や人件費、水道光熱関係の直接経費など、工事に直接的に必要な費用です。一方、間接工事費とは、工事事務所の建設など、実際に建築する建物に直接関係はしないが、工事に際して必要となる仮設物の工事費用や、外注業者との事前打ち合わせ経費などの業者が計上する諸経費である現場管理費などです。

一方、建築費とは、必要最低限で構成された工事費のことです。敷地の状況や地盤の状態などに関係なく、どのような敷地でも必ず同じ費用がかかる項目と言えるでしょう。例えば、基礎工事や躯体工事、内装工事などは、どの建物でも必ず必要な工事です。建築費は、建設費の一部であり、建設費には、建築費以外にも、諸経費や付帯工事費などの費用が含まれています。

建設費を安く抑える方法

建設費を安く抑える方法としては、まず初めに予算を明確にすることが挙げられます。予算を明確にすることで、どのようなコスト削減が可能なのか、予算の範囲内でどのようなことが実現できるのかが明確になります。また、建設費の考え方としては、建物本体の工事費だけではなく、外構工事費や付帯工事費なども含めたトータルな建設費を意識することが大切です。

建設費を安く抑えるためのもう一つの方法は、設計段階で工夫をすることです。設計の段階で、できるだけコストを抑えるような工法や材料を選択することで、建設費を削減することができます。例えば、鉄筋コンクリート造ではなく、木造にすることで、建設費を大幅に抑えることが可能です。また、材料も、できるだけ安価なものを選択することで、建設費を削減することができます。

建設費を安く抑えるためには、工事業者との交渉も重要です。工事業者と交渉することで、建設費を安く抑えるための提案を引き出すことができます。例えば、工事業者と交渉することで、材料の調達方法を工夫したり、工期を短縮したりすることで、建設費を削減することができます。

建設費の相場

建設費の相場を明確に示すことは難しいものの、おおよその目安は存在します。例えば、木造戸建て住宅の場合、延べ床面積が30坪程度で、坪単価が50万円程度であれば、建設費は約1,500万円となります。ただし、これはあくまで一例であり、実際の建設費は、土地の形状や地盤の状態、使用する材料や設備の種類、施工方法などによって大きく異なります。また、建設費は年々上昇傾向にあるため、注意が必要です。

建設費を安く抑えるためには、設計段階で工夫することが大切です。例えば、間取りをシンプルにして、無駄なスペースをなくすことで、材料費や人件費を削減することができます。また、使用する材料や設備をグレードダウンすることで、コストを節約することも可能です。工事業者との交渉も重要で、複数社から見積もりを取って、比較検討することで、よりお得な条件で契約することができます。