建築用語『水噴霧消火設備』とその仕組み

建築用語『水噴霧消火設備』とその仕組み

水噴霧消火設備とは

水噴霧消火設備とは、スプリンクラーのように散水して消火する設備のことです。噴霧ヘッドから放射状に散水することで、火を包んで消火することを目的としています。スプリンクラーと比べて、水噴霧消火設備は散水される粒が小さく細かいのが特徴です。これによって、水分を急激に蒸発させることができるようになり、気化熱の効果によって火災時に発生する熱を奪い取り冷却することができるのです。また、噴霧することによって、水蒸気も発生させることができ、燃え続けるためになくてはならない酸素も遮断する役目もあります。一般的なスプリンクラーよりも水圧を高めてあるだけではなく、ヘッド部分も異なるものを使用しているのが特徴です。

水噴霧消火設備の仕組み

水噴霧消火設備は、火災を消火するために水噴霧を放出する消火設備です。 火災が発生すると、火災報知器が作動し、水噴霧消火設備が起動します。水噴霧消火設備は、高圧の水を噴射して消火活動を行います。水噴霧は、火を包み込んで消火します。また、蒸気ガス化することで熱を奪い、消火活動を支援します。水噴霧消火設備は、スプリンクラーとよく似ていますが、水噴霧消火設備は、スプリンクラーよりも水圧が高く、水滴が細かいのが特徴です。これにより、水噴霧消火設備は、スプリンクラーよりも消火力が強く、火災を素早く消火することができます。

水噴霧消火設備の特徴

水噴霧消火設備の特徴

水噴霧消火設備は、スプリンクラーのように散水して消火する設備だが、散水される粒が小さく細かい。これにより、水分を急激に蒸発させることができ、気化熱の効果によって火災時に発生する熱を奪い取り冷却することができる。また、噴霧することによって、水蒸気も発生させることができ、燃え続けるためになくてはならない酸素も遮断する役目もある。また、一般的なスプリンクラーよりも水圧を高めてあるだけではなく、ヘッド部分も異なるものを使用しているのが特徴だ。

水噴霧消火設備のメリット・デメリット

水噴霧消火設備のメリットとしては、消火スピードが速いことや、消火剤にかかる費用が安く抑えられること、初期投資や維持費が少ないこと、環境負荷が低いことなどが挙げられます。

水噴霧消火設備のデメリットとしては、火災発生時に水蒸気が発生して視界が悪くなること、水蒸気によって電気機器が故障する可能性があること、空間全体に水が広がるので片付けが大変なことなどがあります。

水噴霧消火設備の導入事例

水噴霧消火設備は、さまざまな施設で導入されています。例えば、ホテルやオフィスビル、商業施設、倉庫、工場などです。また、病院や学校、幼稚園、老人ホームなどの公共施設でも導入されています。水噴霧消火設備は、火災発生時に自動的に作動し、火を素早く消し止めることができます。また、水蒸気を発生させることで、燃焼に必要な酸素を奪い、火災の拡大を防ぐことができます。さらに、水噴霧消火設備は、水圧を高くしてあるため、広い範囲に散水することができます。そのため、大規模な火災にも対応することができます。