無釉タイルとは?特徴や種類、使い方を解説
建築物研究家
『無釉タイル』とは、タイルの表面に釉薬をかけないで製造されたタイルのことです。釉薬とは、粘土や灰を水に混ぜた液体で、高温で焼き上げるとガラス質となるものです。無釉タイルに対して、釉薬をかけてつるっとした表面のタイルのことを、施釉タイルと言います。
建築を知りたい
無釉タイルの色は何で決まるのですか?
建築物研究家
無釉タイルの色は、粘土自体に含まれる鉄分などの原料その物と、白地の素地に顔料を混ぜ込んで着色した物があります。また、その中間のような物もありますが、施釉タイルに比べて色は少なめです。
建築を知りたい
なるほど、無釉タイルは素焼きのざらざらとした材質感が特徴なんですね。
無釉タイルとは。
無釉タイルとは、その名の通り、タイルの表面に釉薬をかけないで製造されたタイルのこと。釉薬とは、粘土や灰を水に混ぜた液体で、高温で焼き上げるとガラス質となるものだ。無釉タイルに対して、釉薬をかけてつるっとした表面のタイルのことを、施釉タイルと言う。
無釉タイルの色は、粘土自体に含まれる鉄分など、原料そのものの色と、白地の素地に顔料を混ぜ込んで着色したものがある。また、その中間のようなものもあるが、施釉タイルに比べて色は少なめである。
施釉タイルのつるつるとした質感とは対照的に、無釉タイルは素焼きのざらざらとした材質感が特徴だ。そのため、滑りにくい特徴を生かして、屋外のアプローチや玄関のたたきなどで使用される。
無釉タイルの特徴
無釉タイルの特徴
無釉タイルは、釉薬をかけずに製造されたタイルです。釉薬とは、粘土や灰を水に混ぜた液体で、高温で焼き上げるとガラス質となります。無釉タイルは、施釉タイルに比べて色数が少なく、素焼きのざらざらとした材質感が特徴です。そのため、滑りにくいという特徴を生かして、屋外のアプローチや玄関のたたきなどで使用されることが多いです。また、無釉タイルは、素朴で自然な風合いがあるため、和風や洋風など、どのようなテイストの建物にもマッチします。無釉タイルは、耐久性に優れており、長年使用しても美しさを保つことができます。
無釉タイルの種類
無釉タイルの種類
無釉タイルには、大きく分けて2種類あります。1つは、粘土自体に含まれる鉄分などの原料その物で着色されたもの。もう1つは、白地の素地に顔料を混ぜ込んで着色されたものです。また、その中間のようなものもあります。無釉タイルは、施釉タイルに比べて色が少なめですが、素焼きのざらざらとした材質感が特徴です。そのため、滑りにくい特徴を生かして、屋外のアプローチや玄関のたたきなどで使用されます。
無釉タイルの使い方
無釉タイルの使い方
無釉タイルは、滑りにくい特徴を生かして、屋外のアプローチや玄関のたたきなどで使用されることが多いです。また、その素焼きのざらざらとした材質感を生かして、テラスやパティオ、ガーデンなどのエクステリアにも人気があります。
さらに、最近では、無釉タイルを内装に使用することも増えてきています。例えば、キッチンのバックパネルや、洗面所の床、リビングルームの壁などに使用することで、ナチュラルで温かみのある空間を演出することができます。
無釉タイルは、そのシンプルな美しさゆえに、さまざまなシーンで使用することができます。ぜひ、あなたの家の内外で、無釉タイルの魅力を体験してみてください。
無釉タイルのメリット・デメリット
無釉タイルのメリット・デメリット
無釉タイルは、釉薬をかけずに製造されるタイルのため、素焼きのざらざらとした質感と、淡い色合いが特徴です。
メリットとしては、次の点が挙げられます。
・滑りにくい
・耐久性が高い
・価格が安い
デメリットとしては、次の点が挙げられます。
・汚れやすい
・色やデザインのバリエーションが少ない
・素焼きの性質上、吸水性が高く水染みができる
無釉タイルは、屋外のアプローチや玄関のたたき、店舗や公共施設の床など、滑りにくいことが求められる場所に向いています。また、耐久性が高いため、長期間使用することができます。しかし、汚れやすく、色やデザインのバリエーションが少ないため、場所や用途に合わせて選ぶことが大切です。