鮟鱇 – 使われなくなった建築用語

鮟鱇 – 使われなくなった建築用語

建築物研究家

鮟鱇という建築用語を知っていますか?

建築を知りたい

鮟鱇?聞いたことがないです。

建築物研究家

鮟鱇とは、雨どいに使われる部材で、竪樋と軒樋を繋ぐ部分のことです。

建築を知りたい

竪樋と軒樋を繋ぐ部分ですか。なんとなくイメージできました。

鮟鱇とは。

「鮟鱇」とは、雨どいの部材のことです。竪樋と軒樋をつなぐ部分にあり、集水的な役割を果たしています。魚のアンコウをさばくとき、体がやわらかく包丁を入れにくいことから吊して口から水を入れてさばきますが、この時の姿に似ていることから「鮟鱇」と呼ばれるようになりました。

もともと、雨どいは鋼材やトタンで作られていましたが、竪樋と軒樋を一体化して作ることはできず、接続部材として「鮟鱇」が重要な役割を果たしていました。そのため、板金職人にとっては腕を発揮できる部分でもあり、様々な装飾が施されていました。

しかし、軒樋から直結できるようになったことからほとんど見かけられなくなり、「鮟鱇」とも呼ばれなくなりました。現在は、集水器や集水桝と言う方が一般化しています。

鮟鱇の歴史

鮟鱇の歴史

鮟鱇の歴史

鮟鱇は、雨どいに使われる部材のひとつで、竪樋と軒樋を繋ぐ部分のことである。集水的な役割を果たしており、魚のアンコウをさばくとき、体がやわらかく包丁を入れにくいことから吊して口から水を入れてさばくが、このときの姿に似ていることから鮟鱇と呼ばれるようになった。

もともと、樋は鋼材やトタンで作られてきたが、竪樋と軒樋を一体化して作ることはできないため、接続部材として鮟鱇が重要な意味を持っていた。そのため、板金職人にとっては腕を発揮できる部分でもあり、様々な装飾までされていた。

しかし、軒樋から直結できるようになってからはほとんど見かけられなくなり、鮟鱇とも呼ばれなくなった。

現在では見られなくなった理由

現在では見られなくなった理由

竪樋と軒樋を一体化して作ることはできないため、接続部材として鮟鱇が重要な意味を持っていました。また、板金職人にとっては腕を発揮できる部分でもあり、様々な装飾までされていたと言います。しかし、軒樋から直結できるようになってからはほとんど見かけられなくなり、鮟鱇とも呼ばれていないと言います。現在では、集水器や集水桝と言う方が一般化しているとのことです。

集水器や集水桝という呼び名が一般的になった理由

集水器や集水桝という呼び名が一般的になった理由

軒樋から直結できるようになったことで、アンコウと呼ばれる部材はほとんど見かけられなくなり、アンコウとも呼ばれなくなりました。現在では、集水器や集水桝と言う呼び名の方が一般化しています。その理由は、これらの呼び方がよりわかりやすく、部材の機能を明確に表しているからです。集水器は、雨水を集めて貯めるための装置、集水桝は、雨水を排水路に流すための装置です。アンコウという呼び名は、魚のアンコウに似ていることから名付けられたもので、その由来はあまり知られていません。また、アンコウという呼び名は、部材の機能を明確に表しているとは言えません。そのため、集水器や集水桝と言う呼び名が一般化しているのです。