すりガラスについて知りたい!

すりガラスについて知りたい!

建築物研究家

“すりガラス”とは、どのように加工されたガラスのことでしょうか?

建築を知りたい

“すりガラス”とは、透明なガラスの片面を金剛砂などでサンドブラスト処理を施し、表面に細かい傷を付けて不透明に加工したガラスのことです。

建築物研究家

“すりガラス”は、和建築の障子扉のガラス部分や、目隠しをしたい場所のガラスとして使われることが多いですが、近年では汚れが付きやすく落ちにくいという欠点から、代わりに”フロストガラス”が使われることが多くなっているそうですね。

建築を知りたい

それは知りたいですが、”すりガラス”と”フロストガラス”の違いについて詳しく教えていただけますか?

すりガラスとは。

すりガラスとは、ガラスの片面に金剛砂などでサンドブラスト処理を施して、表面に細かい傷を付けて不透明に加工したガラスのことです。すり板ガラス、つや消しガラス、くもりガラスとも呼ばれます。障子扉のガラス部分や、目隠しをしたい場所のガラスとして使われることが多いです。すりガラスの表面はざらざらしていて、反対側はつるつるしています。

すりガラスのざらざらした面は、汚れが付きやすく落ちにくいという欠点があります。そのため、最近ではすりガラスよりもフロストガラスが使われることが多くなっています。フロストガラスは、サンドブラスト処理をしたあとに表面を化学薬品で加工したガラスです。すりガラスと見た目は同じように見えますが、すりガラスの傷面は水で濡らすと透明になるのに対して、フロストガラスは透明になりません。

すりガラスとは?

すりガラスとは?

すりガラスとは、透明なガラスの片面を金剛砂などでサンドブラスト処理を施し、表面に細かい傷を付けて不透明に加工したガラスのことである。すり板ガラス、つや消しガラス、くもりガラスとも言う。和建築の障子扉のガラス部分や、目隠しをしたい場所のガラスとして使われる。傷を付けた面はざらざらしており、反対の面はつるっとしている。すりガラスのざらざらした面は、手垢などの汚れが付きやすく落ちにくい欠点がある。このため使われることが少なくなり、代わりにフロストガラスが使われることが多くなっている。フロストガラスは、サンドブラスト処理をしたあとに表面を化学薬品で加工したガラスである。すりガラスと見た目は同じように見えるが、すりガラスの傷面は水で濡らすと透明になるのに対し、フロストガラスは透明にならない。

すりガラスの種類

すりガラスの種類

すりガラスの種類には、大きく分けて3つの種類があります。1つ目は、「型板ガラス」です。型板ガラスは、ガラスを製造する際に金型を使用します。これにより、ガラスの表面に模様をつけることができます。型板ガラスは、目隠しをしたい場所のガラスとして使用されることが多いです。2つ目は、「サンドブラストガラス」です。サンドブラストガラスは、ガラスの表面を金剛砂などの研磨剤で研磨して、表面に細かい傷を付けて不透明にします。サンドブラストガラスは、すりガラスの一種ですが、型板ガラスよりも透明度が高いです。そのため、窓ガラスとして使用されることが多いです。3つ目は、「フロストガラス」です。フロストガラスは、ガラスの表面を化学薬品で処理して、表面に細かい傷を付けて不透明にします。フロストガラスは、すりガラスの一種ですが、サンドブラストガラスよりも透明度が低いです。そのため、目隠しをしたい場所のガラスとして使用されることが多いです。

すりガラスのメリット・デメリット

すりガラスのメリット・デメリット

すりガラスのメリット・デメリット

すりガラスは、透明なガラスの片面の表面に細かい傷を付けて不透明に加工したガラスで、傷を付けた面はざらざらしており、反対の面はつるっとしている。スリ板ガラス、つや消しガラス、くもりガラスとも呼ばれる。和建築の障子扉のガラス部分や、目隠しをしたい場所のガラスとして使われることが多い。

すりガラスのメリットは、目隠し効果があることや、光を柔らかく拡散させることができることである。また、傷を付けた面は、反対の面より汚れが目立ちにくいという特徴がある。しかし、すりガラスのデメリットは、傷を付けた面がざらざらしており、手垢などの汚れが付きやすく落ちにくいことである。さらに、ガラスの透明感が失われ、視界が悪くなることがある。

フロストガラス

フロストガラスは、サンドブラスト処理をしたあとに表面を化学薬品で加工したガラスである。すりガラスと見た目は同じように見えるが、すりガラスの傷面は水で濡らすと透明になるのに対し、フロストガラスは透明にならない。フロストガラスのメリットは、すりガラスよりも汚れが目立ちにくく、透明感が失われにくいことである。また、フロストガラスは、すりガラスよりも傷がつきにくいという特徴がある。しかし、フロストガラスのデメリットは、すりガラスよりもコストがかかることである。

すりガラスの用途

すりガラスの用途

すりガラスの用途は、和建築の障子扉のガラス部分や、目隠しをしたい場所のガラスとして使われる。すりガラスは、透明なガラスの片面を金剛砂などでサンドブラスト処理を施し、表面に細かい傷を付けて不透明に加工したガラスのことである。そのため、光を柔らかく拡散させる効果があり、落ち着いた雰囲気を演出することができる。また、目隠し効果もあるため、浴室やトイレなどの窓ガラスに使用されることが多い。

しかし、すりガラスのざらざらした面は、手垢などの汚れが付きやすく落ちにくい欠点がある。このため、近年ではフロストガラスが使われることが多くなっている。フロストガラスは、すりガラスと見た目は同じように見えるが、表面を化学薬品で加工したガラスである。そのため、すりガラスの傷面は水で濡らすと透明になるのに対し、フロストガラスは透明にならない。

すりガラスのお手入れ方法

すりガラスのお手入れ方法

すりガラスのお手入れ方法
すりガラスは水や汚れに弱い性質を持つため、お手入れの方法には注意が必要です。まず、埃や汚れを落とすときは、柔らかい布やブラシを使って優しく拭いてください。強くこすると、すりガラスの表面を傷つけてしまう可能性があります。また、水拭きは避けて、乾拭きするようにしましょう。濡れた布で拭くと、水垢が残ってしまったり、すりガラスが曇ってしまったりする原因になります。

もしすりガラスに汚れが頑固に付着してしまった場合は、中性洗剤を薄めた水で拭いてみてください。洗剤を使う場合は、すすぎを十分に行ってください。また、酸性の洗剤はすりガラスを傷める可能性があるので、使用しないでください。すりガラスの輝きを保つためには、定期的にメンテナンスすることが大切です。お手入れの際には、優しい方法で行い、汚れや水垢が残らないように注意しましょう。