建築用語『付着強度』を解説

建築物研究家
建築用語『付着強度』について説明します。付着強度とは、コンクリートに埋め込んだ鉄筋やPC鋼材などが引き抜こうとしたときに、どれぐらい耐えられるかを示す強度のことです。

建築を知りたい
付着強度って、コンクリートと鉄筋の接着の強さのことですか?

建築物研究家
そうです。鉄筋は、コンクリートではないため、一体になることはありません。そのため、異形筋を使い、力に耐えられるようにしています。

建築を知りたい
異形筋を使うことで、付着強度が上がるんですね。勉強になりました!
付着強度とは。
付着強度とは、コンクリートに埋め込まれた鉄筋やPC鋼材などの引き抜きに対する抵抗力を示す強度のことです。これは、鉄筋とコンクリートの固い付着を示しています。鉄筋は、コンクリートとは異なる素材であり、一体になることはありません。そのため、異形筋を使い、力に耐えられるようにしています。この、鉄筋とコンクリートの最大限の摩擦抵抗を付着強度と言います。
コンクリートは、水和反応によって硬化する材料です。このとき、水は蒸発して体積が収縮するため、鉄筋を拘束して付着強度を生み出していると考えられています。異形筋は、それまでの丸鋼では表面が滑らかすぎて強度が発揮できなかったため、採用されたものです。また、鉄筋の太さによっても付着強度は変化します。
付着強度とは

付着強度とは、コンクリートに埋め込んだ鉄筋やPC鋼材などが引き抜こうとしたときに、どれぐらい耐えられるかを示す強度のことである。これによりどれほど固く付着しているかを知ることができる。
鉄筋は、コンクリートとは異なる素材であるため、一体になることはできない。そのため、異形筋を使い、力に耐えられるようにしている。
この最大限の抵抗を付着強度と言う。
コンクリートは、水和反応によって硬化することになる。水は蒸発していくため、体積が収縮することになるが、これが鉄筋を拘束し付着強度として表れると考えられる。
異形筋になったのも、それまでの丸鋼では表面が滑ってしまい、強度を発生させることができたためである。
他にも太さなどでも変化していく数値となる。
付着強度を発揮する鉄筋

付着強度を発揮する鉄筋
鉄筋は、コンクリートに埋め込まれており、コンクリートの強度を高める役割を果たしています。鉄筋は、コンクリートと一体になることはなく、異形筋と呼ばれる表面に突起のある鉄筋を用いて、コンクリートとの付着強度を高めています。付着強度は、鉄筋がコンクリートから引き抜かれる際にどれだけの耐性があるかを示す指標です。
付着強度を高めるためには、鉄筋の表面積を大きくすることが重要です。そのため、異形筋は、表面に突起があることで、コンクリートとの接触面積が大きくなり、付着強度が高まります。また、鉄筋の太さも付着強度に影響を与えます。鉄筋が太くなるほど、コンクリートとの接触面積が大きくなり、付着強度が高まります。
さらに、コンクリートの強度も付着強度に影響を与えます。コンクリートの強度が高いほど、鉄筋との付着強度も高くなります。これは、コンクリートが鉄筋をより強く拘束することができるためです。
付着強度に影響を与える要素

付着強度にはさまざまな要素が影響します。最も重要な要素は鉄筋の形状です。異形鉄筋は、表面に突起があるため、コンクリートと密着しやすく、付着強度が高くなります。また、鉄筋の太さや長さも付着強度に影響します。太い鉄筋や長い鉄筋は、細い鉄筋や短い鉄筋よりも付着強度が高くなります。最後に、コンクリートの種類も付着強度に影響します。高強度コンクリートは、通常のコンクリートよりも付着強度が高くなります。
付着強度試験

付着強度試験とは、コンクリートに埋め込まれた鉄筋やPC鋼材の付着強度を測定する試験のことです。付着強度試験は、コンクリートと鉄筋の付着強度を評価するために実施されます。付着強度試験は、コンクリートが硬化した後に行われます。試験方法は、コンクリートに埋め込まれた鉄筋やPC鋼材に荷重をかけて、その荷重がどれだけの大きさになるまで鉄筋やPC鋼材が引き抜かれないかを測定します。測定された荷重が、付着強度として表されます。付着強度試験の結果は、コンクリートと鉄筋の付着強度を評価するために使用されます。
付着強度の向上方法

付着強度の向上方法
付着強度を向上させる方法はいくつかあります。まずひとつは、コンクリートの品質を良くすることです。コンクリートの品質は、配合や施工方法によって決まります。コンクリートの配合を適切に行い、丁寧に施工することで、付着強度を向上させることができます。
次に、鉄筋の表面にリブをつける方法があります。リブをつけると、鉄筋とコンクリートの接触面積が増え、付着強度を向上させることができます。また、リブをつけると、鉄筋とコンクリートの間に機械的なかみ合いが生じ、付着強度をさらに向上させることができます。
さらに、鉄筋とコンクリートの間に接着剤を使う方法もあります。接着剤を使うことで、鉄筋とコンクリートを強固に接着して、付着強度を向上させることができます。
これらの方法を組み合わせることで、付着強度をさらに向上させることができます。
