錆び御影石の魅力と活用方法
建築を知りたい
錆び御影石ってどういう岩ですか?
建築物研究家
錆び御影石は、風化する途上にある御影石のことです。薄茶色の色むらが現れるのが特徴です。
建築を知りたい
御影石ってどんな岩ですか?
建築物研究家
御影石は、花崗岩のことです。産出量が多く、耐久性に優れています。
錆び御影石とは。
「錆び御影石」とは、風化が進む途中の状態にある御影石のことです。表面に薄茶色の色ムラが現れ、それがサビに似ていることから「錆び御影石」と呼ばれています。御影石は花崗岩の一種で、産出量が多く耐久性にも優れています。
「錆び御影石」は「錆石」や「錆び花崗岩」とも呼ばれます。いずれも酸化鉄を含んでおり、沈殿して生成されたものです。酸化鉄はチタン系の鉄鉱石のため、磁鉄鉱ではありません。
恵那市蛭川町から産出される「恵那錆石」は、「蛭川御影」とも呼ばれます。「恵那錆石」は、鉄分を含んだ地下水が染み込んで形成されたもので、黒雲母に含まれるアルカリ長石に由来するため、その周辺からサビが出てきます。
「錆び御影石」は色ムラが大きく、風化が進行しているため、強度が低いものが多いです。
錆び御影石とは何か
錆び御影石とは、風化する途上にある御影石の一種です。御影石は、花崗岩のことで、産出量が多く耐久性にも優れています。錆び御影石は、薄茶色の色むらが現れるのが特徴で、これがサビに似ていることからその名がつきました。錆び御影石は、錆石と呼ばれることも多く、錆び花崗岩も同様のものです。
錆び御影石は酸化鉄を含んでおり、沈殿して生成されたものです。チタン系鉄鉱石のため磁鉄鉱ではありません。恵那錆石は、鉄分を含んだ地下水が染み込んでできあがった錆び御影石の一種です。黒雲母に含まれているアルカリ長石に由来するため、この周りからサビが出てきます。錆び御影石は、色むらが大きく、風化の途上であることから強度が低い物が多いです。
錆び御影石の活用方法
錆び御影石は、その独特の風合いで、古くから建築資材として使用されてきました。特に、神社仏閣や公共施設などの威厳のある建物に多く使われています。また、最近では、住宅や店舗などの民間建築でも、錆び御影石を用いたデザインが増えてきています。
錆び御影石は、その耐久性と耐火性に優れているため、外壁や床材、石畳など、さまざまな用途に使用することができます。また、色むらが大きく、風化の途上であることから、自然な風合いを演出することができます。
錆び御影石を使用した建築物は、長年かけて風化し、より味わい深い表情を見せてくれます。そのため、古くから大切に受け継がれてきた歴史的建造物も多く見られます。
錆び御影石の産地
錆び御影石の産地は、国内外に多く存在します。国内では、岐阜県恵那市蛭川地区が有名で、恵那錆石と呼ばれています。恵那錆石は、鉄分を含んだ地下水が染み込んでできあがったもので、黒雲母に含まれているアルカリ長石に由来するため、この周りから錆が出てきます。色むらが大きく、風化の途上であることから強度が低い物が多いのが特徴です。
海外では、インドやブラジルなどが主な産地です。インド産の錆び御影石は、赤褐色の色合いが特徴的で、ブラジル産の錆び御影石は、ピンク色の色合いが特徴的です。いずれも、国内産のものよりも安価で流通しており、幅広く使用されています。
錆び御影石のメンテナンス
錆び御影石のメンテナンス
錆び御影石は、耐久性がある素材ですが、経年劣化によってサビが発生することがあります。サビは、石の表面に鉄分が染み出して固まったもので、放っておくと石を劣化させる原因となります。
そこで、錆び御影石のメンテナンスとして、定期的にサビを落とす必要があります。サビ落としには、専用の洗浄剤や研磨剤を使用すると効果的です。
また、サビを防ぐために、石の表面にコーティング剤を塗布することも有効です。コーティング剤は、石の表面に保護膜を形成して、サビを寄せ付けにくくします。
錆び御影石のメンテナンスを定期的に行うことで、石の美観を保ち、耐久性を維持することができます。