知ってて役立つ建築用語『漏電遮断器』
建築物研究家
漏電遮断器とは、どんな装置のことを指すかな?
建築を知りたい
漏電遮断器とは、屋内の低圧電路が地絡した際に、回路を自動的に遮断する装置のことです。
建築物研究家
漏電遮断器には、過電流や短絡時に回路を遮断する機能もあるよ。
建築を知りたい
漏電遮断器は、感電を防止するために設けられている装置なんですね。
漏電遮断器とは。
漏電遮断器とは、屋内の低圧電路が地絡した際に、回路を自動的に遮断する装置のことです。漏電ブレーカーとも呼ばれ、ELB、ELCBと略されます。
通常の配線用ブレーカーは、配線の過負荷や短絡による過電流から回路を保護しています。一方、漏電ブレーカーは地絡による感電を防止する目的で設けられています。
配線用のブレーカーはMCCBと呼ばれます。ただし、多くの漏電ブレーカーには過電流や短絡時に回路を遮断する機能もついています。そのため、配線用のブレーカーと明確な区別があるというよりは、漏電保護機能が付加されたブレーカーのことを漏電遮断器と呼ぶことが多いです。
日本では電流動作形が採用されています。
漏電遮断器を付けることで、地絡による感電を防ぐことができます。また、電気器具の外箱にアースを付けることで、より確実に漏電による感電を防ぐことができます。
漏電遮断器とは?
漏電遮断器とは、屋内の低圧電路が地楽した際に、回路を自動的に遮断する装置のことです。 漏電ブレーカーとも呼ばれ、ELB、ELCBと略されます。通常の配線用ブレーカーが配線の過負荷や短絡による過電流から回路を保護しているのに対して、漏電ブレーカーは地絡による感電を防止する目的で設けられています。 配線用のブレーカーはMCCBと呼びます。ただし、多くの漏電ブレーカーには過電流や短絡時に回路を遮断する機能もついていて、配線用のブレーカーと明確な区別があるというよりは漏電保護機能が付加されたブレーカーのことをさすことが多いです。 日本では電流動作形が採用されています。また、漏電遮断器を付ける他、電気器具の外箱にアースを付けることで、より確実に漏電による感電を防ぐことができます。
漏電遮断器の役割
漏電遮断器は、電気回路において、地絡(アースとの接触による短絡)が発生した際に、回路を自動的に遮断する装置です。 漏電による感電を防止することが目的です。漏電遮断器は、配線用ブレーカーと異なり、地絡による感電を防止する機能に特化しています。
漏電遮断器は、多くの場合、配線用ブレーカーと同様に、過電流や短絡時に回路を遮断する機能も備えています。そのため、配線用ブレーカーと漏電遮断器の区別は明確ではありません。しかし、漏電保護機能が付加されたブレーカーを漏電遮断器と呼ぶことが多いです。
漏電遮断器の仕組み
漏電遮断器は、電路に流れる漏れ電流(漏洩電流)を検知し、漏洩電流が一定の値を超えた場合に回路を自動的に遮断する装置です。家庭やオフィスなどの屋内配線に設置され、漏電による感電や火災を防ぐ役割を果たしています。
漏電遮断器は、主に漏洩電流検出コイル、漏洩電流増幅器、比較器、遮断器の4つの部分で構成されています。漏洩電流検出コイルは、電路に流れる電流を検出します。漏洩電流増幅器は、漏洩電流を一定の値まで増幅します。比較器は、増幅された漏洩電流と設定された基準値を比較し、漏洩電流が基準値を超えた場合に遮断器を作動させます。遮断器は、電路を遮断して漏洩電流を遮断します。
漏電遮断器は、漏洩電流を検出することで漏電を防止する装置です。漏洩電流とは、本来の電流経路から漏れ出る電流のことです。漏洩電流は、電線の被覆が破損したり、電気器具の絶縁が劣化した場合などに発生します。漏洩電流が人体に流れると、感電事故が発生するおそれがあります。漏電遮断器は、漏洩電流を検出することで、漏電事故を防止します。
漏電遮断器の種類
漏電遮断器の種類
漏電遮断器は、主に電流動作形と電圧動作形に分類されます。
電流動作形は、漏電電流を検知して動作する方式で、一般住宅や店舗など、小規模な建物や施設で使用されています。漏れた電流が設定値を超えると、回路を遮断します。
電圧動作形は、漏電による電圧の変化を検知して動作する方式で、大規模な建物や施設で使用されています。漏れた電流が設定値を超え、電圧が低下すると、回路を遮断します。
また、漏電遮断器には、単相式と三相式があります。単相式は、単相の回路に使用する漏電遮断器で、一般住宅や小規模な店舗で使用されています。三相式は、三相の回路に使用する漏電遮断器で、大規模な建物や施設で使用されています。
漏電遮断器の設置場所
漏電遮断器は、屋外では設置しません。屋外では、雨や雪、砂埃などの影響を受けやすいので、漏電遮断器が誤作動を起こす可能性が高くなります。また、屋外に漏電遮断器を設置すると、落雷などの影響で漏電遮断器が故障する可能性もあります。
漏電遮断器は、屋内の、水がかからない場所に取り付けましょう。例えば、屋内の壁面や柱、天井裏などです。漏電遮断器は、目視で確認しやすい場所に設置しましょう。漏電遮断器が誤作動を起こしたときや、漏電遮断器の点検をするときに、漏電遮断器がどこにあるかすぐにわかるようにしておく必要があります。漏電遮断器は、漏電事故のリスクが高い場所に設置しましょう。例えば、キッチン、浴室、脱衣所、ベランダなどです。これらの場所は、水を使うことが多く、漏電事故が発生しやすい場所です。漏電遮断器を設置することで、漏電事故による感電を防ぐことができます。