ペイズリーとは?建築用語の意味や由来
建築物研究家
ペイズリーとは、様々な装飾に用いられているデザインのことです。松かさをもとにしているという説もありますが、はっきりとした由来はわかっていません。日本では形状が似ていることから勾玉模様と呼ばれることが多いです。
建築を知りたい
ペイズリーは、複雑な曲線的なデザインで、様々な素材にもマッチしやすいですよね。
建築物研究家
そうですね。ペイズリーは、その複雑さゆえに、復元不可能とも言われるものもあるほどです。
建築を知りたい
ペイズリーは、とても奥深いデザインですね。
ペイズリーとは。
ペイズリーとは、松ぼっくりをモチーフにしたという説もある、植物を象った装飾的な模様のことです。カーブした羽のように見えることから、そのように見えるデザインもあります。また、強風に曲がってしまった糸杉がモチーフという説もあり、様々な説があります。19世紀のスコットランドの中心だったペイズリーで量産されるようになったことから、その名が付けられたという説もあります。日本では、形状が勾玉に似ていることから、勾玉模様と呼ばれることが多いです。ペルシャが起源という説もあり、インドで発展してからイギリスに入ってきたとも考えられています。曲線的なデザインなので、さまざまな素材に合わせやすいのが特徴です。非常に複雑に作られたペイズリー柄もあり、復元が不可能と言われるものもあります。
ペイズリーの歴史と由来
ペイズリーの歴史と由来
ペイズリー柄の起源は古く、様々な説がある。 ペルシャ起源説があり、インドで発展してからイギリスに入ってきたという説もある。また、松かさをもとにしているという説、カーブした羽のように見える説、強風で曲がってしまった糸杉をモチーフにした説などがある。名称の由来も、19世紀のスコットランドの中心だったペイズリーで量産されるようになったことから名付けられたという説が有力である。日本では、形状が似ていることから勾玉模様と呼ばれることが多い。
ペイズリー柄の応用例
ペイズリー柄は、様々な分野で応用されています。 ファッションでは、洋服やスカーフ、ネクタイなどに用いられることが多いです。家具やインテリアでは、カーテンやクッション、壁紙などに使用されます。また、食器や雑貨などにもペイズリー柄がデザインされているものがあります。ペイズリー柄は、その曲線的なデザインや複雑化した輪郭から、様々な素材やアイテムにマッチしやすいという特徴があります。また、ペイズリー柄は、華やかで上品な印象を与えることから、フォーマルなシーンでも用いられます。
建築におけるペイズリー柄
建築におけるペイズリー柄は、その複雑な形状と曲線的なデザインから、さまざまな素材やスタイルにマッチする装飾として人気があります。ペイズリー柄は、壁紙、ファブリック、タイルなど、さまざまな素材に使用することができ、また、伝統的なものから現代的なものまで、さまざまなスタイルの建築物に取り入れることができます。
ペイズリー柄は、その華やかな見た目から、商業施設やホテル、レストランなどの公共施設によく使用されます。また、個人住宅のリビングやダイニング、寝室などにもアクセントとして取り入れることができます。ペイズリー柄は、比較的安価で入手しやすい素材であり、DIYでも簡単に取り入れることができるので、セルフリノベーションにもおすすめです。
ペイズリー柄を取り入れる際には、その色や柄を慎重に選ぶ必要があります。ペイズリー柄は、その複雑な形状から、色や柄によっては目立ちすぎてしまうことがあります。そのため、壁や床などの大きな面積に使用する場合には、落ち着いた色や柄を選ぶのが良いでしょう。また、家具や小物などの小面積に使用する場合には、華やかな色や柄を選んでも良いでしょう。
ペイズリー柄を使用した建築物
ペイズリー柄は、その複雑なデザインと曲線的な輪郭が特徴的な模様です。ペイズリー柄を使用した建築物は、その装飾的な外観で人々を魅了し続けており、世界各地に存在します。最も有名なペイズリー柄を使用した建築物の1つは、イギリスのロンドンにあるヴィクトリア・アンド・アルバート博物館です。この博物館は、19世紀に建てられたもので、その外壁にはペイズリー柄の装飾が施されています。他にも、ペイズリー柄を使用した建築物としては、スコットランドのエディンバラ城やインドのタージ・マハルなどがあります。これらの建築物は、ペイズリー柄の装飾によって、より華やかで優美な雰囲気を醸し出しています。